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アステナホールディングスJP:8095
沿革
1914年7月 |
薬種問屋、岩城市太郎商店創業 |
1939年11月 |
岩城薬品株式会社設立(1986年12月吸収合併) |
1941年9月 |
経営を法人組織とし、株式会社岩城商店設立 |
1948年9月 |
岩城製薬株式会社設立 |
1948年11月 |
小泉薬品株式会社設立 |
1953年1月 |
福岡出張所(現 福岡支店)開設 |
1954年1月 |
名古屋出張所(現 名古屋支店)開設 |
1955年2月 |
富山出張所(現 富山支店)開設 |
1958年7月 |
札幌出張所(現 札幌事務所)開設 |
1960年10月 |
株式会社ジャパン メタル フィニッシング カンパニー(現 メルテックス株式会社)設立 |
1961年11月 |
仙台出張所開設 |
1963年3月 |
イワキ株式会社と改称 |
1963年7月 |
東京証券取引所市場第二部に上場 |
1964年6月 |
大阪証券取引所市場第二部に上場(2004年1月上場廃止) |
1965年4月 |
ボーエン化成株式会社設立 |
1971年10月 |
アスカ純薬株式会社設立 |
1971年10月 |
北海道岩城製薬株式会社(現 ホクヤク株式会社)設立 |
1973年2月 |
香港現地法人ジェイ エム エフ(ホンコン)社(現 メルテックス香港社)設立 |
1973年3月 |
梅屋動薬販売株式会社(現 株式会社エイ・エム・アイ)設立 |
1986年12月 |
岩城薬品株式会社を吸収合併、大阪支社開設 |
1994年10月 |
台湾メルテックス社設立 |
1998年2月 |
株式会社パートナー・メディカル・システムズ設立 |
2000年4月 |
アプロス株式会社設立 |
2001年12月 |
イワキファルマネット株式会社設立 |
2005年1月 |
東京証券取引所市場第一部指定 |
2007年12月 |
アスカ純薬株式会社の全保有株式をインバネス・メディカル・ジャパン株式会社に譲渡 |
2008年6月 |
イワキファルマネット株式会社を吸収合併 |
2010年10月 |
メルテックス株式会社、東海メルテックス株式会社、東京化工機株式会社、メルテックス香港社を連結子会社化 |
2011年4月 |
株式交換によりメルテックス株式会社を完全子会社化 |
2011年6月 |
化成品事業のうちメルテックス株式会社製品の販売事業を簡易分割の方法により会社分割し、メルテックス株式会社に承継 |
2011年6月 |
メルテックスアジアパシフィック社設立 |
2011年10月 |
小泉薬品株式会社の全保有株式を東邦薬品株式会社に譲渡 |
2012年6月 |
美緑達科技(天津)有限公司設立 |
2012年8月 |
メルテックスアジアタイランド社設立 |
2014年5月 |
メルテックスコリア社設立 |
2014年7月 |
創業100周年 |
2015年12月 |
化学品事業のうち表面処理薬品原料等の販売事業を簡易分割の方法により会社分割し、メルテックス株式会社に承継 |
2017年1月 |
株式会社パートナー・メディカル・システムズの全保有株式を徳永薬局株式会社に譲渡 |
2019年9月 2020年3月 2020年7月 |
ホクヤク株式会社及び株式会社エイ・エム・アイの全保有株式を株式会社アスコに譲渡 スペラファーマ株式会社を完全子会社化 岩城製薬佐倉工場株式会社を孫会社化 |
2020年7月 |
イワキ分割準備株式会社(現 イワキ株式会社)設立 |
2020年7月 |
スペラネクサス株式会社設立 |
2020年12月 |
マルマンH&B株式会社を完全子会社化 |
2021年3月 |
アステナハートフル株式会社設立 |
2021年4月 |
JITSUBO株式会社を孫会社化 |
2021年6月 |
アステナホールディングス株式会社と商号変更 ファインケミカル事業、医薬事業のうち医薬用医薬品事業、HBC・食品事業並びに医薬事業のうち医療機器販売事業、動物用麻酔銃販売事業及び試薬等販売事業を、スペラネクサス株式会社、岩城製薬株式会社及びイワキ分割準備株式会社(同日付でイワキ株式会社に商号変更)に吸収分割により承継 |
2021年8月 |
奥能登SDGs投資事業有限責任組合を設立 |
2021年12月 |
株式会社イワキ総合研究所をアステナミネルヴァ株式会社に商号変更 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
2022年12月 |
株式会社アインズラボを孫会社化 イシカワズカン株式会社を連結子会社化 |
2023年1月 |
AMトレーディング株式会社設立 |
2023年2月 |
TUAT1号投資事業有限責任組合へ出資し有限責任組合員としての持分を取得 |
事業内容
アステナホールディングス株式会社(以下、同社)とその子会社25社、関連会社1社は、ファインケミカル、HBC(Health & Beauty Care)・食品、医薬、化学品などの事業を展開しています。同社は特定上場会社に該当し、インサイダー取引規制の適用を受けています。
ファインケミカル事業では、医薬品のCMC研究開発や製造の受託、医薬品原料の製造販売、ペプチド合成法Molecular Hiving™の開発、ペプチド原薬の製造プロセス開発・技術移転事業を手掛けています。このセグメントにはスペラファーマ株式会社、スペラネクサス株式会社、JITSUBO株式会社が含まれます。
HBC・食品事業では、一般用医薬品・化粧品原料・機能性食品原料の販売、化粧品・健康食品の製造販売、各種サプリメントや禁煙関連商品の企画・開発・販売、化粧品輸入代行を行っています。イワキ株式会社、アプロス株式会社、マルマンH&B株式会社、株式会社アインズラボ、ボーエン化成株式会社がこのセグメントに属しています。
医薬事業では、医療用医薬品、一般用医薬品、医薬品原料及び化成品等の製造・販売を行っており、岩城製薬株式会社、岩城製薬佐倉工場株式会社が関連しています。
化学品事業は、電子工業用薬品・表面処理薬品・化学品の製造及び販売、表面処理薬品原料等の販売、プリント配線板等の製造プラントの製造及び販売を展開しています。メルテックス株式会社、東海メルテックス株式会社、東京化工機株式会社などがこのセグメントに含まれます。
その他の事業として、地方創生に関する事業、能登地域を中心としたSDGsに資する事業への投資、アステナグループの業務受託、人財サービスの提供、地域商社事業、農学分野のスタートアップ企業への投資などを行っています。アステナミネルヴァ株式会社、奥能登SDGs投資事業有限責任組合、アステナハートフル株式会社などがこのセグメントに属しています。
経営方針
アステナホールディングスは、多岐にわたる事業領域を持つ企業グループであり、その成長戦略は「Astena 2030“Diversify for Tomorrow.”」と題された中長期ビジョンに基づいています。同社は、プラットフォーム事業への転換、ニッチトップ事業の磨き上げ、新規事業への投資と育成の3つの基本戦略を推進しています。
プラットフォーム事業への転換では、ファインケミカル事業及びHBC・食品事業を中心に、競争力の高い周辺領域への積極的な投資を行い、新たな価値提案を目指しています。特に、医薬品開発・製造の幅広いサービス提供や、顧客の開発・調達プロセスにおける課題解決のためのプラットフォーム提供に注力しています。
ニッチトップ事業の磨き上げでは、医薬事業及び化学品事業において、グローバル展開やカテゴリ選択を通じて高い成長を目指しています。これには、皮膚科領域やエレクトロニクス実装市場でのニッチトップ商品の開発が含まれます。
新規事業への投資と育成では、将来の持続的ニーズに応える製品やサービスの創出を目指し、現状の主力4事業に次ぐ、第5の主力事業の立ち上げを計画しています。これにより、社会と共に成長することを目指しています。
経営上の目標としては、2030年11月期までに売上高1,300億円以上、自己資本当期純利益率(ROE)13.0%以上を達成することを目指しています。これらの戦略と目標は、経済活動の正常化進展や、不透明な経営環境の中で、同社が直面する課題に対処し、持続可能な成長を実現するためのものです。