リコーリースJP:8566

時価総額
¥1649.6億
PER
15.3倍
リース&ファイナンス事業では、事務用・情報関連機器や医療機器のリース、法人向け融資、サービス事業では請求書発行代行、介護施設運営、インベストメント事業では太陽光発電や不動産関連を展開。

沿革

1976年12月

リコークレジット株式会社として設立。本社を東京都中央区銀座六丁目14番6号に置き、事務用機器を中心にクレジット販売事業及び金融機関提携ローンを中心とした融資事業の営業開始

1977年1月

東京、横浜、千葉、埼玉の各営業所を開設

1977年3月

本社所在地を東京都港区南青山一丁目15番5号に移転

1977年6月

事務用機器を中心にリース事業の営業開始

1978年3月

車両のリース取扱い開始

1978年4月

札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡の各営業所を開設

1979年2月

本社所在地を東京都中央区銀座六丁目11番5号に移転

1979年7月

レンタル事業の営業開始

1980年7月

車両ローンの取扱い開始

1981年4月

本社所在地を東京都中央区銀座七丁目11番15号に移転

東京ビジネスレント株式会社を設立

1984年2月

売掛金集金代行事業の営業開始

1984年4月

商号をリコーリース株式会社に変更

1985年10月

兵庫営業所を神戸市に開設

1986年3月

ファクタリング事業の営業開始

1991年4月

京滋営業所を京都市に開設

1994年10月

四国営業所を高松市に開設

1996年1月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

1997年11月

本社所在地を東京都中央区銀座七丁目16番3号に移転

2000年1月

第5回ディスクロージャー表彰(東京証券取引所)を受賞

2000年11月

ISO9001を取得(販売支援リース分野では当社が初めて)

2001年3月

東京証券取引所市場第一部に指定

2001年11月

ISO14001を取得

2003年1月

第1回個人株主拡大表彰(東京証券取引所)を受賞

2003年10月

コンプライアンス本部設置と同時に、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)適合性評価制度の認証を取得(リース会社では当社が初めて)

2003年12月

債権管理プロセスの品質向上を目指し、関東及び近畿にそれぞれコンタクトセンター、オペレーションセンターを開設

2005年12月

テクノレント株式会社の株式を取得

2006年2月

金融サービス事業部を新設

2007年1月

第12回ディスクロージャー表彰(東京証券取引所)を受賞

2008年11月

本社事務所を東京都江東区東雲一丁目7番12号に移転

2011年10月

介護報酬ファクタリングサービス事業開始

2015年12月

東京労働局長より「プラチナくるみん」に認定

2016年9月

厚生労働省が主催する「イクメン企業アワード2016」において、リース会社では初となるグランプリを受賞

2017年7月

住宅賃貸事業の営業開始

2018年7月

発電事業の営業開始

2020年3月

株式会社リコー、みずほリース株式会社と3社間の業務提携契約を締結

2020年6月

本社所在地を東京都千代田区紀尾井町4番1号に移転

2020年11月

エンプラス株式会社の株式を取得

2021年2月

環境省と一般財団法人地球・人間環境フォーラムが主催する「環境コミュニケーション大賞」の環境報告書部門において優良賞を4年連続で受賞

2022年3月

環境省が主催する第3回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の「環境サステナブル企業」に選定

経済産業省と東京証券取引所が実施する令和3年度「準なでしこ」に選定

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年12月

国際的な環境非営利団体CDPより「気候変動レポート2022」において「B」の評価を獲得

株式会社Welfareすずらんの株式を取得

2023年3月

経済産業省と東京証券取引所が実施する「健康経営銘柄」に6年連続で選定

事業内容

リコーリースは、リース&ファイナンス事業とサービス事業、そしてインベストメント事業の三つの主要な事業セグメントを持つ企業です。リース&ファイナンス事業では、リコーリース自身が事務用・情報関連機器、医療機器、産業工作機械などのリースやレンタル、割賦事業を行っています。また、法人向け融資や業界特化型融資、マンションローンなどの貸付も提供しています。このセグメントには、テクノレント株式会社が計測機器や情報関連機器のレンタルを、東京ビジネスレント株式会社が住宅ローンの保証を担当しています。

サービス事業では、リコーリースが請求書発行や売掛金回収の代行サービス、医療・介護報酬のファクタリングサービスを提供しています。エンプラス株式会社はリロケーションマネジメントやサービスアパートメントの企画・運営・紹介を手がけ、株式会社Welfareすずらんは介護施設や老人ホームの運営を行っています。

インベストメント事業では、リコーリースが太陽光発電や住宅賃貸、不動産関連の事業に投資しています。これらの事業を通じて、リコーリースは多岐にわたるニーズに応えるサービスを提供し、顧客の事業展開を支援しています。また、リコーグループの一員として、リコー製品の販売支援リースやグループ社員への貸付、請求書発行・売掛金回収代行サービスなども行っています。

経営方針

リコーリースは、サステナビリティ経営を軸に、持続可能な循環社会の創造を目指しています。同社は2023年4月から新たな3年間の中期経営計画を開始し、中長期ビジョン「循環創造企業へ」の実現に向けた取り組みを進めています。このビジョンのもと、リコーリースは、ベンダーリースを中心としたトランザクションデータの活用を通じて企業の成長機会に貢献し、社会課題の解決に取り組んでいます。

経営戦略として、リコーリースは既存のリース&ファイナンス事業、サービス事業、インベストメント事業をさらに強化するとともに、投資の拡大とサービスの多様化、新たなビジネスモデルへの挑戦を通じて、新規ビジネスの創出を目指しています。具体的には、as a Service分野とBPO分野での新たなビジネスモデルの開発に取り組んでいます。

事業成長戦略では、環境分野、不動産分野、介護分野におけるサービスの開発と提供を進めています。これらの分野での取り組みを通じて、2050年のカーボンニュートラル実現や多様化する住環境へのニーズ対応、少子高齢社会における介護ニーズの拡大に貢献しています。

また、組織能力強化戦略として、挑戦する人財の育成や多様な人財が活躍できる組織づくり、業務システムの自動化や効率性の向上、ガバナンス強化に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、リコーリースは経営理念に掲げる「豊かな未来」の実現を目指しています。