アステナホールディングスJP:8095

時価総額
¥201.2億
PER
28.7倍
ファインケミカル事業では医薬品のCMC研究開発、医薬品原料の製造販売、ペプチド合成法の開発などを、HBC・食品事業では一般用医薬品・化粧品原料の販売、化粧品・健康食品の製造販売、各種サプリメントの販売などを、医薬事業では医療用医薬品や一般用医薬品の製造販売を、化学品事業では電子工業用薬品や表面処理薬品の製造販売、プリント配線板製造プラントの製造販売などを、その他の事業では地方創生に関する事業やSDGsに資する事業への投資、人財サービスの提供などを手がけています。

沿革

1914年7月

薬種問屋、岩城市太郎商店創業

1939年11月

岩城薬品株式会社設立(1986年12月吸収合併)

1941年9月

経営を法人組織とし、株式会社岩城商店設立

1948年9月

岩城製薬株式会社設立

1948年11月

小泉薬品株式会社設立

1953年1月

福岡出張所(現 福岡支店)開設

1954年1月

名古屋出張所(現 名古屋支店)開設

1955年2月

富山出張所(現 富山支店)開設

1958年7月

札幌出張所(現 札幌事務所)開設

1960年10月

株式会社ジャパン メタル フィニッシング カンパニー(現 メルテックス株式会社)設立

1961年11月

仙台出張所開設

1963年3月

イワキ株式会社と改称

1963年7月

東京証券取引所市場第二部に上場

1964年6月

大阪証券取引所市場第二部に上場(2004年1月上場廃止)

1965年4月

ボーエン化成株式会社設立

1971年10月

アスカ純薬株式会社設立

1971年10月

北海道岩城製薬株式会社(現 ホクヤク株式会社)設立

1973年2月

香港現地法人ジェイ エム エフ(ホンコン)社(現 メルテックス香港社)設立

1973年3月

梅屋動薬販売株式会社(現 株式会社エイ・エム・アイ)設立

1986年12月

岩城薬品株式会社を吸収合併、大阪支社開設

1994年10月

台湾メルテックス社設立

1998年2月

株式会社パートナー・メディカル・システムズ設立

2000年4月

アプロス株式会社設立

2001年12月

イワキファルマネット株式会社設立

2005年1月

東京証券取引所市場第一部指定

2007年12月

アスカ純薬株式会社の全保有株式をインバネス・メディカル・ジャパン株式会社に譲渡

2008年6月

イワキファルマネット株式会社を吸収合併

2010年10月

メルテックス株式会社、東海メルテックス株式会社、東京化工機株式会社、メルテックス香港社を連結子会社化

2011年4月

株式交換によりメルテックス株式会社を完全子会社化

2011年6月

化成品事業のうちメルテックス株式会社製品の販売事業を簡易分割の方法により会社分割し、メルテックス株式会社に承継

2011年6月

メルテックスアジアパシフィック社設立

2011年10月

小泉薬品株式会社の全保有株式を東邦薬品株式会社に譲渡

2012年6月

美緑達科技(天津)有限公司設立

2012年8月

メルテックスアジアタイランド社設立

2014年5月

メルテックスコリア社設立

2014年7月

創業100周年

2015年12月

化学品事業のうち表面処理薬品原料等の販売事業を簡易分割の方法により会社分割し、メルテックス株式会社に承継

2017年1月

株式会社パートナー・メディカル・システムズの全保有株式を徳永薬局株式会社に譲渡

2019年9月

2020年3月

2020年7月

ホクヤク株式会社及び株式会社エイ・エム・アイの全保有株式を株式会社アスコに譲渡

スペラファーマ株式会社を完全子会社化

岩城製薬佐倉工場株式会社を孫会社化

2020年7月

イワキ分割準備株式会社(現 イワキ株式会社)設立

2020年7月

スペラネクサス株式会社設立

2020年12月

マルマンH&B株式会社を完全子会社化

2021年3月

アステナハートフル株式会社設立

2021年4月

JITSUBO株式会社を孫会社化

2021年6月

アステナホールディングス株式会社と商号変更

ファインケミカル事業、医薬事業のうち医薬用医薬品事業、HBC・食品事業並びに医薬事業のうち医療機器販売事業、動物用麻酔銃販売事業及び試薬等販売事業を、スペラネクサス株式会社、岩城製薬株式会社及びイワキ分割準備株式会社(同日付でイワキ株式会社に商号変更)に吸収分割により承継

2021年8月

奥能登SDGs投資事業有限責任組合を設立

2021年12月

株式会社イワキ総合研究所をアステナミネルヴァ株式会社に商号変更

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年12月

株式会社アインズラボを孫会社化

イシカワズカン株式会社を連結子会社化

2023年1月

AMトレーディング株式会社設立

2023年2月

TUAT1号投資事業有限責任組合へ出資し有限責任組合員としての持分を取得

事業内容

アステナホールディングス株式会社(以下、同社)とその子会社25社、関連会社1社は、ファインケミカル、HBC(Health & Beauty Care)・食品、医薬、化学品などの事業を展開しています。同社は特定上場会社に該当し、インサイダー取引規制の適用を受けています。

ファインケミカル事業では、医薬品のCMC研究開発や製造の受託、医薬品原料の製造販売、ペプチド合成法Molecular Hiving™の開発、ペプチド原薬の製造プロセス開発・技術移転事業を手掛けています。このセグメントにはスペラファーマ株式会社、スペラネクサス株式会社、JITSUBO株式会社が含まれます。

HBC・食品事業では、一般用医薬品・化粧品原料・機能性食品原料の販売、化粧品・健康食品の製造販売、各種サプリメントや禁煙関連商品の企画・開発・販売、化粧品輸入代行を行っています。イワキ株式会社、アプロス株式会社、マルマンH&B株式会社、株式会社アインズラボ、ボーエン化成株式会社がこのセグメントに属しています。

医薬事業では、医療用医薬品、一般用医薬品、医薬品原料及び化成品等の製造・販売を行っており、岩城製薬株式会社、岩城製薬佐倉工場株式会社が関連しています。

化学品事業は、電子工業用薬品・表面処理薬品・化学品の製造及び販売、表面処理薬品原料等の販売、プリント配線板等の製造プラントの製造及び販売を展開しています。メルテックス株式会社、東海メルテックス株式会社、東京化工機株式会社などがこのセグメントに含まれます。

その他の事業として、地方創生に関する事業、能登地域を中心としたSDGsに資する事業への投資、アステナグループの業務受託、人財サービスの提供、地域商社事業、農学分野のスタートアップ企業への投資などを行っています。アステナミネルヴァ株式会社、奥能登SDGs投資事業有限責任組合、アステナハートフル株式会社などがこのセグメントに属しています。

経営方針

アステナホールディングスは、多岐にわたる事業領域を持つ企業グループであり、その成長戦略は「Astena 2030“Diversify for Tomorrow.”」と題された中長期ビジョンに基づいています。同社は、プラットフォーム事業への転換、ニッチトップ事業の磨き上げ、新規事業への投資と育成の3つの基本戦略を推進しています。

プラットフォーム事業への転換では、ファインケミカル事業及びHBC・食品事業を中心に、競争力の高い周辺領域への積極的な投資を行い、新たな価値提案を目指しています。特に、医薬品開発・製造の幅広いサービス提供や、顧客の開発・調達プロセスにおける課題解決のためのプラットフォーム提供に注力しています。

ニッチトップ事業の磨き上げでは、医薬事業及び化学品事業において、グローバル展開やカテゴリ選択を通じて高い成長を目指しています。これには、皮膚科領域やエレクトロニクス実装市場でのニッチトップ商品の開発が含まれます。

新規事業への投資と育成では、将来の持続的ニーズに応える製品やサービスの創出を目指し、現状の主力4事業に次ぐ、第5の主力事業の立ち上げを計画しています。これにより、社会と共に成長することを目指しています。

経営上の目標としては、2030年11月期までに売上高1,300億円以上、自己資本当期純利益率(ROE)13.0%以上を達成することを目指しています。これらの戦略と目標は、経済活動の正常化進展や、不透明な経営環境の中で、同社が直面する課題に対処し、持続可能な成長を実現するためのものです。