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ゼットJP:8135
沿革
1920年10月 |
渡辺梁三商店として創業。袋物・鞄・スポーツ用品の製造販売を始める。 |
1950年12月 |
渡辺運動用品株式会社に組織変更し、本社を大阪市東成区に置く。 |
1953年8月 |
本社ビルを大阪市東区南久宝寺町に新築し、同地に本社を移転。 |
1954年10月 |
東京店を東京都台東区に開設。 |
1960年10月 |
名古屋営業所(現名古屋支店)を名古屋市西区に開設。 |
1966年6月 |
大阪店を大阪市生野区に開設、本社営業部を併設。 |
1967年4月 |
渡辺株式会社に社名を変更。 |
1971年8月 |
札幌営業所(現北海道支店)を札幌市中央区に開設、福岡営業所(現九州支店)を福岡市博多区に開設。 |
1975年6月 |
広島営業所(現中国営業課)を広島市に開設。 |
1975年7月 |
仙台営業所(現東北支店)を仙台市に開設。 |
1977年4月 |
本社及び大阪店を大阪市天王寺区の本社ビル(1976年11月完成)に移転。 |
1977年8月 |
大宮営業所(現東京支店に統合)を大宮市に開設、高松営業所(現四国営業課)を高松市に開設。 |
1977年12月 |
新潟営業所(現東京支店に統合)を新潟市に開設。 |
1978年7月 |
北陸営業所(現北陸支店)を金沢市に開設。 |
1979年5月 |
株式会社ロッジ(現連結子会社)に資本参加し、子会社として吸収。 |
1980年10月 |
ゼット株式会社に社名を変更。東京商品センターを東京都墨田区に移転。 |
1981年3月 |
大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
1981年8月 |
青森営業所(現東北支店に統合)を青森市に開設。 |
1982年6月 |
横浜営業所(現東京支店に統合)を横浜市港北区に開設。 |
1982年11月 |
大阪商品センターを東大阪市長田に移転。 |
1983年7月 |
長野営業所(現東京支店に統合)を長野市に開設。 |
1983年12月 |
東京店兼配送センターを東京都江東区に移転。 |
1988年12月 |
東大阪物流センター(現ザイロ㈱東大阪店)を東大阪市長田に開設。 |
1989年2月 |
江東物流センターを東京都江東区に開設、東京店を東京都台東区に移転。 |
1989年10月 |
国際事業部を分社し、ゼトラ株式会社を設立。 |
1990年4月 |
物流本部を分社し、ザイロ株式会社(現連結子会社)を設立。 |
1990年10月 |
製品事業本部を分離独立し、ゼットクリエイト株式会社(現連結子会社)にその営業を譲渡。 |
1995年8月 |
武生物流センター(現ザイロ㈱武生店)を福井県武生市に開設。 |
1997年8月 |
札幌店(石狩物流センター)を北海道石狩市に移転。 |
1999年8月 |
株式会社ロッジ(現連結子会社)を、100%子会社とする。 |
2002年10月 |
北関東営業所(現北関東支店)をさいたま市に開設。 |
2004年4月 |
株式会社ゼオス(現連結子会社)を設立。 |
2006年10月 |
北海道支店を札幌市中央区に移転。 |
2007年10月 |
ゼットクリエイト株式会社(現連結子会社)がゼトラ株式会社を吸収合併。 |
2008年4月 |
株式会社ゼノアを設立。 |
2008年11月 |
ゼットクリエイト株式会社が中国広州市に広州捷多商貿有限公司(現連結子会社)を設立。 |
2009年4月 |
株式会社ジャスプロ(現連結子会社)を設立。 |
2012年7月 |
株式会社ゼノアを、100%子会社とする。 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。 |
2014年4月 |
北関東支店を埼玉県桶川市に移転。 |
2014年8月 |
江東物流センター(現ザイロ㈱関東物流センター)を埼玉県桶川市に移転。 |
2019年3月 |
株式会社ゼノアを吸収合併。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
ゼットは、自社および7つの子会社で構成されるグループ企業であり、スポーツ用品の製造と販売(卸売および小売)を主軸に据えた事業を展開しています。このグループはスポーツ事業を単一のセグメントとして位置づけ、関連する各種サービス業務も手掛けています。
卸売部門では、ゼットはスポーツ用品全般の卸売を行い、国内約300社から仕入れた商品を全国のスポーツ用品小売店や量販店へ販売しています。また、広州捷多商貿有限公司を通じて、中国国内で野球用品などを販売しています。
製造部門では、ゼットクリエイト㈱が野球用品やスポーツウェアの企画・開発を担い、自社工場で野球バットやグラブなどを製造しています。これらの製品は主にゼットへ販売されています。
小売部門では、直営店舗を通じて一般顧客への店頭販売を行っており、㈱ロッジがこの部門に関連しています。
その他の部門では、ザイロ㈱がゼットグループの卸売・製造部門の物流業務を、㈱ジャスプロがグループ内外の物流業務を担当しています。さらに、㈱ゼオスはスポーツ施設の運営を行っており、これらの会社はすべてゼットの連結子会社です。
このように、ゼットはスポーツ用品の製造から販売、物流、施設運営に至るまで、幅広い事業を展開しており、スポーツ業界における総合的なサービスを提供しています。
経営方針
ゼットは、スポーツ用品の製造と販売を核とする事業を展開し、スポーツ&ライフスタイル企業としての地位を確立することを目指しています。同社は、社会に新しい価値を創造し、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に努めることを経営方針として掲げています。この方針の下、中期経営計画においては、「新しい価値の創造」「利益の創出と社会的使命の両立」「人材の戦略的活性化」「次世代DX卸ビジネスモデルへの移行」を基本方針としています。
具体的な施策として、構造改革の推進、ESG経営の強化が挙げられます。構造改革では、収益性の向上、利益を伴った売上拡大、在庫・物流改革に取り組むことが計画されています。また、ESG経営では、環境対応、社会との調和、ガバナンスの強化に注力します。
経営上の目標としては、連結売上高営業利益率2%、自己資本比率50%を掲げ、安定した収益基盤の確立と財務基盤の強化を目指しています。経営環境の変化に対応し、2023年8月には西日本の物流センターを移転し、物流業務の改革を進める計画です。これにより、商品の保管および作業スペースの拡大、搬出入業務の改善を図り、お客様満足度の向上と次世代DX卸ビジネスモデルの実現を目指します。
ゼットは、これらの戦略を通じて、事業の存続と発展に全力を注ぎ、収益力の高い企業体質の確立、コーポレートガバナンスの強化、内部統制の整備・運用を図り、安定した収益基盤及び財務体質の強化を目指しています。