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アコムJP:8572
事業内容
アコムは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の連結子会社であり、主に4つの事業セグメントを展開しています。これらの事業は、ローン・クレジットカード事業、信用保証事業、海外金融事業、債権管理回収事業です。
ローン・クレジットカード事業では、アコムとその子会社であるGeNiE株式会社が活動しています。アコムはローンとクレジットカードの提供を行い、GeNiE株式会社は無担保ローン事業を手がけています。
信用保証事業は、アコムとエム・ユー信用保証株式会社が担当しています。この事業では、顧客の信用を保証するサービスを提供し、金融機関との連携を図っています。
海外金融事業は、タイ、フィリピン、マレーシアで展開されています。タイではEASY BUY Public Company Limitedが無担保ローンとインストールメントローンを提供し、フィリピンではACOM CONSUMER FINANCE CORPORATIONが無担保ローンを展開しています。マレーシアではACOM (M) SDN. BHD.が無担保ローン事業を行っています。
債権管理回収事業は、アイ・アール債権回収株式会社が担当しています。この事業では、債権の管理と回収を行い、サービサー事業としての役割を果たしています。
その他の事業として、エム・ユー・コミュニケーションズ株式会社がコンタクトセンターの請負や人材派遣業務を行っています。これにより、アコムの事業活動を支援しています。
経営方針
アコムは、持続可能な成長を目指し、複数の戦略を推進しています。まず、国内外のコンシューマーファイナンスビジネスのノウハウを活用し、ローン・クレジットカード事業では新規集客の強化を図っています。また、信用保証事業では既存提携先との連携を強化し、海外金融事業ではアジア地域での新規進出を目指しています。
中期経営計画では、2026年3月期を初年度とする3カ年計画を策定し、「成長サイクルのスピードを上げる」ことを中期方針としています。これにより、事業と人への投資を通じて、継続的な利益拡大を図り、顧客満足を高めることを目指しています。
アコムは、サステナビリティ基本方針を策定し、社会課題の解決と企業価値の向上を両立させることを目指しています。5つのマテリアリティ(重点領域)を選定し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進しています。これにより、社会とともに成長する企業を目指しています。
具体的な数値目標として、国内ではローン・クレジットカード事業残高1兆3,149億円、信用保証事業残高1兆6,960億円を掲げています。海外では、タイ、フィリピン、マレーシアでの事業拡大を目指し、各国でのローン事業残高の目標を設定しています。