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日本アジア投資JP:8518
沿革
1981年7月 |
東京都千代田区丸の内二丁目3番2号に日本アセアン投資株式会社の商号をもって設立(資本金10億円) |
1981年9月 |
本店を東京都千代田区大手町に移転 |
1987年11月 |
事業目的の一部変更(「投資事業組合の管理運営業務」の追加) |
1988年1月 |
本店を東京都千代田区平河町に移転 |
1988年11月 |
大阪支店(現・西日本東京オフィス)開設 |
1990年4月 1990年6月 |
本店を東京都千代田区麹町に移転 ジャイク事務サービス株式会社設立(現・連結子会社) |
1991年6月 |
日本アジア投資株式会社に商号変更 |
1996年4月 |
株式の額面金額を変更するため日本アジア投資株式会社(形式上の存続会社)と合併 |
1996年9月 |
日本証券業協会に店頭売買有価証券として登録 |
2004年11月 |
本店を東京都千代田区永田町に移転 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2005年5月 |
JAIC INTERNATIONAL(HONG KONG)CO.,LTD. Shanghai Representative Office開設 |
2005年8月 |
JAICシードキャピタル株式会社設立(現・連結子会社) |
2007年12月 |
JAIC INTERNATIONAL(HONG KONG)CO.,LTD. Shanghai Representative Officeを現地法人化し、日亜投資諮詢(上海)有限公司設立(現・連結子会社) |
2008年5月 |
蘇州日亜創業投資管理有限公司設立(現・連結子会社) |
2008年6月 |
東京証券取引所市場第一部上場 |
2009年8月 |
本店を東京都千代田区神田錦町に移転 |
2011年7月 |
日亜(天津)創業投資管理有限公司を新たに設立し、資本金払込(現・連結子会社) |
2011年11月 |
瀋陽日亜創業投資管理有限公司設立(現・連結子会社) |
2012年1月 |
JAIC・キャピタル・パートナーズ株式会社を新たに設立し、資本金払込(現・連結子会社) |
2020年9月 |
本店を東京都千代田区九段北に移転 |
2022年4月 |
東京証券取引所スタンダード市場へ移行 |
2023年2月 |
株式会社アジアンマーケット企画の株式を取得(現・連結子会社) |
事業内容
日本アジア投資は、主に日本とアジア地域での投資活動を行っている企業です。この企業グループは、日本アジア投資を中心に、連結子会社36社(27ファンド含む)、持分法適用非連結子会社及び持分法適用関連会社5社(5ファンド含む)で構成されています。同社グループの事業内容は大きく分けて三つあります。
第一に、ファンドの組成及びその管理運営業務があります。これには、ファンドの管理運営報酬や成功報酬の獲得、ファンドの経理や現物管理の事務代行を受託し、事務受託手数料を得る活動が含まれます。
第二に、投資業務があります。これは、プライベートエクイティ投資とプロジェクト投資の二つの種類があります。プライベートエクイティ投資では、ベンチャー企業や中堅・中小企業など有望企業への投資を行い、企業価値の向上を通じてキャピタルゲインを目指します。プロジェクト投資では、再生可能エネルギー、ヘルスケア、スマートアグリ、ディストリビューションセンターなどのプロジェクトに投資し、設備の運営や売却から収益を得ることを目的としています。
第三に、その他の事業として、投資先企業への支援やプロジェクトへの投資に際して、M&Aの仲介など様々な情報やサービス提供等の周辺業務を行っています。
これらの事業を通じて、日本アジア投資は国内外の有望企業への投資、多様なプロジェクトへの投資、そして投資先企業やプロジェクトの支援を行っています。
経営方針
日本アジア投資は、少子高齢化や地球温暖化などの社会問題に対応し、日本とアジアをつなぐ投資会社として、質と生産性の高い未来を創造することを経営理念に掲げています。同社は、再生可能エネルギー、スマートアグリ、ディストリビューションセンター、ヘルスケア、M&A仲介業務など、社会の変化に対応した多様な投資分野に注力しています。これらの分野は、新型コロナウイルス感染症の影響により変化が加速している現代において、特に需要が高まると認識されています。
日本アジア投資の成長戦略は、プライベートエクイティ投資とプロジェクト投資の両輪によって支えられています。プライベートエクイティ投資では、ベンチャー企業や中堅・中小企業への投資を通じて企業価値の向上を目指し、プロジェクト投資では、社会的ニーズに応えるプロジェクトに投資し、設備の運営や売却から収益を得ることを目的としています。特に、プロジェクト投資では、分野で競争優位性の高いベンチャー企業をパートナーとして選定し、戦略投資を行うことで、その成長を支援しています。
中期経営計画(2022年3月期から2024年3月期)においては、SDGs投資に注力し、収益力の向上を目指しています。計画では、フィナンシャル投資の資産を流動化し、収益の安定性が高いプロジェクトに投資を行うことで、資産の入れ替えとバランスシートの修復を図っています。また、アジアでのベンチャー投資のスキルとネットワークを活用し、新たな収益機会の開拓を目指しています。
日本アジア投資は、これらの戦略を通じて、安定性が高く持続的な利益をもたらすプロジェクトへの投資と、そのプロジェクトのパートナーとなる企業へのハンズオン型ベンチャー投資を推進し、成長性が高くサステナブルな収益構造の構築を目指しています。