ふくおかフィナンシャルグループJP:8354

時価総額
¥7999.1億
PER
355.2倍
銀行業務(福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、みんなの銀行)、証券業務、保証業務、事業再生支援・債権管理回収業務、リース業務等を展開。

沿革

2006年5月

福岡銀行と熊本ファミリー銀行(以下、総称して、「両行」という。)は、業務・資本提携に関する「基本合意書」を締結。

2006年9月

両行は、「経営統合に関する基本合意書」を締結。

2006年10月

両行は、「共同株式移転契約」を締結。

2006年12月

両行の臨時株主総会及び熊本ファミリー銀行の各種種類株主総会において、両行が共同株式移転の方法により当社を設立し、両行がその完全子会社となることについて承認決議。

2007年3月

両行が共同して、金融庁より銀行持株会社の設立等に関わる認可を取得。

2007年4月

両行が共同株式移転により当社を設立。
当社の普通株式を東京・大阪・福岡証券取引所に上場。
(その後、2013年7月大阪証券取引所は東京証券取引所に統合)

2007年5月

親和銀行を完全子会社とする経営統合を実施し、親和銀行の経営再建及び資本支援等の実施を内容とする「経営支援に係る基本合意書」を九州親和ホールディングス及び親和銀行と締結。

2007年7月

当社及び九州親和ホールディングス、親和銀行は、関係当局の認可等を前提として、当社が九州親和ホールディングスの保有する親和銀行及びしんわDCカードの株式の全部を、2007年10月1日以降において総額760億円で取得すること等を約した株式譲渡契約を締結。

2007年9月

親和銀行が実施した第三者割当増資の引受けを行い、親和銀行を連結子会社化。

2007年10月

九州親和ホールディングスが持つ親和銀行株式の買取を行い、親和銀行を完全連結子会社化。

2009年1月

熊本ファミリー銀行が福岡銀行・広島銀行の共同利用型基幹システムへ参加。

2009年2月

熊本ファミリー銀行及び親和銀行が有する事業再生事業及び不良債権処理事業を吸収分割により福岡銀行に承継。

2010年1月

親和銀行が共同利用型基幹システムへ参加し、グループ3行のシステム統合が完了。

2013年4月

熊本ファミリー銀行が熊本銀行に商号変更。

2016年2月

十八銀行との間で、「経営統合に関する基本合意書」を締結。

2018年10月

十八銀行との間で、当社を株式交換完全親会社、十八銀行を株式交換完全子会社とする「株式交換契約書」を締結。

2019年1月

十八銀行の臨時株主総会において、株式交換契約について承認決議。

2019年4月

十八銀行との株式交換を行い、十八銀行を完全連結子会社化。

2019年8月

みんなの銀行設立準備会社を設立。

2020年5月

親和銀行及び十八銀行が合併契約を締結。

2020年10月

親和銀行及び十八銀行が合併し、十八親和銀行が発足。

2020年12月

みんなの銀行設立準備会社がみんなの銀行に商号変更。

2021年1月

旧十八銀行のシステムを共同利用型基幹システムに移行し、システム統合が完了。

2021年5月

みんなの銀行がお客さま向けのサービス提供を開始。

2022年11月

福岡中央銀行との間で、「経営統合に関する基本合意書」を締結。

2023年3月

福岡中央銀行との間で、当社を株式交換完全親会社、福岡中央銀行を株式交換完全子会社とする「株式交換契約書」を締結。

事業内容

ふくおかフィナンシャルグループは、銀行業務を中心に多岐にわたる金融サービスを提供する企業グループです。同社グループは、株式会社福岡銀行、株式会社熊本銀行、株式会社十八親和銀行、株式会社みんなの銀行を含む26社の連結子会社で構成されています。これらの銀行では、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務などを行っています。

また、銀行業務以外にも、同社グループは証券業務、保証業務、事業再生支援・債権管理回収業務、リース業務などを提供しています。これらのサービスは、㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ、iBankマーケティング㈱、ゼロバンク・デザインファクトリー㈱、㈱FFG成長投資、㈱サステナブルスケールなどの子会社を通じて展開されています。

さらに、FFGリース㈱、㈱FFG Succession、FFG証券㈱、㈱FFGビジネスコンサルティング、㈱長崎経済研究所など、特定のニーズに応える多様なサービスを提供する子会社も存在します。これらの事業を通じて、ふくおかフィナンシャルグループは地域経済の発展に貢献し、顧客の多様な金融ニーズに応えています。

2023年5月10日には、FFGインダストリーズ株式会社を100%子会社として設立し、さらなる事業拡大を図っています。同社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準を連結ベースの計数に基づいて判断しています。

経営方針

ふくおかフィナンシャルグループは、九州を中心に稠密な営業ネットワークを展開し、多様な金融商品・サービスを提供する地域金融グループです。同社は、高い感受性と行動力、未来志向での高品質追求、人々の選択を後押しする価値創造を目指す経営理念を掲げています。ブランドスローガン「あなたのいちばんに。」を通じて、顧客、地域社会、株主、従業員に対する真の価値を提供することを約束しています。

中長期的な経営戦略として、同社は「持続的に高い競争力・成長力を実現するザ・ベスト リージョナルバンク」を目指しています。これには、営業基盤の拡大、収益源の多様化、生産性・健全性の向上が含まれます。また、デジタルバンクの立ち上げや新しい取り組みへのチャレンジも進めています。

第7次中期経営計画では、2024年度の目標経営指標として、親会社株主に帰属する当期純利益650億円、ROE(連結自己資本利益率)6%程度、自己資本比率10%半ば、OHR(連結経費/業務粗利益)60%程度を掲げています。

事業上及び財務上の課題に対処するため、同社は既存ビジネスモデルの変革、新たな収益源の確立、環境変化への対応に取り組んでいます。これには、デジタル化の推進、質の高いコンサルティングの提供、個人ビジネスと法人ビジネスの強化が含まれます。また、みんなの銀行の決済機能を中心としたBaaS事業の拡大や、FFGインダストリーズ株式会社の設立を通じた新たな収益基盤の構築にも注力しています。

これらの戦略を通じて、ふくおかフィナンシャルグループは、サステナブルな地域社会と同社の持続的成長の同時実現を目指しています。