MS&ADインシュアランスグループホールディングスJP:8725

時価総額
¥1.52兆
PER
9.2倍
国内外の損害保険、生命保険、金融サービス、リスクマネジメント事業を展開。

沿革

2007年8月

三井住友海上火災保険株式会社の取締役会において、単独株式移転により持株会社を設立して、グループ経営体制を強化することを決定

2008年1月

三井住友海上火災保険株式会社の臨時株主総会において、単独株式移転により当社を設立し、三井住友海上火災保険株式会社がその完全子会社になることについて決議

2008年4月

三井住友海上火災保険株式会社が単独株式移転により当社を設立

当社の普通株式を東京証券取引所市場第一部、大阪証券取引所市場第一部(2013年7月に東京証券取引所市場第一部に統合)及び名古屋証券取引所市場第一部に上場

2008年7月

 三井住友海上火災保険株式会社が保有する三井住友海上きらめき生命保険株式会社(現三井住友海上あいおい生命保険株式会社)、三井ダイレクト損害保険株式会社及び三井住友海上メットライフ生命保険株式会社(現三井住友海上プライマリー生命保険株式会社)の株式のすべてを、三井住友海上火災保険株式会社が当社に配当する方法により取得

2010年4月

 株式交換により、新たにあいおい損害保険株式会社(現あいおいニッセイ同和損害保険株式会社)及びニッセイ同和損害保険株式会社(2010年10月にあいおい損害保険株式会社との合併により消滅)が主要な連結子会社となる

 当該株式交換に伴い、あいおい生命保険株式会社(2011年10月に三井住友海上きらめき生命保険株式会社との合併により消滅)及びAioi Motor and General Insurance Company of Europe Limited(現Aioi Nissay Dowa Insurance Company of Europe SE)が主要な連結子会社となる

 当該株式交換に際し、商号を三井住友海上グループホールディングス株式会社からMS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社に変更

2011年4月

 三井住友海上プライマリー生命保険株式会社が主要な連結子会社となる

2013年9月

 三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社及び三井住友海上あいおい生命保険株式会社との間で、「機能別再編に関する合意書」を締結

2016年2月

 Amlin plc(海外事業の組織再編に伴い、2020年10月に株式のすべてを売却)が主要な連結子会社となる

2022年4月

 東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場、名古屋証券取引所市場第一部からプレミア市場に移行

事業内容

MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、複数の事業セグメントを通じて幅広いサービスを提供しています。同社グループには、国内損害保険事業、国内生命保険事業、海外事業、金融サービス事業、およびリスク関連サービス事業が含まれます。

国内損害保険事業では、三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、三井ダイレクト損害保険株式会社が主要な子会社として活動しています。これらの企業は、日本国内で損害保険サービスを提供しています。

国内生命保険事業においては、三井住友海上あいおい生命保険株式会社と三井住友海上プライマリー生命保険株式会社が、生命保険サービスを日本国内で展開しています。

海外事業は、国内損害保険子会社の海外部門と海外現地法人、および国内損害保険子会社の海外支店を通じて、世界各国で事業を営んでいます。

金融サービス事業では、三井住友DSアセットマネジメント株式会社、三井住友海上キャピタル株式会社、Leadenhall Capital Partners LLPなどが、アセットマネジメント、金融保証、確定拠出年金、ART(Alternative Risk Transfer)、個人融資関連事業、ベンチャーキャピタル事業などを手掛けています。

リスク関連サービス事業においては、MS&ADインターリスク総研株式会社がリスクマネジメント事業を展開しています。

これらの事業セグメントを通じて、MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、保険から金融サービス、リスクマネジメントに至るまで、多岐にわたるサービスを提供しています。

経営方針

MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、2022年度から2025年度までの中期経営計画を通じて、持続的成長と企業価値の向上を目指しています。同社は、IFRS純利益、修正ROE、ESRを主要な経営指標として掲げ、これらの指標に基づいた目標値を設定しています。具体的には、2025年度のIFRS純利益目標を4,700億円から5,000億円、修正ROEを10%以上、ESRを180%から250%の範囲としています。

同社グループは、「リスクソリューションのプラットフォーマーとして、社会と共に成長する」ことをテーマに掲げ、レジリエントでサステナブルな社会を支える企業グループを目指しています。この目標を達成するために、「Value(価値の創造)」「Transformation(事業の変革)」「Synergy(グループシナジーの発揮)」を基本戦略とし、これを支える基盤として「サステナビリティ」「品質」「人財」「ERM」に注力しています。

事業領域別の取り組みとして、国内損害保険事業では、特色ある3つの損害保険会社の強みを活かし、トップラインの拡大と安定的な利益の創出を目指しています。国内生命保険事業では、顧客アプローチの強化と資産形成マーケットの開拓による収益拡大を図ります。海外事業では、収益力強化の取り組みを進め、資本効率の向上を目指しています。リスク関連サービス事業では、デジタル・データの活用によるリスクマネジメントサービスの強化を通じて、新たな事業機会の創出を目指しています。

さらに、サステナビリティにおける3つの重点課題「地球環境との共生」「安心・安全な社会」「多様な人々の幸福」に基づき、社会の持続可能性への貢献と同社グループの長期的成長に向けた取り組みを進めています。