日本アジア投資JP:8518

時価総額
¥49.7億
PER
投資開発事業、投資運用事業、ファンド・プラットフォーム事業を展開し、再エネ発電所や物流施設、上場株式・債券への投資を行う企業。

事業内容

日本アジア投資は、投資事業を中心に活動している企業です。具体的には、投資開発事業、投資運用事業、ファンド・プラットフォーム事業の3つのセグメントに分かれています。これらの事業を通じて、同社は多様な投資機会を提供しています。

投資開発事業では、特別目的会社(SPC)に対して投資を行い、設備を建設・運営または売却します。主な投資対象は、再生可能エネルギー発電所や物流施設、障がい者グループホームなどのインフラやヘルスケア関連の実物資産です。

投資運用事業では、企業の発行する有価証券を対象に投資を行います。上場株式や債券を対象としたバイアウト投資や、未上場企業へのベンチャー投資など、伝統的および非伝統的な運用資産に対する投資を行っています。

ファンド・プラットフォーム事業では、投資事業を行うファンド運営会社に対して、ミドル・バックオフィス業務のサービスを提供しています。これにより、ファンド運営の効率化を支援しています。

日本アジア投資は、日亜投資諮詢(上海)有限公司やJAIC CI LIMITEDなどの関連会社と協力し、これらの事業を展開しています。また、ガバナンス・パートナーズ株式会社とも協業し、ファンド運営事業を強化しています。

経営方針

日本アジア投資は、2025年3月期から2027年3月期までの中期経営計画を策定し、投資事業の拡大を目指しています。この計画では、投資開発事業、投資運用事業、ファンド・プラットフォーム事業の3つの領域を再定義し、それぞれの事業方針に基づいて成長を図ります。

同社は、外部資金を活用した投資を推進し、自己資金の負担を軽減することで、安定したフィー収入の増加を目指しています。また、投資収益から得られる成功報酬を追求し、財務基盤の強化と収益の安定・拡大を図ります。

投資開発事業では、エネルギー価格の高騰や労働力不足によるインフレ圧力などの外部環境を背景に、プライベート・リアルアセットへの投資を強化します。これにより、安定収益の確保とファンドの組成を進め、投資家の責任投資目標達成に貢献します。

投資運用事業では、上場有価証券への投資機会を活用し、国内外の機関投資家や富裕層向けに資産運用サービスを提供します。特に、日本国内のテクノロジーやベンチャー企業への投資機会を重視しています。

ファンド・プラットフォーム事業では、ファンド運営のミドル・バック業務を提供し、ファンド運営企業の効率化を支援します。これにより、ファンドの組成・募集・運用をサポートし、事業の拡大を図ります。

日本アジア投資は、資本コストや株価を意識した経営を実現するため、PBRの改善やROEの向上を目指しています。安定収益の拡大や資産の回転率の改善を通じて、収益性の向上を図ります。