- 日本企業
- ワキタ
ワキタJP:8125
沿革
1955年3月 |
大阪市西区梅本町(現本田1丁目)において脇田機械工業所を創業、舶用機械の販売・修理を開始。 |
1960年3月 |
資本金200万円の株式会社に改組。商号を脇田機械工業株式会社に変更。 |
1962年3月 |
建設機械等の賃貸事業を開始。 |
1966年6月 |
東京営業所を開設(1969年5月支店昇格)。 |
1967年5月 |
建設機械等の製造・販売を開始。 |
1967年7月 |
九州営業所を開設(1974年5月支店昇格)。 |
1968年7月 |
名古屋営業所を開設(1980年9月支店昇格)。 |
1969年3月 |
仙台営業所を開設(1978年3月支店昇格)。 |
1969年5月 |
大阪支店を開設。 |
1970年11月 |
広島営業所を開設(1980年9月支店昇格)。 |
1974年3月 |
博玉メリヤス株式会社(大阪市東区 資本金100千円)を株式の額面変更を目的として吸収し、商号を株式会社ワキタに変更。 |
1979年10月 |
大阪証券取引所市場第二部に上場。 |
1982年9月 |
滋賀工場新設。 |
1983年2月 |
本社事務所を大阪市南区(現大阪市中央区)に移転。 |
1984年3月 |
映音事業部新設、映像・音響機器の販売・賃貸事業を開始。 |
1989年8月 |
大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定。 |
1992年4月 |
営業本部、管理本部を新設。 |
1999年3月 |
映音事業部をシステム事業部に改称。 |
2000年2月 |
本社ビル(大阪市西区江戸堀)竣工。 |
2000年3月 |
登記上の本社を大阪市西区江戸堀に変更。 |
2007年3月 |
千葉リース工業株式会社(千葉県柏市 連結子会社)を千葉県内の営業強化を目的として買収。 |
2008年3月 |
不動産事業本部を新設。 |
2011年2月 |
建設機械等の製造を他社委託等に変更。 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場。 |
2016年3月 |
平川機工株式会社(大阪府大東市 非連結子会社)を建機事業の合理化及び効率化を目的として吸収合併。 |
2016年3月 |
八洲商会株式会社(埼玉県加須市 連結子会社)を海外取引の取扱商品の拡張と販路拡大を目的として買収。 |
2017年9月 |
株式会社泉リース(埼玉県所沢市 連結子会社)を既存の拠点との連携及び首都圏での営業強化を目的として買収。 |
2018年3月 |
東日興産株式会社(東京都世田谷区 連結子会社(出資比率80%))を建機事業の一層の業容拡大並びに農業機械の販売事業への新規参入等を目的として買収。 |
2018年11月 |
信陽機材リース販売株式会社(長野県上田市 連結子会社)及びその関連会社(株式会社クリーン長野、信陽サービス有限会社 いずれも連結子会社)を、甲信地区における建機事業の業容拡大及び既存拠点とのシナジー効果の実現を目的として買収(のちに信陽サービス有限会社は、信陽機材リース販売株式会社を存続会社として吸収合併されたことにより消滅)。 |
2019年3月 |
サンネットワークリブ株式会社(京都市伏見区 連結子会社)を介護事業への新規参入及び事業拡大を図ることを目的として買収。 |
2019年4月 |
株式会社泰成重機(埼玉県川口市 連結子会社)を建築分野への参入、クレーンオペレーション技術の取得及びクレーン売買等、建機事業販売部門でのシナジー効果の実現を目的として買収。 |
2019年11月 |
株式会社CSS技術開発(東京都多摩市 連結子会社)をICT建機を用いたi-Constructionへの取組み強化による建機事業の業容拡大と既存拠点とのシナジー効果の実現を目的として買収。 |
2021年6月 |
2018年3月にホテルを建設する目的で共同出資した有限会社福光(大阪市中央区 連結子会社)を株式取得により完全子会社化。併せて社名を株式会社コルディアに変更、本店所在地を大阪市西区に変更。 |
2021年9月 |
株式会社九州機械センター(福岡県糟屋郡須恵町 連結子会社(出資比率90%))及び株式会社グランドアース(福岡県糟屋郡須恵町 連結子会社(出資比率90%))を、九州北部地区における建機事業の業容拡大及び既存拠点とのシナジー効果の実現を目的として買収(のちに株式会社九州機械センターは、株式会社グランドアースを存続会社として吸収合併されたことにより消滅し、株式会社グランドアース九州へ社名変更)。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所プライム市場に上場。 |
2022年9月 |
株式会社ヤマケイ(現 株式会社ワキタ・ヤマケイ 連結子会社)(横浜市金沢区)を関東地区の営業強化を目的として買収。 |
2023年2月 |
大喜産業株式会社(滋賀県守山市)を京滋地区の営業強化を目的として買収。 |
2023年3月 |
大裕株式会社(大阪府寝屋川市)を建機事業における技術提案等のICT戦略強化を目的として買収。 株式会社ニチイケアネット(現 株式会社ワキタケアネット)(東京都千代田区)を介護事業の更なる事業拡大を目的として買収。 |
事業内容
ワキタとそのグループ会社(2023年2月28日現在で連結子会社12社)は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業内容としては、土木・建設機械、荷役運搬機械の販売及び賃貸事業、映像・音響機器、介護用品の販売及び賃貸事業、そして不動産の賃貸及び販売事業が挙げられます。
具体的には、建機事業においては、ワキタ自身と子会社の千葉リース工業株式会社、東日興産株式会社を含む他社が、土木・建設機械や荷役運搬機械の販売と賃貸を手掛けています。商事事業では、ワキタと子会社のサンネットワークリブ株式会社が、商業設備や映像・音響機器、介護用品の販売と賃貸を行っています。不動産事業においては、ワキタと子会社の株式会社コルディアが、商業用ビルやマンションの賃貸、分譲販売、さらにはホテル経営に至るまで幅広い活動を展開しています。
これらの事業セグメントは、ワキタグループの多角的なビジネスモデルを形成しており、建設業界から不動産、さらには介護といった異なる市場へのアプローチを可能にしています。各事業の位置付けや役割は、セグメント情報における事業区分と一致しており、ワキタグループの総合的な事業戦略の一環として機能しています。
経営方針
ワキタは、創業以来の社是「幸せ」を体現するため、顧客の課題解決に応えるソリューション提供カンパニーとしての役割を追求しています。同社は、業績伸長を通じて企業価値を向上させ、顧客、仕入先、従業員、株主、そして社会全体の幸福を実現することを目指しています。この目標を達成するために、同社は中期経営計画「2025中期経営計画」を策定し、堅固な財務基盤の上に「安定から成長へ」というキーワードを掲げています。
同社の成長戦略は、建機事業、商事事業、不動産事業の3つの主要セグメントに焦点を当てています。建機事業では、災害復旧・防災活動、国土強靭化へのインフラ整備取組支援、ICT・技術提案による建設業界の諸問題解決を目指しています。商事事業では、カラオケ事業の維持拡大と介護業界への支援を通じて、高齢化社会に貢献しています。不動産事業では、快適なオフィス環境、住空間、ホテルでの寛ぎの提供を通じて社会に貢献しています。
数値目標としては、2025年2月期に連結売上高925億円、連結営業利益80億円、EBITDA140億円、ROE5.0%を掲げています。また、成長投資と株主還元の両立を目指し、配当と自己株式購入を含めた総還元性向を100%とする方針を打ち出しています。
さらに、サステナビリティへの取り組みを強化し、持続可能な社会の実現を目指しています。これには、サステナビリティ委員会の設置や気候変動への対応などが含まれます。人材育成にも力を入れており、社員から創造されるビジネスを重視し、多様な人材の採用と育成に注力しています。
ワキタは、これらの戦略を通じて、企業価値の向上と社会への貢献を目指しています。