日産証券グループJP:8705

時価総額
¥97.4億
PER
金融商品取引業や商品先物取引業を中心に、情報配信サービス、マージンファイナンス、システム運用保守、貴金属販売などを展開。

事業内容

日産証券グループは、金融商品取引業および商品先物取引業を中心に事業を展開しています。このグループは、日産証券グループ株式会社を中心に、親会社の株式会社NSHD、7つの連結子会社、1つの非連結子会社で構成されています。主な事業は、金融商品取引の受託および自己売買です。

日産証券株式会社は、株式や投資信託の売買、取引所株価指数証拠金取引(くりっく株365)、取引所為替証拠金取引(くりっく365)、先物・オプションなどのデリバティブ取引、商品先物取引を提供しています。また、貴金属販売事業として、金地金の販売・買取や純金積立も行っています。

日産証券インベストメント株式会社は、金融商品仲介業を手がけています。日産証券ファイナンス株式会社は、情報配信サービスや法人顧客へのマージンファイナンスを主力事業としています。さらに、NSファンディング合同会社はファンド事業を展開しています。

NSシステムズ株式会社は、日産証券グループのシステム運用保守を担当しています。NSトレーディング株式会社と岡藤商事株式会社もグループに属していますが、岡藤商事は解散手続き中です。日産証券ファイナンスは、2025年にNS FinTech株式会社に商号変更予定です。

日産証券グループは、純粋持株会社としてグループ全体の経営指導および管理を行っています。これにより、各子会社が専門分野での事業を効率的に展開できるよう支援しています。

経営方針

日産証券グループは、持株会社としての役割を果たし、グループ全体の経営資源を効率的に配分することで、利益の最大化と株主価値の向上を目指しています。この戦略の一環として、各子会社が専門分野での事業を効率的に展開できるよう支援しています。

同社は、顧客との信頼関係を構築し、持続的な成長を目指すことを経営方針としています。また、健全な市場仲介機能を果たし、市場や社会の発展に貢献することを重視しています。時代や環境の変化に対応し、常に進化・成長する企業体を目指しています。

株主還元においては、株主価値の最大化と資本効率の向上を意識し、バランスの取れた配当を実施しています。自己株式取得を含めた配当性向60%以上を目標とし、財務体質の強化を図っています。これにより、株主資本の有効活用を推進しています。

日産証券グループは、金融商品取引業および商品先物取引業を中核事業とし、国内外の金融マーケットで市場仲介機能を担っています。地政学的リスクや物価高騰などの変化に迅速かつ柔軟に対応し、持続的な成長を図ることを基本方針としています。

同社は、顧客本位の業務運営を推進し、質の高い金融サービスを提供することを目指しています。また、サステナビリティ経営を遂行し、持続可能な社会の実現と企業の成長を両立させることを重視しています。コーポレートガバナンスの強化にも取り組んでいます。

経営基盤の拡充に向けて、顧客基盤の拡大や業務の効率化、M&Aによる事業拡大を進めています。さらに、金融サービスの付加価値向上を図り、他社との差別化を目指しています。これにより、相場動向に左右されない企業体質を構築しています。