HSホールディングスJP:8699

時価総額
¥389.9億
PER
3.8倍
銀行業務、信用保証、リース、クレジットカードサービス、リユース事業、M&A仲介・コンサルティング等、多岐にわたる金融サービス展開。

沿革

1958年1月21日

資本金5,000万円をもって東京都中央区日本橋兜町1丁目2番地に協立証券株式会社を設立。

1958年3月1日

東京証券取引所正会員となり営業を開始。

1959年6月12日

飯能支店を新設、同年8月6日営業を開始。

1963年2月25日

本社を東京都中央区日本橋2丁目7番3号に移転。

1968年4月1日

証券取引法に基づく免許証券会社となる。

1972年8月15日

「公社債の払込金の受入及び元利金支払の代理業務」の兼業承認。

1978年9月1日

立石支店を新設、同年10月4日営業を開始。

1982年7月22日

「証券投資信託受益証券の収益金、償還金及び一部解約金支払いの代理業務」の兼業承認。

1983年6月21日

「保護預り公共債を担保として金銭を貸付ける業務」の兼業承認。

1985年5月13日

「譲渡性預金の売買、売買の媒介、取次及び代理業務」の兼業承認。

1986年3月31日

「円建銀行引受手形の売買及び売買の媒介等の業務」の兼業承認。

1987年11月20日

「国内で発行されるコマーシャルペーパーの発行に係わる代理業務・売買・売買の媒介・取次および代理業務」の兼業承認。

1988年6月28日

外為法に基づく指定証券会社となる。

1988年7月1日

資本金20億356万5千円となる。

1988年9月9日

「有価証券に関する常任代理業務」の兼業承認。

1988年9月9日

「譲渡性預金証書及びコマーシャルペーパーで外国において発行されたものの売買・売買の媒介及び代理業務」の兼業承認。

1988年10月31日

「抵当証券の販売の媒介及び保管業務」の兼業承認。

1990年4月1日

資本金30億356万5千円となる。

1990年5月10日

「株式事務の取次ぎ業務」及び、「金地金の売買、売買の媒介、取次ぎ及び代理並びに保管業務」の兼業承認。

1996年6月10日

「保護預り有価証券を担保として金銭を貸付ける業務」の兼業業務変更承認。

1997年9月30日

資本金9億1,710万円となる。

1999年1月29日

株式会社エイチ・アイ・エス代表取締役社長の澤田秀雄氏が、当社発行済株式総数の70%を超す大株主となる。

1999年3月31日

資本金12億1,710万円となる。

1999年4月1日

エイチ・アイ・エス協立証券株式会社に社名変更。コールセンター取引開始。

1999年6月23日

池袋支店を新設。

1999年10月8日

資本金12億9,616万2,500円となる。

2000年1月12日

株式会社エイチ・アイ・エスの特定子会社となる。

2000年1月17日

インターネット取引開始。

2000年1月24日

投資顧問業を登録。

2000年3月6日

資本金18億2,741万2,500円となる。

2000年8月30日

「広告取扱業」の業務承認。

2001年2月28日

資本金31億7,549万2,500円となる。

2001年3月14日

株式会社エイチ・アイ・エスの特定子会社ではなくなる。

2001年4月1日

エイチ・エス証券株式会社に社名変更。

2002年5月1日

大阪証券取引所正会員となる。

2002年7月1日

本社を東京都渋谷区に移転。

2002年8月19日

大阪支店を新設。

2002年8月27日

資本金33億3,299万2,500円となる。

2002年9月10日

当社初主幹事会社を株式公開。

2002年10月15日

新宿支店を新設。

2003年1月24日

福岡証券取引所特定正会員となる。

2003年2月14日

株式会社エイチ・エスインベストメントを子会社とする。

2003年3月25日

株式会社エイチ・エスインベストメントがAGRICULTURAL BANK OF MONGOLIA(現 ハーン銀行(Khan Bank LLC))の株式100%を取得する。

2003年7月31日

株式会社エイチ・エスインベストメントがAGRICULTURAL BANK OF MONGOLIA(現 ハーン銀行(Khan Bank LLC))の株式40%を譲渡する。

2003年11月25日

横浜支店を新設。

2003年12月24日

名古屋証券取引所正会員となる。

2004年2月6日

札幌証券取引所特定正会員となる。

2004年5月6日

本社を東京都新宿区に移転。

2004年10月13日

大阪証券取引所ヘラクレス(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場。

2004年10月14日

資本金74億9,851万2,500円となる。

2004年12月13日

ジャスダック証券取引所取引参加者となる。

2005年1月11日

「顧客紹介業」の業務承認。

2005年1月17日

福岡支店を新設。

2005年2月28日

虎ノ門支店を新設。

2005年6月22日

オリエント貿易株式会社を子会社とする。

2005年8月22日

名古屋支店を新設。

2005年11月30日

資本金122億2,331万2,500円となる。

2006年7月21日

21世紀アセットマネジメント株式会社の当社保有全株式を第三者へ譲渡する。

2006年9月28日

エイチ・エス証券分割準備株式会社設立。

2006年11月24日

エイチ・エス債権回収株式会社設立。

2007年3月9日

虎ノ門支店を閉鎖。

2007年4月1日

当社の商号をエイチ・エス証券株式会社から澤田ホールディングス株式会社に変更。会社分割により証券業等をエイチ・エス証券分割準備株式会社に承継し、持株会社体制に移行。

2007年4月1日

エイチ・エス証券分割準備株式会社がエイチ・エス証券株式会社に商号変更し、当社の証券業等を承継。

2007年9月3日

株式会社エイチ・エスインベストメントがエイチ・エスファイナンス株式会社に商号変更。

2007年9月3日

エイチ・エスファイナンス株式会社を分割会社とし、新設する株式会社エイチ・エスインベストメントを承継会社とする分割型新設分割を行う。

2007年9月18日

エイチ・エス損害保険プランニング株式会社がエイチ・エス損害保険株式会社に商号変更。

2007年10月26日

エイチ・エス損害保険株式会社が損害保険業免許を取得。

2007年11月1日

エイチ・エスファイナンス株式会社を吸収合併。

2007年11月20日

JHKパートナーズファンド(投資事業組合)を解散。

2007年12月25日

日本エムアンドエイマネジメント株式会社の当社保有全株式を第三者へ譲渡する。

2008年1月7日

H.S.International (Asia) Limitedを設立。

2008年4月1日

オリエント貿易株式会社がエイチ・エス・フューチャーズ株式会社に商号変更。

2008年4月17日

HSI-VLOH投資事業組合を解散。

2008年10月24日

HIS-HS九州産交投資事業有限責任組合を解散。

2009年9月30日

株式会社アスコットを持分法適用関連会社とする。

2010年5月27日

エイチ・エスライフプランニング株式会社を設立。

2010年6月29日

株式会社アスコットを連結子会社とする。

2010年9月30日

オリエント証券株式会社を解散。

2010年10月12日

パワーアセットマネジメントリミテッドを解散。

2011年1月14日

HS-IPO投資事業有限責任組合を解散。

2011年1月18日

株式会社エイチ・エスインベストメントを解散。

2011年2月28日

オリエント・アセット・マネジメントLLCにおいて当社グループが保有していた全ての出資持分を払い戻す。

2011年3月14日

エイチ・エスライフプランニング株式会社が少額短期保険業者の登録完了及びエイチ・エスライフ少額短期保険株式会社に商号変更。

2012年7月24日

エイチ・エスライフ少額短期保険株式会社を持分法適用関連会社とする。

2012年9月11日

エイチ・エス・フューチャーズ株式会社が商品先物取引業を廃業。

2012年12月7日

ソリッド銀行(Solid Bank CJSC、現JSC Solid Bank)を持分法適用関連会社とする。

2015年4月23日

当社が保有する九州産業交通ホールディングス株式会社の株式の一部を第三者へ譲渡し、同社は持分法適用関連会社から除外。

2015年12月1日

株式会社インデックス(現 iXIT株式会社)を子会社とする。

2015年12月1日

エイチ・エス・フューチャーズ株式会社を解散。

2015年12月21日

貸金業者に登録。

2016年5月9日

当社が保有する株式会社アスコットの株式の一部を売却したことにより、同社は当社の連結子会社から除外。

2016年12月30日

当社が保有するエイチ・エス損害保険株式会社の株式の一部を売却したことにより、同社は当社の持分法適用関連会社から除外。

2017年3月31日

エイチ・エス・アシスト株式会社を解散。

2017年6月21日

キルギスコメルツ銀行(OJSC Kyrgyzkommertsbank)の株式を取得したことにより、同社は当社の連結子会社となる。

2017年7月6日

当社が保有するエイチ・エスライフ少額短期保険株式会社の株式を売却したことにより、同社は当社の持分法適用関連会社から除外。

2020年8月1日

当社が保有するiXIT株式会社の全株式を売却したことにより、同社は当社の連結子会社から除外。

2021年12月14日

臨時株主総会を開催し、澤田秀雄氏が代表取締役会長を退任。新経営体制へ移行。

2022年1月1日

商号を、澤田ホールディングス株式会社からHSホールディングス株式会社へ変更。

2022年3月31日

当社が保有するエイチ・エス証券株式会社の株式の全部を売却したことにより、同社は当社の連結子会社から除外。

2022年4月4日

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。

2022年7月29日

株式会社STAYGOLDの株式を取得したことにより、同社は当社の持分法適用関連会社となる。

2022年9月21日

当社が保有する株式会社外為どっとコムの株式の全部を売却したことにより、同社は当社の持分法適用関連会社から除外。

2022年10月3日

当社が保有するエイチ・エス債権回収株式会社の株式の全部を売却したことにより、同社は当社の連結子会社から除外。

2022年12月23日

実質支配力基準により、株式会社STAYGOLDは当社の連結子会社となる。

2023年1月31日

株式会社STAYGOLDの株式を追加取得し、同社は当社の完全子会社となる。

事業内容

HSホールディングス及びその関係会社(連結子会社4社、持分法適用関連会社1社)は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業としては、銀行業務が中心であり、これに加えて信用保証業務、リース業務、クレジットカード業務などの各種金融サービスを提供しています。また、リユース事業やM&A仲介・コンサルティング事業など、金融以外の分野にも事業を広げています。

具体的な事業セグメントとしては、銀行関連事業にはハーン銀行(Khan Bank LLC)、キルギスコメルツ銀行(OJSC Kyrgyzkommertsbank)、ソリッド銀行(JSC Solid Bank)が含まれます。リユース事業では、株式会社STAYGOLDが活動しており、債権管理回収関連事業にはエイチ・エス債権回収株式会社が名を連ねていましたが、第3四半期連結会計期間に全保有株式を譲渡し、連結の範囲から除外されました。その他事業としては、HSホールディングス自体やH.S. International (Asia) Limitedが挙げられます。

最近の動向として、第2四半期連結会計期間に株式会社STAYGOLDの株式を取得し、持分法適用関連会社としていたものが、第3四半期連結会計期間期末に実質支配力基準に基づき連結子会社に該当することとなりました。これにより、リユース事業が新たにセグメント区分に加わることとなりました。

経営方針

HSホールディングスは、金融コングロマリットとしての独自の構想を基盤に、多角的な成長戦略を推進しています。同社は、金融サービス事業の拡充、成長性の高い事業分野の強化、業務効率化を通じて、企業価値の最大化を目指しています。具体的には、グループ各社間の連携を深め、顧客満足度の高いサービス提供に努めるとともに、ナンバーワンまたはオンリーワンのサービスを育成し、顧客基盤の拡大を図っています。

管理体制と経営体制の強化にも注力し、グループ全体の信用力とブランドイメージの向上を追求しています。中期的な経営目標としては、資本効率性を示すROE(株主資本当期純利益率)を10%以上に維持することを掲げており、最近では20.3%を達成しています。

経営環境の面では、不安定な状況が続く中、新型コロナウイルス感染症の影響やインフレ率の上昇など、先行き不透明な要因に直面しています。特に、モンゴルやキルギス、ロシアなどの市場では、経済の回復傾向が見られるものの、様々なリスクが存在します。

事業上及び財務上の課題としては、金融サービス事業における新たなサービスの開発や既存サービスの改良、インターネット取引システムの安定性強化、コンプライアンスの徹底などに取り組んでいます。また、リユース事業や投資業務、M&A仲介・コンサルティング業務など、金融以外の分野でも積極的な事業展開を行っており、業務の効率化を通じたコスト削減や経営資源の最適配分にも努めています。

HSホールディングスは、これらの戦略を基に、収益性の向上と業容の拡大、さらには企業価値の向上を目指しています。