シナネンホールディングスJP:8132

時価総額
¥747.9億
PER
22.7倍
エネルギー卸・小売周辺事業、エネルギーソリューション事業、非エネルギー事業を展開し、LPガス販売、リフォーム、電力販売、太陽光発電、自転車販売、リサイクル事業などを手がける。

事業内容

シナネンホールディングスは、エネルギー関連事業を中心に多様な事業セグメントを展開しています。以下にその主な事業内容を紹介します。

**エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)**

シナネンホールディングスは、ミライフ西日本株式会社やミライフ株式会社などを通じて、家庭向けおよび小売業者向けにLPガスや各種燃料の販売を行っています。また、リフォームやガス器具の販売、家庭向け電力販売、都市ガスの供給、LPガスの保安および配送事業も手がけています。

**エネルギーソリューション事業(BtoB事業)**

法人向けには、シナネン株式会社が石油製品やLPガスの販売を行い、シナネン石油株式会社がガソリンスタンドを運営しています。また、法人向け電力販売やメガソーラーによる太陽光発電事業、太陽光発電システムの販売・メンテナンス、住宅設備機器の販売も行っています。

**非エネルギー事業**

シナネンサイクル株式会社は、自転車の製造・卸売および「サイクルプラザダイシャリン」での小売を行っています。シナネンモビリティPLUS株式会社は、シェアサイクルサービス「ダイチャリ」を提供し、シナネンエコワーク株式会社は木くずのリサイクルや木質チップの製造・販売を行っています。

さらに、シナネンゼオミックは抗菌性ゼオライトの製造・販売、株式会社ミノスはLPガスや電力の顧客情報システムの開発・販売を行っています。シナネンアクシア株式会社は、建物維持管理事業として、ビルや商業施設の管理・清掃、斎場や病院の運営請負を手がけています。

経営方針

シナネンホールディングスは、エネルギーと住まい、暮らしのサービスを通じて地域社会に貢献することを目指しています。この目標を達成するために、同社は「信義・進取・楽業」を行動指針とし、全社員が共有する価値観として位置付けています。信義は社会的責任の実践、進取は新たな価値の創造、楽業は心豊かな行動を意味します。

同社は、2023年度から「脱炭素社会の実現に貢献する総合エネルギー・ライフクリエイト企業グループへの進化」をビジョンとする第三次中期経営計画を推進しています。この計画では、省エネ機器の普及やライフスタイルの変化に対応し、エネルギー需要の多様化や脱炭素への社会的要請に応えることを目指しています。

成長戦略として、国内事業基盤の再整備を進め、グループ事業の連携と融合を図り、高品質なサービス提供体制を構築します。また、リテールサービス戦略を強化し、エネルギー会社からサービス会社への意識転換を図り、地域での生涯顧客の獲得を目指します。さらに、「脱炭素」をキーワードに新規事業を創出し、脱炭素化への貢献を図ります。

経営基盤強化のためには、人財育成と風土改革を進め、意識醸成と行動変容を促す施策を実施します。企業価値の向上に繋がる人事制度を再構築し、事業生産効率を高める組織再編と人財の適正配置を進めます。また、業務効率化や資産効率性向上を図り、組織運営の効率化とポートフォリオの良質化を目指します。