アイフルJP:8515

時価総額
¥2384.3億
PER
8.5倍
ローン事業やクレジット事業を中心に、信用保証、債権管理回収、後払い決済、電子マネー、ベンチャーキャピタル、家賃債務保証、少額短期保険など多岐にわたる事業を展開。

事業内容

アイフルは、ローン事業とクレジット事業を中心に展開する企業です。アイフル株式会社を中心に、連結子会社9社、非連結子会社15社、持分法適用関連会社1社で構成されています。主な事業には、消費者金融、事業者金融、信用保証、債権管理回収、後払い決済、電子マネー、ベンチャーキャピタル、家賃債務保証、少額短期保険などがあります。

アイフル株式会社は、主にローン事業と信用保証事業を行っています。消費者向けには無担保の小口資金を提供し、事業者向けには個人経営者を中心に融資を行っています。また、金融機関が実施する融資の信用保証も手がけています。

ライフカード株式会社は、クレジット事業と信用保証事業を主に行っています。包括信用購入あっせんを通じて、消費者にクレジットサービスを提供しています。また、金融機関の融資に対する信用保証も行っています。

その他の関連会社には、AGビジネスサポート株式会社やAGペイメントサービス株式会社があり、ローン事業やクレジット事業を展開しています。ビットキャッシュ株式会社は、プリペイド式電子マネー決済サービスを提供しています。

アイフルグループは、幅広い金融サービスを提供し、消費者や事業者の多様なニーズに応えています。各事業セグメントは、顧客のライフスタイルやビジネスに合わせた柔軟な金融ソリューションを提供することを目指しています。

経営方針

アイフルは、経営理念として「誠実な企業活動を通じて、社会より支持を得る」を掲げ、IT企業への変革を推進しています。同社は、デジタル技術を活用した金融グループとしての成長を目指し、環境変化に応じた組織・制度の変革を進めています。

同社は、2021年に理念体系を再構築し、VISION、MISSION、VALUEを設計しました。これに基づき、顧客の健全な消費活動や事業活動をサポートし、経済社会に貢献することを使命としています。

中期経営計画では、「Try Harder ~新たな成長ステージに向けて~」をテーマに掲げ、ローン事業や信用保証事業、クレジット事業の成長を図っています。これにより、グループ全体の利益水準の向上を目指しています。

アイフルは、成長投資を優先しつつ、株主還元の向上を基本方針としています。計画期間中に最大600億円の成長投資を行い、M&Aを通じて新規事業の利益創出と資本効率の向上を目指しています。

同社は、IT人材の確保を重視し、システムやUI/UXの内製化を進めています。これにより、顧客のニーズに柔軟に対応し、事業環境の変化に迅速に対応することを目指しています。

また、アイフルは、資本効率の向上を図るため、実質ROEを重要な指標とし、中期経営計画で10.0%超を目指しています。成長投資とコスト構造改革を通じて、利益水準の向上を図っています。

同社は、金融事業の多角化と事業ポートフォリオの分散を進めています。ローン事業の成長を維持しつつ、クレジット事業や信用保証事業を拡大し、M&Aによる新規事業領域の創出を図っています。