稲畑産業JP:8098

時価総額
¥1964.2億
PER
9.8倍
情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の各分野で商品の販売及び製造を行う稲畑産業株式会社。

事業内容

稲畑産業は、情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の4つの主要な事業セグメントを持っています。これらのセグメントを通じて、同社は商品の販売および製造を行っています。稲畑産業は、70社の子会社と12社の関連会社を通じて、グローバルに事業を展開しています。

情報電子事業では、稲畑産業は直接商品を販売するほか、SHANGHAI INABATA TRADING CO.,LTD.やTAIWAN INABATA SANGYO CO.,LTD.などの子会社を通じて商品を販売しています。また、INABATA KOREA & CO., LTD.やアルバック成膜株式会社などから商品を購入しています。

化学品事業においては、稲畑産業はINABATA AMERICA CORPORATIONやINABATA EUROPE GmbHを通じて商品を販売しています。さらに、INABATA THAI CO.,LTD.や稲畑ファインテック株式会社を通じて商品を販売し、SHANGHAI INABATA TRADING CO.,LTD.から商品を購入しています。

生活産業事業では、稲畑産業はSHANGHAI INABATA TRADING CO.,LTD.やINABATA FRANCE S.A.S.から商品を購入し、INABATA AMERICA CORPORATIONを通じて商品を販売しています。また、DNI GROUP, LLCを通じて商品を販売し、一部の商品を購入しています。

合成樹脂事業では、稲畑産業はINABATA PHILIPPINES,INC.やPT. INABATA INDONESIAを通じて商品を販売しています。さらに、東南アジアを中心に、IK PLASTIC COMPOUND PHILS.INC.やPT. S-IK INDONESIAなどを生産拠点とし、樹脂コンパウンド事業を展開しています。

経営方針

稲畑産業は、長期ビジョン「IK Vision 2030」を掲げ、商社としての基盤を再確認しつつ、製造・物流・金融機能を活用して商社機能の高度化を目指しています。特に、海外19カ国に展開する拠点網を活用し、顧客への付加価値提供を強化しています。

同社の中期経営計画「New Challenge 2026」では、成長を加速するための投資を重視しています。2027年3月期までに売上高9,500億円、営業利益270億円を目指し、資本効率の向上と株主還元を重視した戦略を展開しています。

成長戦略としては、環境関連ビジネスや食品等生活産業ビジネスの拡大を図り、製造・物流機能の強化による差別化を進めています。また、インドやメキシコなどの成長エリアの深耕や東欧への進出を計画しています。

経営基盤戦略では、資本効率の向上やサステナビリティマネジメントの整備、デジタル戦略による情報インフラの高度化を推進しています。これにより、持続可能な成長を目指し、株主価値の向上を図っています。