ロイヤルホールディングスJP:8179

時価総額
¥1238.6億
PER
30.7倍
外食、コントラクト、ホテル、食品事業を展開し、レストラン「ロイヤルホスト」、天丼「てんや」、ホテル「リッチモンドホテル」、フローズンミール「ロイヤルデリ」等を手掛ける。

沿革

1951年10月

日本航空国内線の営業開始と同時に福岡空港において機内食搭載と喫茶営業を開始。

1951年12月

福岡市堅粕で製菓・製パン業を開始、㈱ロイヤルベーカリーを設立。

1953年11月

福岡市東中洲にレストランを開業、㈲ロイヤルを設立。

1955年2月

アイスクリームの製造販売に着手。

1956年5月

ロイヤル㈱(資本金1,000千円)を福岡市東中洲に設立。

1962年9月

セントラルキッチンシステム(集中調理方式)を採用し、業務用冷凍料理の製造に着手。

1969年9月

福岡市大字那珂に新本社・工場(ロイヤルセンター)が完成、全部門を移転。

1978年8月

福岡証券取引所に上場。

1981年8月

東京証券取引所市場第二部に上場。

1982年8月

東京都世田谷区桜新町に東京本社(現東京本部)を設置。

1983年6月

東京証券取引所市場第一部に指定。

1983年10月

千葉県船橋市高瀬町に東京食品工場を建設。

1990年10月

ロイヤルマリオットアンドエスシー㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)を設立。

2000年3月

㈱関西インフライトケイタリング(現双日ロイヤルインフライトケイタリング㈱)を株式取得により連結子会社化。

2002年4月

オージー・ロイヤル㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)を株式の追加取得により連結子会社化。

2003年12月

那須高原フードサービス㈱を株式取得により連結子会社化。

2004年7月

アールエヌティーホテルズ㈱を株式の追加取得により連結子会社化。

2005年7月

持株会社制に移行し、会社名をロイヤルホールディングス㈱に変更。

会社分割により、ロイヤル㈱、ロイヤル北海道㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)、ロイヤル九州㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)、ロイヤル空港レストラン㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)、ロイヤルカジュアルダイニング㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)及びロイヤルマネジメント㈱(いずれも連結子会社)に事業を承継。

2005年11月

㈱伊勢丹ダイニング(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)を株式取得により連結子会社化。

2005年12月

関連会社アールアンドケーフードサービス㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)がキリンダイニング㈱より飲食店26店の営業譲受け。取締役の派遣等により同社を連結子会社化。

2006年6月

㈱テンコーポレーション(現ロイヤルフードサービス㈱)を株式取得及び取締役の異動により連結子会社化。

2007年4月

セントレスタ㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)を株式取得により連結子会社化。

2007年8月

ロイヤル㈱が会社分割によりロイヤル関東㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)に事業を承継。

2008年7月

福岡ケータリングサービス㈱(現双日ロイヤルインフライトケイタリング㈱)を株式取得により連結子会社化。

2009年1月

ロイヤル関東㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)がロイヤル東日本㈱を吸収合併。

2010年1月

那須高原フードサービス㈱を吸収合併。

アールアンドケーフードサービス㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)がロイヤルカジュアルダイニング㈱を吸収合併。

セントレスタ㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)がアールアンドアイダイニング㈱(旧㈱伊勢丹ダイニング)を吸収合併。

2011年1月

会社分割によりロイヤル空港レストラン㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)に高速道路事業を承継。

ロイヤル東日本㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)がロイヤル関西㈱及びロイヤル西日本㈱を吸収合併し、商号をロイヤルホスト㈱に変更。

アールアンドケーフードサービス㈱(現ロイヤルフードサービス㈱)が㈱カフェクロワッサンを吸収合併。

2015年7月

福岡インフライトケイタリング㈱(現双日ロイヤルインフライトケイタリング㈱)が、沖縄県那覇市鏡水に沖縄工場を建設。

2016年1月

ロイヤルコントラクトサービス㈱がセントレスタ㈱を吸収合併。

2016年7月

㈱関西インフライトケイタリングが福岡インフライトケイタリング㈱を吸収合併し、商号をロイヤルインフライトケイタリング㈱(現双日ロイヤルインフライトケイタリング㈱)に変更。

2018年4月

㈱チャウダーズ(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)を株式取得により連結子会社化。

2019年1月

ロイヤル空港高速フードサービス㈱(現ロイヤルコントラクトサービス㈱)が㈱チャウダーズを吸収合併。

2020年2月

西洋フード・コンパスグループ㈱(現コンパスグループ・ジャパン㈱)からハイウェイロイヤル㈱の株式を取得し、関連会社として持分法を適用。

2021年1月

ロイヤルホスト㈱が㈱テンコーポレーション及びアールアンドケーフードサービス㈱を吸収合併し、商号をロイヤルフードサービス㈱に変更。ロイヤル空港高速フードサービス㈱がロイヤルコントラクトサービス㈱を吸収合併し、商号をロイヤルコントラクトサービス㈱に変更。

2021年2月

双日㈱と「資本業務提携契約」を締結。

2021年3月

双日㈱を割当先とする普通株式9,999百万円を発行し、双日㈱が当社の主要株主となる。

取引銀行4行を割当先とするA種優先株式・B種優先株式総額6,000百万円を発行(B種優先株式は、2022年11月に全株式消却済み。)。

ロイヤルインフライトケイタリング㈱(現双日ロイヤルインフライトケイタリング㈱)の第三者割当増資に伴い同社が連結子会社から持分法適用の関連会社へ移行。

2021年8月

双日㈱との合弁契約により、シンガポール共和国に海外子会社Royal Sojitz International Pte. Ltd.を設立。

2022年2月

双日㈱による上記資本業務提携契約に基づく新株予約権の一部行使を受け、双日㈱が当社のその他の関係会社となる。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

2022年12月

ハイウェイロイヤル㈱を株式の追加取得により連結子会社化。

事業内容

ロイヤルホールディングスとそのグループ企業は、外食事業、コントラクト事業、ホテル事業、食品事業を主軸に事業活動を行っています。外食事業では、子会社のロイヤルフードサービスが「ロイヤルホスト」や「てんや」、「シズラー」、「シェーキーズ」などの飲食店チェーンを展開。これらは、ビアレストランやカフェ、専門店といった多様な業態を含みます。

コントラクト事業では、ロイヤルコントラクトサービスとハイウェイロイヤルが、空港、高速道路のサービスエリア、コンベンション施設などで飲食業態を提供。これらは、立地特性に合わせた多種多様なサービスを展開しています。

ホテル事業においては、アールエヌティーホテルズとケイ・アンド・アール・ホテルデベロップメントが「リッチモンドホテル」を含むホテルチェーンを全国に展開。これにより、宿泊需要に応えるサービスを提供しています。

食品事業では、ロイヤルが主にグループ内の食品製造、購買、物流業務を担当。また、グループ外企業向けの業務食や家庭用フローズンミール「ロイヤルデリ」の製造も手掛けています。

その他の事業としては、双日ロイヤルインフライトケイタリングとジャルロイヤルケータリングが機内食事業を、ロイヤルホールディングス自身が不動産賃貸事業を行っています。これらの事業を通じて、ロイヤルホールディングスグループは多角的なビジネスモデルを構築しています。

経営方針

ロイヤルホールディングスは、1951年の創業以来、「“食”を通じて国民生活の向上に寄与すること」を目標に掲げ、外食事業、コントラクト事業、ホテル事業、食品事業など幅広い分野で事業を展開しています。同社は、新たな中期経営計画を策定し、「時間や場所にとらわれない食とホスピタリティの提供」をビジョンとしています。この計画の下、同社は既存事業の収益性向上と戦略的事業の創造に注力しています。

具体的には、双日株式会社との資本業務提携を活用し、高付加価値商品の提供、テイクアウト・デリバリーの強化、食品事業における商品開発力と生産性の向上を図ります。また、新ライフスタイル型の業態開発、冷凍食品事業の拡大、海外事業の展開などにも力を入れています。さらに、原材料費や光熱費の高騰に対応するため、高付加価値商品の提供や業務効率化などの施策を実施しています。

人材の確保、育成、労働環境の整備を最重要課題と捉え、従業員の処遇改善を含めた人的資本投資により、厳しい経営環境に対応していく方針です。中期経営計画(2022年~2024年)の目標としては、売上高1,360億円、経常利益65億円、EBITDA140億円、EPS80円程度、自己資本比率40%程度、ROE8%以上を掲げています。

ロイヤルホールディングスは、これらの戦略を通じて、長期的かつ安定的な企業価値の向上を目指し、全社一丸となって取り組んでいます。