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高知銀行JP:8416
事業内容
高知銀行は、銀行業務を中心に多様な金融サービスを提供しています。具体的には、預金業務、貸出業務、為替業務を行い、地域に密着した営業活動を展開しています。また、連結子会社の株式会社高銀ビジネスでは、店舗警備や現金整理、物品販売など、銀行業務に付随するサービスを提供しています。
さらに、こうぎん地域協働投資事業有限責任組合を通じて投資業務も行っています。リース業務については、連結子会社のオーシャンリース株式会社が担当し、企業や個人向けにリースサービスを提供しています。
クレジットカード業務は、連結子会社の株式会社高知カードが担い、クレジットカードの発行や信用保証業務を行っています。地域商社業務に関しては、非連結子会社の株式会社地域商社こうちが、地域産品のブランディングや企画開発、販路開拓支援を行っています。
経営方針
高知銀行は、「熱意」「調和」「誠実」を経営理念に掲げ、2024年から2026年までの3年間を計画期間とする中期経営計画『地域とこうぎんの「みらい」 第Ⅰ期:展望の共有』を推進しています。この計画は、地域の価値向上に貢献する金融インフラを目指し、地域と共に持続的な成長を図ることを目的としています。
同社は、地域の「わくわく(=価値)」が集まる新世代ターミナルとして、地域の持続的な発展を支援することを目指しています。具体的には、地域の事業者の「人・事業・財」の調和を図り、地域住民のウェルビーイング向上を目指す施策を展開しています。また、情報活用を充実させ、顧客向けのサービスやコンサルティングを強化しています。
高知銀行は、ソリューション提供・イノベーション推進室を設置し、地域の事業者の商流に関する課題解決を支援しています。さらに、資産運用センターを通じて、法人や個人の資産形成をサポートし、オーダーメイド型の資産運用提案を行っています。これにより、地域の経済活性化に寄与しています。
同社は、顧客体験の再設計とデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略を推進しています。店舗網の見直しや行員の再配置を行い、地域に密着した伴走型サービスを提供しています。また、デジタルUIの設計やATM網の再構築を通じて、地域住民の利便性向上を図っています。
高知銀行は、事務省力化と経費コントロールを進め、営業店の定型事務を削減し、デジタル化を推進しています。これにより、コンサルティング業務の充実を図り、経費管理を強化しています。また、人事制度改革を通じて、専門スキルを持つ人材の成長を支援し、組織のフラット化を進めています。
金融市場運用の強化も図っており、預貸金を含めたALMの見直しを行っています。市場部門の領域を拡大し、運用ポートフォリオの最適化を促進しています。これにより、変化する金融市場環境に対応し、収益性の向上を目指しています。