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さいか屋JP:8254
沿革
1950年11月 |
横須賀市大滝町2丁目1番地に株式会社大洋会館を設立し、不動産賃貸業を開始 |
1955年8月 |
商号を株式会社川崎さいか屋に変更 |
1956年4月 |
本社所在地を横須賀市より川崎市川崎区小川町1番地に移転し、株式会社川崎さいか屋として百貨店業を開業 |
1964年8月 |
東京証券取引所市場第2部に上場 |
1967年11月 |
東京都町田市に町田店を新設開店 |
1969年5月 |
商号を株式会社さいか屋に変更 |
1969年9月 |
姉妹会社である株式会社横須賀さいか屋及び株式会社藤沢さいか屋の二社を合併 |
1970年9月 |
株式会社サイカマートはスーパーストアー業の株式会社フジミストアーを合併し、株式会社さいか屋の子会社とした。 |
1975年9月 |
株式会社彩友計算センターを設立、情報処理サービス業を開始 |
1976年10月 |
町田店をショッピングビルに転換し、各種専門店をテナントとして導入し、自営ショップと併せて、ファッションロード「ジョルナ」とする。 |
1977年2月 |
株式会社さいか屋友の会(連結子会社)を設立、前払式特定取引業を開始 |
1977年7月 |
株式会社彩美を設立、貨物輸送・ビル清掃業を開始 |
1978年11月 |
藤沢市及び各方面の要請により、藤沢駅北口再開発事業に協力することになり、藤沢店の営業を新設の株式会社藤沢さいか屋に譲渡し、藤沢店を廃止 |
1979年9月 |
藤沢市の要請により、藤沢駅前所在の丸井藤沢店地下1階に食料品専門店の藤沢マーケット店を開店 |
1979年9月 |
株式会社さいか屋マーケットプロモーションを設立、宣伝広告代理店業を開始 |
1988年5月 |
株式会社エーエムカードサービスを設立、金融・サービス業を開始 |
1990年3月 |
横須賀店新館開店、同年10月には同店南館を開店し、三館体制が完成 |
1993年11月 |
藤沢駅前の藤沢マーケット店を生鮮ディスカウントストアーにリニューアルし店名を「ザ・マーケット」に変更 |
1999年11月 |
株式会社さいか屋マーケットプロモーションは、保険代理業の彌栄実業と合併し、さいか屋マーケットプロモーション株式会社と社名を変更 |
2002年9月 |
株式会社藤沢さいか屋の百貨店営業部門を2002年9月1日を以て譲受 |
2002年11月 |
時計、宝石、貴金属の卸売業であるアルファトレンド株式会社(連結子会社)の株式を取得し子会社とした。 |
2005年7月 |
株式会社サイカマートは、株式会社藤沢さいか屋を吸収合併して株式会社彩賀開発と社名を変更 |
2006年3月 |
ザ・マーケット藤沢駅前店を2006年3月20日に閉店 |
2009年1月 |
第三者割当(割当先 京浜急行電鉄株式会社)による増資を実施 |
2009年2月 |
連結子会社である、株式会社彩賀開発を吸収合併 |
2009年8月 |
事業再生実務家協会に対し、事業再生ADR手続の正式申請 |
2010年2月 |
当社債務の一部免除及び債務の株式化を柱とする金融支援を含む事業再生ADR手続が成立 |
2010年3月 |
当社債務の株式化によりA種優先株式を発行して、それに伴い増資を実施 |
川崎店を譲渡し、譲渡先との間で建物賃貸借契約を締結し、引き続き同場所にて店舗として営業活動を継続 |
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2010年4月 |
当社資本構成の改善を目的として減資を実施 |
2010年5月 |
横須賀店の大通り館閉館、新館は継続営業 |
2010年8月 |
株式会社彩友計算センターの清算が結了 |
2011年1月 |
株式会社彩美の清算が結了 |
2011年5月 |
川崎市川崎区小川町8番地「小川町別館」を売却譲渡 |
2012年9月 |
連結子会社である株式会社エーエムカードサービスを吸収合併 |
2013年3月 |
事業再生ADR計画完了 |
2015年1月 |
町田ジョルナ店の不動産流動化を実施。買主から店舗全体のテナント運営管理業務を受託するとともに、一部区画をリースバックする形で不動産を売却 |
2015年5月 |
川崎店を閉店し、営業を終了 |
2015年6月 |
川崎日航ホテルビル内に、川崎店(サテライト型店舗)を開店し、営業開始 |
2021年2月 |
横須賀店を閉店し、営業を終了 |
2021年3月 |
横須賀店が愛称「SAIKAYA YOKOSUKA SHOPPING PLAZA」として開店し、営業開始 |
2021年5月 |
第三者割当(割当先 株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス)による増資を実施 |
2021年5月 |
株式会社AFC-HDアムスライフサイエンスの子会社になる。 |
事業内容
株式会社さいか屋は、百貨店業を中心に幅広い事業を展開している企業です。同社は、横須賀市と藤沢市で百貨店を運営し、川崎市ではサテライト型店舗、町田市では専門店ビルのテナント管理運営業務を手掛けています。また、連結子会社であるアルファトレンド株式会社を通じて、時計、宝石、貴金属製品の卸売業も行っており、株式会社さいか屋へ商品を納入しています。
株式会社さいか屋友の会は、前払式特定取引業を展開しており、非連結子会社の株式会社サンパール藤沢はビル管理運営業を担当しています。さらに、同一の親会社を持つ株式会社エーエフシーは、株式会社さいか屋の3店舗への出店や商品の納入を行っています。
このように、株式会社さいか屋グループは、百貨店業を核としながらも、卸売業、ビル管理運営業、前払式特定取引業など多岐にわたる事業を展開しており、地域社会のニーズに応える多様なサービスを提供しています。
経営方針
株式会社さいか屋は、百貨店業を中心に多様な事業を展開する企業であり、2023年8月期より抜本的な経営スキームの改革を開始し、黒字化を達成しました。しかし、同社は改革が始まったばかりであり、黒字体質への早期転換を目指してさらなる取り組みを進める必要があると考えています。
同社の成長戦略は、全社的な既存店舗の再編やグループシナジー効果を活用した施策の実行、金・地金買取の強化を継続的に推進することにあります。特に、藤沢店ではヤマダデンキとの相乗効果を狙った企画の強化、横須賀店では地下1階のリニューアルを通じて収益拡大を目指しています。また、外商部門では高収益商材の販売強化や新規顧客へのアプローチ強化に注力しています。
さらに、調達コストの低減や基幹業務の抜本的な見直しを通じて「ローコストオペレーション」の推進を更に進め、コスト削減に努めています。これらの戦略は、同社が百貨店業を核にしながらも、卸売業、ビル管理運営業、前払式特定取引業など多岐にわたる事業を展開する中で、地域社会のニーズに応える多様なサービスを提供し続けるための基盤となっています。
株式会社さいか屋は、これらの成長戦略を通じて、持続可能な成長と地域社会への貢献を目指しています。