マルイチ産商 (8228) 株価

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水産物・畜産物等の生鮮食料品と加工品の卸売の有力企業。養殖、加工品製造と冷蔵物流ネットワークを展開。連結子会社19社、持分法適用関連会社5社体制。九州(大分・鹿児島・宮崎)、四国(愛媛・高知)、豊洲・名古屋市場中心に展開。

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事業内容

マルイチ産商は、生鮮の水産物や畜産物、冷凍・一般加工食品の卸売を中核に事業を展開しています。養殖や加工の自社・グループ内生産や、物流・冷蔵倉庫といった周辺サービスも手掛けています。

同社の主要な顧客は小売店や食品卸、飲食店など業務用・小売向けの事業者で、売上の大部分をこれらへの販売が占めています。グループ会社が仕入れや加工、生産を分担しており、BtoB中心の収益構造になっています。

事業は大きく水産事業、一般食品事業、畜産事業、地域グループ(丸水長野県水グループ)に分かれています。水産では養殖魚の仕入・加工・販売、一般食品では缶詰などの加工、畜産では食肉・惣菜の製造、加えて物流・冷蔵倉庫事業が補完する体制になっています。

経営方針

同社は「ビジョン2030」を掲げ、中期経営計画2025を通じて事業規模と収益力の向上を目指しています。具体的には、2026年3月期の目標として売上高290,000百万円、営業利益2,200百万円を掲げており、戦略施策の実行により連結営業利益25億円+αを実力値として目指しています。地域密着の強みを軸に「信州」「顧客」「産地」をつなぐプラットフォーマーになることを中長期の成長軸として位置付けています。

重点投資分野は生鮮の水産・畜産を軸に、惣菜・業務用食品、加工(缶詰・冷凍等)と物流・倉庫機能の強化です。同社はグループ内で仕入れ・加工・物流を一体化することで差別化を図っており、子会社の製造能力拡充や製販一体化による付加価値商品の開発、信州域内での本社機能再編による生産性向上など具体的な施策を進めています。豊洲市場の活用や首都圏生鮮流通センターの活用も差別化の一環です。

新市場開拓では首都圏・中京圏に加えて関西などエリア戦略を加速します。昨年の㈱ダイニチ子会社化や、2025年度を目途とした丸水長野県水との経営統合を通じて販売網と調達力を拡大し、ドラッグストアや業務用需要を取り込む販路開拓を進めています。また、水産では従来の集荷・販売中心のトレードモデルから養殖の生産領域へ投資を拡大し、信田缶詰などの加工子会社と連携して生原料を活かした商品で業績回復を図る計画です。

技術革新と業務改革も重要施策です。新基幹システム「M-BASE」の定着をはじめ、WEB請求書や電子契約の拡大、定型業務の自動化(RPA)や生成AIの社内展開で作業効率を高め、業務構造改革で生産性を向上させます。サステナビリティ面ではCO2削減や太陽光パネル設置、食育活動やブルーカーボン事業への参画を進めるとともに、サプライチェーン管理の強化、在庫・与信管理、BCPの整備により事業の安定化にも取り組んでいます。

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