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はせがわJP:8230
沿革
1929年9月 1936年11月 |
創業社長 長谷川才蔵が直方市溝堀に居を構え、仏壇仏具の行商を開始 直方の古町商店街に「長谷川仏具店」を開業 |
1966年12月 |
社名を「株式会社長谷川仏壇店」とし、法人化する。 |
1970年9月 |
オリジナル金仏壇「明日香」の販売を開始 |
1976年4月 |
社名を「株式会社はせがわ」に商号変更 |
1976年5月 |
本部機能を福岡市博多区に移転 |
1978年4月 |
東京都千代田区神田に関東事務所を開設 |
1979年2月 |
関東地区1号店として川口芝店開店 |
1980年3月 |
仏壇の製造を行なう株式会社長谷川仏壇製作所及び寺院工事を行なう株式会社長谷川仏具工芸(現 株式会社はせがわ美術工芸)を当社の子会社とし、充実強化を図る。 |
1982年4月 |
仏壇仏具卸専門のはせがわ商事株式会社を子会社として設立 |
1982年11月 |
福岡県内で仏壇の製造を営む有限会社大川唐木佛檀製作所に資本参加し子会社とする。 |
1984年4月 |
子会社のはせがわ商事株式会社を吸収合併 |
1984年5月 |
関東事務所を東京都中央区銀座に移転 |
1984年8月 |
本店を福岡市博多区に移転 |
1988年11月 |
福岡証券取引所に株式上場 |
1994年9月 |
東海地区1号店として春日井店開店 |
1994年11月 |
大阪証券取引所市場第二部に株式上場 |
1997年4月 |
墓石事業に本格参入 |
2002年11月 |
子会社の株式会社長谷川仏壇製作所が同有限会社大川唐木佛檀製作所を吸収合併し、 |
2004年5月 |
関東事務所を東京都文京区後楽に移転 |
2004年7月 2004年7月 |
本店を福岡市博多区祇園町に移転し「福岡本社」とする。 本社機能の一部を関東事務所に移転し「東京本社」とする。 |
2007年3月 |
東京藝術大学に「お仏壇のはせがわ賞」を創設 |
2007年10月 |
はせがわビル(福岡本社・福岡本店)を福岡市博多区上川端町に竣工 |
2009年9月 |
屋内墓苑事業を開始 |
2011年4月 |
株式会社はせがわ美術工芸が株式会社はせがわ仏壇工房を吸収合併 |
2012年3月 |
東京証券取引所市場第二部に株式上場 |
2012年5月 |
大阪証券取引所市場第二部上場廃止 |
2013年3月 |
東京証券取引所市場第一部に株式上場 |
2013年9月 |
株式会社はせがわ美術工芸の全株式の70%を譲渡し、関連会社へ移行 |
2014年5月 |
カリモク家具株式会社との協同開発仏壇「SOLID BOARD JUST(ソリッド ボード ジャスト)」の販売を開始 |
2015年2月 |
リビングスタイル店1号店としてヴィナシス金町店開店 |
2017年1月 |
ショッピングセンター内リビングスタイル型1号店としてイオンタウン黒崎店開店 |
2017年3月 |
こころのアトリエ1号店としてトレッサ横浜店開店 |
2019年5月 |
飲食・食品・雑貨事業を営む株式会社田ノ実を子会社として設立 |
2019年6月 |
田ノ実1号店として自由が丘店開店 |
2020年6月 2022年4月 |
百貨店内1号店として東武池袋店開店 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行 |
2022年6月 |
子会社の株式会社田ノ実を吸収合併 |
事業内容
はせがわは、宗教用具関連事業と飲食・食品・雑貨事業を主軸に展開している企業です。同社は、仏壇仏具事業を中心に、東日本及び西日本地域で直営店舗を通じて仏壇仏具の小売販売を行っています。これに加え、仏教の伝統に則った商品の提供はもちろん、顧客の多様な生活様式や価値観に応えるための商品企画・開発にも力を入れています。また、国内外の協力工場や国内メーカーとの協同開発によるオリジナル商品の提供、全国の仏壇仏具販売店への卸売販売も手掛けています。
墓石事業では、直営店舗や霊園管理事務所を通じて墓石の建立や施工の受注販売を行い、高品質な商品提供に努めています。屋内墓苑事業では、寺院が有する屋内墓苑の受託販売を担当しています。
飲食・食品・雑貨事業においては、飲食店の運営や食品・雑貨の小売販売を展開しています。これらの事業を通じて、はせがわは多岐にわたる顧客ニーズに応える商品やサービスを提供しています。
さらに、はせがわグループには、寺院内陣設計施工や文化財保存修復を手掛けるはせがわ美術工芸、貿易コンサルタント業務を提供する泉州恩慈諮詢服務有限公司(中国)、石材製品の輸入及び販売を行うオクノトレーディングなどの関連会社があります。これらの会社を通じて、はせがわは宗教用具関連事業のみならず、幅広い分野での事業展開を図っています。
経営方針
はせがわは、宗教用具関連事業を核とし、飲食・食品・雑貨事業も手掛ける多角的なビジネスを展開しています。同社の成長戦略は、顧客の多様なニーズに応える商品やサービスの提供に重点を置いています。2023年3月期から始まる新たな3年間の中期経営計画では、「売り切り型からの脱却」と「手を合わせる機会の創造」をテーマに掲げています。これにより、供養の領域だけでなく、日常の「祈り・願い・感謝」をテーマにした商品・サービスの開発・提供を目指しています。
はせがわは、仏壇仏具事業、墓石事業、屋内墓苑事業を中核とし、これらが連動して顧客創造を進めることで相乗効果を図る戦略を推進しています。特に、仏壇仏具事業では、顧客の期待に応えるためのオリジナル商品開発に力を入れ、最上のおもてなしを提供できる人材育成にも注力しています。また、墓石事業と屋内墓苑事業では、樹木葬や合葬墓・海洋葬など、多様なニーズに対応できるよう体制づくりを目指しています。
デジタル領域では、WEBサイトの強化やECモールの強化を通じて、顧客接点の拡大と集客の高める取り組みを進めています。さらに、飲食・食品・雑貨事業では、日常の「祈り・願い・感謝」をテーマにした新たな顧客接点の増加を目指しています。
はせがわは、顧客の生活様式や価値観の多様化に対応するため、商品・サービスの提供だけでなく、サステナビリティやDX、組織運営上の課題にも取り組んでいます。これらの戦略を通じて、はせがわは顧客との関係性を継続し、心豊かな生活の支援を目指しています。