アニコム ホールディングスJP:8715

時価総額
¥468.3億
PER
17.7倍
アニコムグループは、ペット保険事業を中心に、ペット向けインターネットサービス事業、動物病院支援事業、保険代理店事業、動物医療分野における臨床・研究事業、遺伝子検査等事業、その他事業を展開しています。

沿革

2000年7月

anicom(動物健康促進クラブ)から「どうぶつ健保」(ペット共済)に係る事務を受託するため、東京都豊島区に「株式会社ビーエスピー」(現当社)を設立(資本金41百万円)

2000年11月

anicom(動物健康促進クラブ)が「どうぶつ健保」(ペット共済)募集開始

動物病院向けカルテ管理システム「アニコムレセプター」販売開始

2001年7月

幼齢ペット向け共済商品(アニコム損害保険株式会社の「どうぶつ健保べいびぃ」の原型)の販売開始

2004年12月

ペットコミュニティ雑誌の発行及び発送業務を行うため東京都新宿区に100%子会社として「アニコム パフェ株式会社」を設立(資本金10百万円)

2005年1月

「株式会社ビーエスピー」を「アニコム インターナショナル株式会社」に商号変更

本社を東京都豊島区から、東京都新宿区に移転

2005年2月

東京都新宿区に100%子会社として「アニコム フロンティア株式会社」を設立(資本金10百万円)

2006年1月

東京都新宿区に保険会社設立準備子会社「アニコム インシュアランス プランニング株式会社」を100%子会社として設立(資本金1,500百万円)

2006年4月

会社分割により、ペット保険事業に係る営業基盤を当社からアニコム インシュアランス プランニング株式会社に委譲

2006年6月

改正保険業法の施行を受け、anicom(動物健康促進クラブ)が特定保険業者の届出を行う

2007年12月

「アニコム インシュアランス プランニング株式会社」が「アニコム損害保険株式会社」に商号変更

「アニコム インターナショナル株式会社」が保険持株会社の認可を、アニコム損害保険株式会社が損害保険業の免許を金融庁より取得

2008年1月

アニコム損害保険株式会社が損害保険業を開始

2008年6月

「アニコム インターナショナル株式会社」を「アニコム ホールディングス株式会社」に商号変更

2009年1月

アニコム損害保険株式会社においてオンライン加入手続を開始

2009年4月

「anicom(動物健康促進クラブ)」が特定保険業の廃業届を関東財務局に提出

2009年11月

日本の家庭動物に関するデータ集「家庭どうぶつ白書」を初発刊。以降、毎年刊行。

2010年3月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2014年1月

動物医療分野における基礎研究の推進、先進医療の開発に向けた臨床等を行うため、東京都新宿区に100%子会社として「日本どうぶつ先進医療研究所株式会社(現 アニコム先進医療研究所株式会社)」を設立(資本金75百万円)

2014年6月

東京証券取引所市場第一部に市場変更

2015年7月

コーポレート・ベンチャー・キャピタル事業を行うため、東京都新宿区に100%子会社として「アニコム キャピタル株式会社」を設立(資本金50百万円)

2016年4月

当社49%、富士フイルム株式会社51%出資の動物の再生医療に関する合弁事業として、セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社を設立

2017年3月

当社49%出資の中国における動物医療に関する合弁事業として、Hong Kong Anicom Company Limited(香港愛你康有限公司)を設立

2020年1月

株式会社シムネットの全株式を取得し、完全子会社化

2021年3月

富士フイルム株式会社との合弁契約を解消し、セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社の事業をアニコム先進医療研究所株式会社にて承継

アニコム キャピタル株式会社の解散を決議

2022年2月

Hong Kong Anicom Company Limited(香港愛你康有限公司)の増資引き受けを行い子会社化

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行

2022年10月

アニコム パフェ株式会社がアニコム フロンティア株式会社を吸収合併

事業内容

アニコム ホールディングスは、保険持株会社として、アニコム損害保険株式会社(アニコム損保)、アニコム パフェ株式会社、アニコム先進医療研究所株式会社、株式会社シムネットの5社で構成されるグループです。同社グループは、ペット保険事業を中心に、ペット向けインターネットサービス事業、動物病院支援事業、保険代理店事業、動物医療分野における臨床・研究事業、遺伝子検査等事業、その他事業を展開しています。

アニコム損保は、ペット保険の提供を主軸に据え、犬や猫など多種多様なペットを対象にした保険商品を提供しています。特に、窓口精算システムの確立により、保険の利便性を高めています。また、ペットショップやブリーダーとの連携を強化し、ペットの購入時に保険を申し込むことで即時に補償が開始されるサービスを提供しています。

アニコム パフェ株式会社では、動物病院向けのカルテ管理システム「アニコムレセプター」の開発・販売や、保険代理店事業を通じて、ペット関連の取引先企業に対して損害保険及び生命保険の募集・販売を行っています。さらに、遺伝子検査や腸内フローラ測定サービスを提供し、ペットの健康管理に貢献しています。

アニコム先進医療研究所株式会社は、動物医療分野における基礎研究や先進医療の開発に取り組んでおり、ペットの健康増進に寄与しています。

株式会社シムネットは、ブリーダーとのマッチングサイトや里親マッチングサイトの運営を通じて、ペットとの出会いをサポートするインターネットサービス事業を展開しています。

これらの事業を通じて、アニコム ホールディングスは、ペットとその飼い主の生活をサポートし、ペット保険市場のリーダーとしての地位を確立しています。

経営方針

アニコム ホールディングスは、ペット保険を中心に、ペット関連の多岐にわたる事業を展開している企業グループです。同社は、ペットと人との相互理解と尊重を基本理念に掲げ、ペット保険事業を通じて「ありがとう」を世界中に広げることを目指しています。中長期的な経営戦略として、ペット業界の市場規模拡大とペットの需要増加に着目し、保険市場での競争激化を背景に、経営効率の向上と業界全体の発展に貢献することを目標にしています。

具体的には、予防型ペット保険の確立に注力し、加入動物の健康増進に貢献するデータベースの構築を進めています。また、ブリーディングサポート事業や遺伝子検査事業の拡充、オーダーメイドフードの提供、先進医療の展開など、保険事業以外の領域でも革新的なサービスを提供し、ペットとその飼い主のQOL向上に貢献しています。

中期経営計画2022-2024では、資本・リスク・リターンのバランスを重視し、株主還元にも注目しながら、ペット保険事業のさらなる普及と進化、および保険事業とのシナジー創出を通じて、ペット業界の発展を目指しています。これらの施策を支えるデータ収集基盤の活用と知財化の推進により、中長期的な持続的成長を目指しています。

アニコム ホールディングスは、ペット保険市場のリーダーとして、ペットと人との共生を支える多様な事業を展開し、ペット業界の発展に貢献していく方針です。