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ナガホリJP:8139
沿革
昭和36年6月 |
東京都台東区坂町11番地において長堀真珠店創業 |
37年6月 |
資本金100万円をもって長堀真珠株式会社設立 |
46年5月 |
ダニエル・ダイヤモンドの輸入元となりダニエル・ダイヤモンドのブランド名で卸売開始 |
47年4月 |
長堀貿易株式会社に商号変更 |
48年9月 |
ベルギー国アントワープダイヤモンド取引所正会員として認可を受ける |
49年5月 |
ソマ株式会社(現連結子会社)を設立し同社の製造による貴金属製品販売開始 |
51年9月 |
イスラエル国イスラエルダイヤモンド取引所正会員として認可を受ける |
52年11月 |
本社を東京都台東区上野一丁目15番3号に移転 |
53年5月 |
株式額面を変更するため長堀貿易株式会社(昭和26年2月12日設立、昭和52年12月1日商号を今井印刷株式会社より長堀貿易株式会社に変更)に吸収合併 |
57年10月 |
業務拡大に備えて商号を「株式会社ナガホリ」に変更 |
58年2月 |
社団法人日本証券業協会(東京地区協会)へ株式店頭登録 |
63年12月 |
東京証券取引所市場第二部に上場 |
平成3年4月 |
千葉県茂原市に生産事業アトリエ・ド・モバラを開設 |
8年10月 |
生産事業部ライン組替えを行ない、マイクロスコープによるダイヤモンドセッティングの新技術を開発 |
9年5月 |
長野オリンピック公式ライセンシーとなる |
11年4月 |
ネックレス金具に関する特許を取得 |
12年10月 |
2002FIFAワールドカップ公式ライセンシーとなる |
13年4月 |
宝飾品小売販売の株式会社ニコロポーロの株式を一部取得し関連会社化 |
13年10月 |
ライセンスブランド「ピンキー&ダイアン」他ライセンスブランドを取得し商品本部ブランド部新設 |
14年7月 |
堀川ナガホリビル竣工(京都) |
15年8月 |
イタリアの名門ハイジュエリーブランド「スカヴィア」発売 |
18年3月 |
プロディア株式会社(現連結子会社ナガホリリテール株式会社)設立 |
19年11月 |
「スイートテンダイヤモンド」商標権を取得 |
21年5月 |
株式会社ニコロポーロの株式を100%所有し完全子会社化 |
24年5月 |
香港に香港及びアジア市場における宝飾事業展開を目的に長堀(香港)有限公司(現連結子会社)設立 |
25年1月 |
宝飾品卸売業を営むエスジェイジュエリー株式会社の株式を100%取得し完全子会社化(現連結子会社) |
25年10月 |
当社グループにおける経営資源の効率化を図ることを目的として、連結子会社である株式会社ニコロポーロを吸収合併 |
25年10月 |
サンリオライセンス純金小判の製造・販売開始 |
26年9月 |
宝飾品、時計を販売する株式会社仲庭時計店の株式を100%取得し完全子会社化(現連結子会社) |
27年12月 |
ナガホリ本社ビル竣工 |
29年4月 |
フラッグシップストア「Maison de NADIA」をGINZA SIX 2Fにオープン |
29年9月 |
イヤリング金具に関する特許を取得 |
30年4月 |
ナガホリリテール株式会社(現連結子会社)へ当社ニコロポーロ事業部を吸収分割により移転 |
30年6月 |
東京2020オリンピック・パラリンピック公式ライセンシー契約締結 |
30年10月 |
ナガホリリテール株式会社(現連結子会社)へ当社WISP事業を事業譲渡により移転 |
31年2月 |
ヨシディア株式会社との資本業務提携契約締結 |
31年3月 |
東京2020オリンピック・パラリンピック公式ライセンス商品販売開始 |
令和元年6月 |
ジェイウェル株式会社との資本業務提携契約締結 |
3年9月 |
イタリアのジュエリーブランド「ゾッカイ」販売開始 |
4年4月 |
東京証券取引所新市場区分スタンダード市場に移行 |
事業内容
ナガホリとその連結子会社5社は、宝飾品の製造販売を中心に事業を展開しています。製品は、海外及び国内の取引先から仕入れるほか、ソマ株式会社やナガホリの茂原工場で自社製造も行っています。ナガホリグループの販売戦略は、卸売りと小売りに分かれており、ナガホリ、エスジェイジュエリー株式会社、仲庭時計店が主に担当しています。
特に、ナガホリリテール株式会社は、ショッピングモールやファッションビル、GMS(総合スーパー)での小売事業を手掛けており、グループの小売り部門を強化しています。これにより、ナガホリグループは製造から販売まで一貫したビジネスモデルを構築し、宝飾品市場における競争力を高めています。
令和5年3月31日現在の企業集団の概要は、事業系統図によっても示されており、ナガホリグループの事業構造とその関連会社間の連携が視覚的に理解できるようになっています。この事業系統図は、グループ全体の事業戦略と各子会社の役割を明確にするのに役立っています。
経営方針
ナガホリは、宝飾品の製造販売を中心に事業を展開しており、その成長戦略は、選択と集中に基づく経営資源の投下、収益性と社員の生産性の向上、財務基盤の安定化、そしてキャッシュ・フロー重視の経営に焦点を当てています。同社は、富裕層マーケットをコアとする販売チャネルや商品ブランドに重点を置き、グループ内事業部門単位別損益管理制度のもと、収益力、キャッシュ・フローの改善、資産の効率運用を追求しています。
経営戦略として、ナガホリは事業規模の維持と収益力の向上による新規事業の育成、差別化戦略による競争優位性の確立、景気変動に左右されない強い収益基盤の確立、そして働き甲斐のある企業グループへの変容を目指しています。これらの戦略を通じて、ナガホリは持続的な成長と企業価値の向上、株主利益の確保・向上に努めています。
具体的な施策として、ナガホリは自社ブランド商品の販売促進や直営店の出店、OEM販売の強化、販管費の効率化による収益力向上に取り組んでいます。また、ブランド強化の一環として、「Maison de NADIA」と「スカヴィア帝国ホテル店」を開店し、ブランド認知度の向上と販売強化を図っています。さらに、販売チャネル強化とブランド強化を通じて、百貨店等の富裕層向けやチェーン店・専門店向けなどそれぞれの販売チャネルにおける商品充実策を進めています。
ナガホリグループは、製造から販売まで一貫したビジネスモデルを構築し、宝飾品市場における競争力を高めています。グループ戦略として、各社の収益性指標や生産性指標を定め、各社の特性・強みを活かした営業戦略を確実に実行し、販売商品の内製化や事業提携先との取引深耕をさらに進めることで、魅力ある商品をより効率的に提供できるよう体制強化を図っています。