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リンガーハットJP:8200
沿革
1962年7月 |
長崎市鍛冶屋町にとんかつ浜かつを創業 |
1970年6月 |
浜勝商事株式会社(法律上の存続会社)設立(資本金130万円) なお、実質上の存続会社、株式会社「浜かつ」は1964年3月に設立(資本金100万円、1973年4月㈱浜勝に商号変更)され、1979年3月1日に浜勝商事株式会社に吸収合併 |
1974年8月 |
「長崎ちゃんめん」(現・「長崎ちゃんぽん」)及び「ぎょうざ」を主力商品にしたチェーン店の第1号店を長崎市に開店(リンガーハット長崎宿町店) 当該店舗は、子会社株式会社サン・ナガサキ(1976年9月㈱長崎ちゃんめんに商号変更)において開店し、1977年3月に株式会社浜勝に営業譲渡 |
1979年3月 |
㈱浜勝を吸収合併(合併時の資本金9,500万円) |
1979年3月 |
浜勝商事株式会社を株式会社浜勝に商号変更 |
1979年9月 |
関東地区第1号店(通算第37号店)を埼玉県さいたま市に開店(大宮バイパス与野店) |
1981年3月 |
「長崎皿うどん」の販売を開始 |
1982年8月 |
株式会社浜勝を株式会社リンガーハットに商号変更 |
1983年6月 |
佐賀県神埼郡吉野ヶ里町に佐賀工場を新設 |
1985年6月 |
リンガーハット・100号店(福岡大橋店)を福岡県福岡市に開店 |
1985年10月 |
福岡証券取引所に株式を上場 |
1986年3月 |
当社グループにおける店舗建設・メンテナンスを行うため、リンガーハット開発株式会社を設立 |
1987年2月 |
「とんかつ」専門店のチェーン展開のため、株式会社浜勝を設立し、株式会社長崎浜勝よりとんかつ専門店等6店を営業譲渡 |
1988年8月 |
静岡県駿東郡小山町に富士小山工場を新設 |
1992年11月 |
社員ライセンスオーナー・1号店(熊本健軍店)を開店 |
1993年3月 |
株主優待制度を発足 |
1994年4月 |
関西地区第1号店(通算第225号店)を大阪府東大阪市に開店(東大阪西堤店) |
1994年8月 |
中京地区第1号店(通算第230号店)を愛知県岡崎市に開店(愛知岡崎店) |
1997年3月 |
株式会社浜勝の株式を日本証券業協会に店頭売買有価証券として新規登録 |
1998年7月 |
東京証券取引所に株式を上場 |
2000年2月 |
東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部に指定 |
2001年3月 |
㈱浜勝を吸収合併(合併時の資本金558,400千円) |
2005年3月 |
リンガーハット・500号店(福岡橋本店)を福岡県福岡市に開店 |
2006年2月 |
とんかつ浜勝・100号店(福岡大名店)を福岡県福岡市に開店 |
2006年9月 |
会社分割により持株会社制に移行し、長崎ちゃんぽん・とんかつ・和食の各事業をそれぞれリンガーハットジャパン株式会社・浜勝株式会社・卓袱浜勝株式会社(現:リンガーフーズ株式会社)へ承継 |
2009年5月 |
『長崎卓袱浜勝』事業を完全子会社である卓袱浜勝株式会社(現:リンガーフーズ株式会社)より譲受 |
2009年5月 |
「卓袱浜勝株式会社」を「株式会社和華蘭」に商号変更 |
2009年10月 |
リンガーハット全店において、使用するすべての野菜の国産化を実施 『野菜たっぷりちゃんぽん』販売開始 |
2010年1月 |
タイでの当社事業を共同で行うために現地法人及び株式会社ニチレイフーズと合弁でChampion Foods Co.,Ltd.を設立 |
2010年4月 |
リンガーハット・タイ1号店「バンコクK-Village店」をタイバンコク市に開店 |
2010年6月 |
リンガーハット佐世保大野店で日本初の麺業態のドライブスルー開始 |
2010年9月 |
太宰府工場を佐賀工場敷地内に移転し、西日本地区の生産・物流拠点を佐賀に集約 |
2011年3月 |
レストラン運営会社Ringer Hut America Inc.とフランチャイズ契約を締結し、アメリカ第1号店の「リンガーハット サラトガ店」をオープン |
2012年4月 |
Ringer Hut Hawaii Inc.を設立 |
2012年7月 |
リンガーハット海外直営1号店となるハワイワイキキ店を開店 |
2012年7月 |
東京本社(大田区大森北)及び福岡本社(福岡市博多区)を東京都品川区大崎にグループ本社として統合 |
2013年3月 |
Ringer Hut Hong Kong Co.,Ltd.(中国名:稜閣屋有限公司)を設立 |
2013年4月 |
Ringer Hut (Thailand)Co.,Ltd.を設立 |
2013年12月 |
外販事業拡大のため「株式会社和華蘭」を「リンガーフーズ株式会社」に商号変更 |
2015年3月 2016年5月 2016年8月 2017年4月 2017年6月 2019年5月 2019年6月 2019年9月 2020年6月 2021年8月 2022年4月 2022年7月 |
Ringer Hut Taiwan Co.,Ltd.(台湾名:台灣棱閣屋有限公司)を設立 PT Ringer hut Indonesia.を設立 株式会社ミヤタの株式取得 Ringer Hut Cambodia Co.,Ltd.を設立 Ringerhut and Shimizu Holding Corpを設立 京都府京田辺市にて京都工場稼働開始 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町に佐賀第3工場を新設 リンガーハット・1000号店(羽田空港第1旅客ターミナルビル店)を東京都大田区に開店 特別店舗リンガー食堂(首都高八潮PA店)を埼玉県八潮市に開店 Ringer Hut Vision 2030「Ideal Dining宣言~あなたの理想の食卓へ~」を発表 東京証券取引所市場再編に伴い、「プライム市場」に所属を移行 リンガーハットグループ創業60周年 |
事業内容
リンガーハット株式会社とそのグループ企業は、主に「長崎ちゃんぽん」と「とんかつ」を中心とした飲食店の運営を行っています。同社グループは、リンガーハットジャパン株式会社をはじめ、国内外に複数の関連会社を持ち、それぞれが特定の事業セグメントに注力しています。
「長崎ちゃんぽん」セグメントでは、リンガーハットジャパン株式会社を中心に、Ringer Hut Hawaii Inc.、Ringer Hut(Thailand) Co.,Ltd.、Champion Foods Co.,Ltd.、Ringer Hut Cambodia Co.,Ltd.、およびPT Ringer Hut Indonesiaが専門店のチェーン展開を行っています。また、リンガーフーズ株式会社は、リンガーハットブランドの商品を外部に販売しています。
「とんかつ」セグメントでは、浜勝株式会社、Ringer Hut Hawaii Inc.、Champion Foods Co.,Ltd.が専門店のチェーン展開を進めています。さらに、株式会社ミヤタは、店舗で使用する漬物の製造及び販売を手掛けています。
加えて、リンガーハット開発株式会社は、グループ外の飲食事業店舗を対象に設備メンテナンス事業を展開しています。これらの事業セグメントを通じて、リンガーハットグループは飲食業界における多角的な事業展開を図っています。
経営方針
リンガーハット株式会社は、そのグループ企業と共に、飲食業界における成長戦略を積極的に推進しています。同社の基本理念は、「すべてのお客さまに楽しい食事のひとときを心と技術でつくる」であり、郷土料理の「長崎ちゃんぽん」と「とんかつ」を中心に、親しみやすい飲食の専門店を展開しています。素材や味にこだわり、安全・安心・健康で楽しい食事の空間を提供し続けることで、長期的かつ安定的に企業価値を高める経営を目指しています。
成長戦略として、同社は主力外食事業2業態を中心に、国内外への出店を継続しています。「長崎ちゃんぽんリンガーハット」は、その独自性を活かして全国各地へ展開し、「とんかつ濵かつ」ではブランドの知名度向上を進めています。国内市場では直営店とフランチャイズ店の展開を進め、海外市場では東南アジア地域及びアメリカ合衆国において、直営及び現地企業とのアライアンスで長崎ちゃんぽんを主力にしたレストラン事業を確立しています。
高収益化戦略としては、売上高FLコスト(売上原価+人件費)比率60%以下の実現を目指しています。これには、店舗配置の見直し、メニュー政策及びオペレーション改善、自社工場生産及び物流体制の強化、本部組織の少数精鋭化などが含まれます。
財務強化のため、国内フランチャイズ及び海外アライアンスの拡大による投資抑制を図っています。また、組織改革と人財育成にも力を入れ、成長を支える人づくりと働き甲斐のあるキャリアプランを提供しています。
さらに、気候変動への対応として、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に沿った情報開示を行い、カーボンニュートラルの実現を目指しています。これらの戦略を通じて、リンガーハットは持続可能な成長を目指しています。