ソーダニッカJP:8158

時価総額
¥254.3億
PER
14.9倍
化学品専門商社で、無機薬品、有機薬品、合成樹脂の販売、不動産賃貸、倉庫・運送業、包装資材加工販売、コンサルティング業務を展開。

沿革

事業内容

ソーダニッカ及びそのグループ会社は、化学品専門商社としての事業を展開しています。主要な取り扱い品目には無機薬品、有機薬品、合成樹脂があり、これらを化学、紙パルプ、食品・洗剤、官公庁など多岐にわたる市場へ供給しています。ソーダニッカグループは、ソーダニッカを中心に子会社8社で構成されており、各社は特定の事業領域に特化しています。

化学品事業では、無機薬品や有機薬品の販売を主軸に据え、機能材事業では合成樹脂や機器・材料の販売を行っています。これらの製品は、食品、樹脂加工、電機などの市場に向けて提供されています。

その他の事業として、不動産の賃貸収入や、ソーダニッカビジネスサポート株式会社による受託業務及び倉庫・運送業、曹達日化商貿(上海)有限公司による中国国内市場への工業薬品類の販売、PT.SODA NIKKA INDONESIAやSODA NIKKA VIETNAM CO.,LTD.によるインドネシア及びベトナムへの工業薬品類の販売などがあります。また、株式会社日本包装やモリス株式会社、株式会社日進、野津善助商店などは、包装資材の加工販売や化学工業薬品の販売、ベトナム市場へのコンサルティング業務などを手掛けています。

これらの事業を通じて、ソーダニッカグループは化学品市場における多様なニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

ソーダニッカは、化学品専門商社として、無機薬品、有機薬品、合成樹脂の基礎素材を主要取引商品とし、環境とモノづくりに貢献することを経営の基本方針としています。同社は、市場を重視した営業活動を推進し、活力あふれる健全な企業体質の構築を目指しています。

2030年度までの長期ビジョン「Go forward」を設定し、化学・機能製品に関する商品からサービスまでのあらゆる機能を備え、顧客と社会が抱える課題の解決に貢献する企業を目指しています。特に、事業戦略とサステナビリティの融合強化を重要テーマとし、経済成長を続けながら脱炭素社会の実現と安全・安心な生活への貢献を目指しています。

中期経営計画「Go forward STAGE3」は、2023年度から4カ年で、長期ビジョンの達成に向けた「変革」を果たすステージと位置付けられています。この計画では、時代の変化に即したビジネスモデルの発展に挑み、事業や人財への積極的な成長投資と安定的な株主還元を念頭に資本効率の改善を図ることが当面の対処すべき課題とされています。

ソーダニッカは、化学品市場における多様なニーズに応える製品とサービスを提供し、豊かで持続可能な社会の実現に努めています。同社の成長戦略は、社会と化学のコーディネーターとしての役割を強化し、新たな成長軌道に向けた事業戦略とサステナビリティの融合に重点を置いています。