芙蓉総合リースJP:8424

時価総額
¥4116.1億
PER
8.2倍
芙蓉総合リース株式会社は、情報関連機器・事務用機器、産業工作機械等のリース業務、不動産リース及び商業設備、生産設備、病院設備等の割賦販売業務、金銭の貸付、営業目的の金融収益を得るための有価証券の運用及び匿名組合組成業務等、環境エネルギー関連、手数料、BPO及びモビリティビジネス業務等を手がける総合リース会社。

沿革

年月

事項

1969年5月

丸紅飯田株式会社(現 丸紅株式会社)、株式会社富士銀行(現 株式会社みずほ銀行)を中心とする芙蓉グループ6社を株主として資本金100百万円で設立。本社を東京都千代田区大手町二丁目4番地(新大手町ビル)に設置し、総合リース会社として発足。

1970年9月

本社を東京都千代田区大手町一丁目6番1号(大手町ビル)に移転。

1973年5月

千代田エンタープライズ株式会社(現 株式会社FGLグループ・ビジネスサービス;連結子会社)設立。

1987年1月

芙蓉オートリース株式会社(連結子会社)設立。

1987年1月

横河電機株式会社と共同出資にて横河レンタ・リース株式会社(持分法適用会社)設立。

1988年9月

米国に現地法人(Fuyo General Lease(USA) Inc.;連結子会社)設立。

1993年11月

本社を東京都千代田区三崎町(現 千代田区神田三崎町)三丁目3番23号(ニチレイビル)に移転。

1994年3月

株式会社芙蓉建機レンタル(現 株式会社アクア・アート;連結子会社)設立。

1996年4月

株式会社芙蓉リース販売(連結子会社)設立。

1999年7月

アイルランドに現地法人(FGL Aircraft Ireland Limited;連結子会社)設立。

2001年4月

安信リース株式会社と合併。

2002年1月

横河電機株式会社と共同出資にて、株式会社ワイ・エフ・リーシング(連結子会社)設立。

2002年4月

安田リース株式会社と合併、芙蓉総合開発株式会社のリース金融事業部門を分割承継。

2004年12月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場。

2007年5月

日本抵当証券株式会社の株式を追加取得し、連結子会社化。

2008年4月

シャープファイナンス株式会社の株式を65%取得し、連結子会社化。

2011年10月

中国に現地法人(芙蓉綜合融資租賃(中国)有限公司;連結子会社)設立。

2012年4月

日本抵当証券株式会社(連結子会社)を吸収合併。

2014年7月

ALM 2010 Limited(Fuyo Aviation Capital Europe Limitedに商号変更)の全株式を取得し、連結子会社化。これに伴い、同社が直接に出資するAircraft Leasing and Management Limitedを連結子会社化。

2015年10月

株式会社ワイ・エフ・リーシング(連結子会社)を吸収合併。

2017年1月

アクリーティブ株式会社の株式を公開買付けにより51%取得し、連結子会社化。

2018年3月

Marubeni Auto Investment (CANADA) Inc.(Marubeni Fuyo Auto Investment (CANADA) Inc.に商号変更)の株式を50%取得し、持分法適用関連会社化。

2018年4月

株式会社FUJITAの株式を追加取得し、連結子会社化。

2018年10月

株式会社ジーアイ・ホールディングスの株式を60%取得し、連結子会社化。これに伴い、同社が直接に出資する株式会社インボイスを連結子会社化。

2019年1月

Pacific Rim Capital, Inc.の株式(議決権49%)を取得し、持分法適用関連会社化。

2019年8月

株式会社LNホールディングスの株式を100%取得し、連結子会社化。これに伴い、同社が直接に出資するNOCアウトソーシング&コンサルティング株式会社及びNOCアウトソーシング&コンサルティング株式会社が直接に出資する2社を連結子会社化。

2019年11月

メリービズ株式会社の株式を追加取得し、持分法適用関連会社化。

2020年4月

ヤマトリース株式会社の株式を60%取得し、連結子会社化。

2020年4月

株式会社FGLグループ・マネジメントサービス(連結子会社)設立。

2020年6月

本社を東京都千代田区麹町五丁目1番地1に移転。

2021年10月

株式会社WorkVisionの株式を100%取得し、連結子会社化。

2022年1月

株式会社日本信用リースを吸収合併。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のプライム市場に移行。

年月

事項

2022年10月

株式会社ヒューマンセントリックスの株式を100%取得し、連結子会社化。

2023年1月

Pacific Rim Capital, Inc.の株式を追加取得し、連結子会社化。

事業内容

芙蓉総合リース株式会社は、リース、割賦販売、金融取引などを主な事業内容とする企業グループです。

同社グループは、芙蓉総合リース株式会社を中心に、国内185社、海外34社の子会社、および18社の関連会社で構成されています。

主な事業セグメントは以下の3つです。

1. リース及び割賦:情報関連機器・事務用機器、産業工作機械等のリース業務、不動産リース及び商業設備、生産設備、病院設備等の割賦販売業務を行っています。

2. ファイナンス:金銭の貸付、営業目的の金融収益を得るために所有する有価証券の運用、匿名組合組成業務等を手がけています。

3. その他:環境エネルギー関連、手数料、BPO及びモビリティビジネス等の事業を展開しています。

同社グループの事業展開は国内にとどまらず、米国、中国、台湾、タイ、アイルランドなど海外にも広がっています。リース、ファイナンス、その他の各事業を通じて、幅広い顧客ニーズに対応しています。

経営方針

芙蓉総合リース株式会社は、持続可能な成長を目指す企業グループです。同社は、「前例のない場所へ。」というコーポレートスローガンの下、CSV(Creating Shared Value)経営の考え方を推し進め、社会課題の解決と企業価値の向上を同時に実現することで、外部環境の変化に強靭に対応できる企業グループを目指しています。

中期経営計画「Fuyo Shared Value 2026」では、成長性や収益性、同社の強みを総合的に判断し、7つの事業領域を3つの成長ドライバーに区分しています。マーケットの拡大・創出が見込まれる事業領域には経営資源を集中的に投下し、持続的な利益成長を目指す一方で、成熟しつつあるマーケットの事業領域では徹底した差別化を進め、安定的な成長の実現を図っています。

また、事業を通じた社会価値の創出にも注力しています。「環境」と「社会とひと」の2つの分野に7つの事業領域を紐づけ、気候変動問題の解決や循環型社会の実現、社会的インパクトの高い事業運営などに取り組んでいます。これにより、社会課題の解決と経済価値の同時実現による持続的な成長を目指しています。

さらに、「CSV経営」と「グループガバナンス」をマネジメント戦略の中心軸に据え、持続的な価値創造を支える組織・体制の強化に努めています。人材育成やデジタル化の推進、リスクマネジメントの高度化など、事業環境の変化に柔軟に対応できる経営基盤の構築にも取り組んでいます。

このように、芙蓉総合リースは、社会課題の解決と企業価値の向上を両立する持続可能な成長戦略を推進しており、外部環境の変化に強靭な企業グループを目指しています。