スパークス・グループJP:8739

時価総額
¥752億
PER
12.7倍
資産運用業を中核に、日本株式、再生可能エネルギー発電事業、未公開株式の運用、不動産及び再生可能エネルギー発電事業の安定稼動フェーズへの投資、韓国株式、アジア株式の調査・運用を展開。

沿革

1988年6月

虎ノ門投資顧問㈱として東京都港区に設立。

1988年11月

「有価証券に係る投資顧問業の規制等に関する法律」に基づき投資顧問業者登録(関東財務局第364号)。

1989年7月

スパークス投資顧問㈱へ商号を変更し、投資顧問業務を開始。

1993年10月

スイスに欧州におけるマーケティング活動を目的としたSPARX Finance S.A.を設立。

1994年7月

米国に投資顧問業務を目的とした米国証券取引委員会(SEC)登録投資顧問会社SPARX
Investment & Research, USA, Inc.を設立。

1996年1月

米国に海外ファンドの管理業務を目的としたSPARX Fund Services,Inc.を設立。

1996年12月

英領バミューダに欧米の投資家向けオフショア・ファンドの運用・管理を目的とした
SPARX Overseas Ltd.を設立。

1997年2月

スパークス投資顧問㈱が投資一任契約に係る業務の認可を取得(大蔵大臣第191号(認可取得時))。

1998年5月

国内マーケティングを目的としたスパークス証券㈱を設立。

証券第1号、2号、及び4号免許を取得(大蔵大臣第10082号(認可取得時))。

(同年12月、証券取引法第28条に基づく証券業登録)

2000年3月

スパークス投資顧問㈱が証券投資信託委託業の認可を取得(金融再生委員会第24号(認可取得時))。

スパークス・アセット・マネジメント投信㈱へ商号を変更し、本社を東京都品川区大崎へ移転。

2001年12月

スパークス・アセット・マネジメント投信㈱が日本証券業協会に店頭登録。

2002年10月

SPARX Investment & Research, USA, Inc.が米国内での投資顧問業務を目的として米国証券取引委員会(SEC)に再登録(同社本社をニューヨークへ移転)。

2004年2月

欧州における既存・新規顧客向けにサービスを行うため、英国にSPARX Asset Management
International, Ltd.を設立。同年8月、投資顧問業務及びグループファンド等のアレンジメント業務の認可を取得し、業務開始。

2004年6月

米国内でファンドの販売を行うSPARX Securities, USA, LLCを設立。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2004年12月

英国に海外子会社の管理を目的としたSPARX International, Ltd.を設立。

2005年2月

韓国のCosmo Investment Management Co., Ltd.(現 SPARX Asset Management Korea Co., Ltd.)の株式の過半数を取得。

2005年4月

香港に海外籍ファンドの管理業務等を目的としたSPARX International (Hong Kong)
Limitedを設立。同年8月、Advising on Securities, Asset Management業務の認可を取得し、業務開始。

2005年6月

業務内容の変化に伴い、SPARX Fund Services, Inc.の商号をSPARX Global Strategies,
Inc.へと変更。

2005年7月

自己資金による投資業務の展開を目的として、スパークス・キャピタル・パートナーズ㈱を設立。

2005年8月

スパークス・アセット・マネジメント投信㈱を米国の投資顧問業として、米国証券取引委員会(SEC)へ登録。

2005年9月

第一回無担保社債(社債間限定同順位特約付)を発行(発行額:50億円)。

2006年1月

韓国のCosmo Investment Management Co., Ltd.(現 SPARX Asset Management Korea Co., Ltd.)を米国の投資顧問業として、米国証券取引委員会(SEC)へ登録。

2006年6月

アジア全域を対象とした投資プラットフォームの構築を実現させるため、SPARX
International Ltd.を通じてPMA Capital Management Limited(現 SPARX Asia Capital Management Limited)の全株式を取得。

2006年10月

会社分割により持株会社体制に移行し、社名をスパークス・グループ㈱に変更するとともに、子会社であるスパークス・アセット・マネジメント㈱が、資産運用業務とそれに係わる人員及び資産等を継承。

2007年1月

グループ内における海外業務の効率化に伴い、SPARX Global Strategies, Inc.を解散することを決議。

2008年2月

グループ内における海外業務の効率化に伴い、SPARX Finance S.A.を解散することを決議。2018年10月清算結了。

2008年7月

California Public Employee's Retirement System(カリフォルニア州公務員退職年金基金)及びRelational Investors, LLCとのジョイント・ベンチャー解消に伴い、SPARX Value GP, LLCを解散することを決議。2008年12月清算結了。

2008年10月

早期退職を含む経営改革(第1次)を断行。

2008年10月

韓国のCosmo Investment Management Co., Ltd.(現 SPARX Asset Management Korea Co., Ltd.)発行済株式の9.7%を追加取得。

2008年11月

英国のSPARX Asset Management International, Ltd.の営業を停止。

2009年2月

韓国のCosmo Investment Management Co., Ltd.(現 SPARX Asset Management Korea Co., Ltd.)発行済株式の21.0%を韓国ロッテ・グループの関係会社に譲渡。

2009年2月

早期退職を含む経営改革(第2次)を断行。

2009年7月

韓国のCosmo Investment Management Co., Ltd.(現 SPARX Asset Management Korea Co., Ltd.)発行済株式の10.0%を追加取得。

2009年9月

グループ内における海外業務の効率化に伴い、SPARX Investment & Research, USA, Inc.、SPARX International, Ltd.及びSPARX Asset Management International, Ltd.を解散することを決議。2011年12月までに上記3社は清算結了。

2009年9月

米国Hennessy Advisors Inc.と米国における投資信託ビジネスの提携に関する契約を締結。

2009年12月

日本風力開発株式会社と「スマートグリッド」に関連する技術・ビジネスモデルを有する日本企業に共同で投資を行う投資事業有限責任組合設立のための契約を締結。現在は、クリーンテック投資戦略としてファンドが設立されたため、当該組合は役割を終えたとして解散。

2010年2月

韓国のCosmo Investment Management Co., Ltd.(現 SPARX Asset Management Korea Co., Ltd.)発行済株式の8.9%を韓国ロッテ・グループの関係会社に譲渡。

2010年7月

スパークス・アセット・マネジメント㈱とスパークス証券㈱が、スパークス・アセット・マネジメント㈱を存続会社として合併。

2010年8月

韓国のCosmo Investment Management Co., Ltd.(現 SPARX Asset Management Korea Co., Ltd.)発行済株式の10%を追加取得。

2010年11月

SPARX International(Hong Kong)Limitedの全株式をMCP Asset Management Co., Ltd.に譲渡。

2011年2月

スパークス・グループ㈱とスパークス・キャピタル・パートナーズ㈱が、スパークス・グループ㈱を存続会社として合併。

2011年6月

PMA Capital Management Limitedの商号をSPARX Asia Capital Management Limitedへと変更。

2011年11月

Cosmo Investment Management Co.,Ltd.が韓国投資信託委託業ライセンスを取得し、それに伴い商号をCosmo Asset Management Co., Ltd.に変更。

2012年5月

本社を東京都品川区東品川へ移転。

2012年6月

不動産関連投資ファンドビジネスへ参入。

2012年6月

東京都の官民連携インフラファンド運営事業者に選定される。

2012年8月

再生可能エネルギーにおける発電事業及びそのコンサルティング業務を行うスパークス・グリーンエナジー&テクノロジー㈱を設立。

2012年11月

Cosmo Asset Management Co., Ltd.(現 SPARX Asset Management Korea Co., Ltd.)は、本社をソウル特別市中心部の永登浦区汝矣島へ移転。

2013年11月

Cosmo Asset Management Co., Ltd.(現 SPARX Asset Management Korea Co., Ltd.)が韓国国内におけるヘッジファンドのライセンスを取得。

2014年4月

ジャパンアセットトラスト㈱の全株式を取得し、商号をスパークス・アセット・トラスト&マネジメント㈱へ変更。

2014年10月

東京都の官民連携再生可能エネルギーファンド運営事業者に選定される。

2015年2月

Cosmo Asset Management Co., Ltd.の商号をSPARX Asset Management Korea Co., Ltd.へと変更。

2015年11月

2016年6月

2017年1月

未来社会に向けたイノベーションの加速を目的とする新たな未来創生ファンドを設立。

本社を東京都港区港南へ移転。

SPARX Asset Management Korea Co., Ltd.が、本社をソウル特別市の鍾路区鍾路へ移転。

2017年11月

運転開始後のフェーズにおける投資にフォーカスした長期的に安定したキャッシュ・フローを源泉としたブラウンフィールドのファンドを設立。

2018年12月

投資事業組合財産の運用及び管理を行うスパークス・AI&テクノロジーズ・インベストメント株式会社を設立。

2018年12月

投資アドバイザリー業を行うSPARX Capital Investments,Inc.を米国に設立。2022年清算結了。

2018年12月

SPARX Asset Management Korea Co., Ltd.の持分の追加取得により100%子会社化。

2019年3月

東京証券取引所市場第一部に指定。

2019年4月

量子アニーリング技術研究開発ソリューションを提供する株式会社シグマアイに出資・参画。

2020年4月

投資事業組合財産の運用及び管理を行うスパークス・イノベーション・フォー・フューチャー株式会社を設立。

2020年6月

監査等委員会設置会社へ移行。

2020年11月

SPARX Asset Management Korea Co., Ltd.が、本社をソウル特別市の鍾路区セムナン路へ移転。

2021年4月

野村ホールディングス株式会社と非上場企業へ投資する上場投資法人を運用する野村スパークス・インベストメント株式会社を設立。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

事業内容

スパークス・グループは、資産運用業を中核とする企業集団で、日本および海外の子会社を通じて幅広い投資サービスを提供しています。同社の主な事業セグメントには、日本株式、再生可能エネルギー発電事業、未公開株式への投資が含まれます。これらのサービスは、スパークス・アセット・マネジメント株式会社やスパークス・アセット・トラスト&マネジメント株式会社をはじめとするグループ内の複数の企業によって提供されています。

同社は、投資顧問業として、投資家に対して専門的な立場から投資判断の助言を行うとともに、投資一任契約を通じて投資判断から売買発注までを一手に担います。また、投資信託委託業としては、投資家から集めた資金を有価証券に分散投資し、運用成果を投資家に配分する業務を行っています。

スパークス・グループは、創業以来、独立系投資顧問会社として、ボトムアップ・アプローチに基づく企業訪問を重視し、中小型株への投資に特化してきました。また、日本経済の構造変革を見据え、新興の成長企業やオーナー企業への投資を通じて、独創的な資産運用を展開しています。

さらに、同社はアジア地域での業務拡大を積極的に行い、韓国やアジア地域の株式を投資対象とする調査・運用を強化しています。また、不動産や再生可能エネルギー発電事業への投資、未来創生ファンドや宇宙フロンティアファンドなど、新たな成長領域への投資も積極的に行っており、多様な商品提供とバランスの取れた事業構造の確立を目指しています。

経営方針

スパークス・グループは、「世界で最も信頼、尊敬されるインベストメント・カンパニー」を目指し、独立系資産運用グループとして、革新的な投資手法の開発に努めています。同社は、投資家に真に役立つ投資インテリジェンスを提供し、満足いただける運用成果をお届けすることを基本方針としています。また、ビジネス拡大を通じて株主に満足いただける収益を産み出すこと、適切なガバナンスとコンプライアンスの態勢を維持・強化すること、有為な人材の保持、獲得と育成に努めることを方針としています。

経営戦略として、スパークス・グループは以下の4つの投資戦略を柱としています。第一に、日本株式投資戦略を強化し、「日本株ならスパークス」とのブランドを確立。第二に、OneAsia投資戦略を通じて、アジア株式運用での強化を図ります。第三に、実物資産投資戦略を展開し、再生可能エネルギー発電事業などへの投資を進めます。第四に、プライベートエクイティ投資戦略を通じて、未来創生ファンドの運用を強化し、次世代の企業成長に資する投資を実践します。

さらに、デジタル・AIのプラットフォームを前提とした新しい時代の成長領域への投資も進めており、特にエネルギー領域でのグリーン水素の製造など、具体的なビジネス創造に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、スパークス・グループは、利益成長を実現する強い体質の構築を目指しています。