岡三証券グループJP:8609

時価総額
¥1687.9億
PER
21.2倍
金融商品取引業を中核に、「証券ビジネス」(有価証券の売買等)、「アセットマネジメントビジネス」(投資運用等)、「サポートビジネス」(情報処理サービス等)を展開。

沿革

1944年8月

岡三商店(創業1923年4月)を改組して岡三証券株式会社を設立(本店:三重県津市京口町)

1948年7月

証券取引法に基づく証券業者として登録

1949年10月

本店を大阪市東区北浜に移転

1949年12月

鈴木証券株式会社(大阪)を吸収合併

1954年4月

岡三興業株式会社(現・連結子会社)を設立

1956年10月

吉村証券株式会社(東京)の営業権譲受け

丸米証券株式会社(名古屋)を吸収合併

1958年2月

中屋証券株式会社(京都)の営業権譲受け

1959年6月

興隆証券株式会社(広島)の営業権譲受け

1961年1月

三宝証券株式会社(神戸)の営業権譲受け

1964年10月

日本投信委託株式会社(現・岡三アセットマネジメント株式会社、持分法適用関連会社)を設立

1965年10月

本店を東京都中央区日本橋江戸橋1丁目5番地(現在地)に移転

1968年4月

大蔵大臣より改正証券取引法による免許を受く

1973年6月

当社株式を東京・大阪両証券取引所市場第二部に上場

1975年11月

当社株式、東京・大阪両証券取引所市場第一部に指定

1976年12月

岡三国際(亜洲)有限公司(現・連結子会社)を設立

1978年8月

当社株式を名古屋証券取引所市場第一部に上場

1980年7月

株式会社岡三インフォメーションサービス(現・岡三情報システム株式会社、連結子会社)を設立

1981年8月

調査部・投資顧問室を分離し、株式会社岡三経済研究所を設立

1984年9月

岡三投資顧問株式会社を設立

1996年3月

岡三ビジネスサービス株式会社(現・連結子会社)を設立

1998年12月

改正証券取引法に基づく総合証券会社として登録

2003年10月

当社の証券業その他の営業を会社分割により岡三証券分割準備株式会社(現・岡三証券株式会社、連結子会社)に承継させ、持株会社に移行するとともに、岡三ホールディングス株式会社に商号変更

2006年1月

岡三オンライン証券株式会社を設立

2008年4月

岡三証券株式会社が株式会社岡三経済研究所を吸収合併

日本投信委託株式会社と岡三投資顧問株式会社が合併し、岡三アセットマネジメント株式会社に商号変更

2008年10月

株式会社岡三証券グループへ商号変更

2010年4月

六二証券株式会社と大石証券株式会社が合併し、三縁証券株式会社(現・連結子会社)に商号変更

2011年1月

室町本社を開設し、本社機能を東京都中央区日本橋室町に移転

2012年7月

丸福証券株式会社が新和証券株式会社を子会社化

2013年1月

丸福証券株式会社が新和証券株式会社を吸収合併

2014年4月

丸福証券株式会社が岡三にいがた証券株式会社へ商号変更

2018年9月

岡三キャピタルパートナーズ株式会社(現・連結子会社)を設立

2021年3月

株式会社証券ジャパン(現・連結子会社)を子会社化

2022年1月

岡三証券株式会社が岡三オンライン証券株式会社を吸収合併

2022年4月

当社株式、東京証券取引所プライム市場、名古屋証券取引所プレミア市場へ移行

2022年11月

岡三アセットマネジメント株式会社を連結子会社から持分法適用関連会社へ異動

事業内容

岡三証券グループは、金融商品取引業を中心に展開している企業で、主に「証券ビジネス」、「アセットマネジメントビジネス」、「サポートビジネス」の三つのセグメントで事業を行っています。

証券ビジネスでは、有価証券の売買や委託の媒介、引受け及び売出し、募集及び売出しの取扱い、私募の取扱いなどを手がけています。このセグメントには、岡三証券株式会社をはじめ、岡三にいがた証券株式会社、三晃証券株式会社、三縁証券株式会社、株式会社証券ジャパンなどの国内子会社が含まれます。また、アジア地域においては、岡三国際(亜洲)有限公司が活動しています。

アセットマネジメントビジネスでは、投資運用、投資助言・代理、投資事業組合財産の管理及び運用などを行っており、岡三キャピタルパートナーズ株式会社を含む複数の子会社がこのセグメントに属しています。

サポートビジネスでは、岡三証券グループ及び外部顧客に対する情報処理サービス、事務代行、不動産管理などのサービスを提供しています。このセグメントには、岡三情報システム株式会社、岡三ビジネスサービス株式会社、岡三興業株式会社などが含まれます。

これらの事業を通じて、岡三証券グループは幅広い金融サービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。

経営方針

岡三証券グループは、証券ビジネスを中心に、アセットマネジメントビジネスやサポートビジネスを展開する総合金融サービス企業です。同社は、持続的な企業価値の向上を目指し、顧客本位のサービス提供、シェアードバリューの創出、デジタライゼーションへの取り組みを基本方針としています。

2020年4月から2023年3月までの中期経営計画では、顧客体験価値(CX)戦略に注力し、岡三証券株式会社では店舗戦略を推進しました。また、グループ戦略として、子会社6社を完全子会社化し、SBIグループとの合弁会社化を通じて資産運用ビジネスの基盤を拡大しました。証券基幹システムの変更やデジタル化の促進も図りました。

2023年4月から2028年3月までの新中期経営計画では、創業以来の経営哲学「お客さま大事」を礎に、金融のプロフェッショナルとして「お客さまの人生に貢献する」証券グループへのさらなる発展を目指します。One to Oneマーケティングの強化、プラットフォームの高度化、コーポレートブランディングの進化を基本方針とし、全領域でのデジタル化を推進します。また、ビジネスパートナーとの連携を強化し、顧客に高い付加価値のサービスを提供することで、改革を加速させます。

このように、岡三証券グループは、顧客中心のサービス提供とデジタル化の推進を軸に、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。