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ナラサキ産業JP:8085
沿革
1943年10月 |
港湾運送業統制令により、株式会社楢崎商店の主たる営業の港湾運送業が室蘭石炭港運株式会社に吸収統合されたため、港湾運送業を中断し、楢崎商事株式会社(1936年設立)と合併して、楢崎産業海運株式会社を設立した。資本金36万円。 〔創立の経緯〕 株式会社楢崎商店は、1902年室蘭港にて港湾荷役、回漕業、船舶代理業を営む個人会社として創立。その後、1928年に資本金10万円の法人組織に改組設立された。 |
1946年5月 |
東京出張所(現本社)を開設。 |
1946年6月 |
札幌出張所(現北海道支社)を開設。 |
1946年10月 |
旭川出張所(現旭川支店)を開設。 |
1947年4月 |
三菱電機株式会社、磐城セメント株式会社(現住友大阪セメント株式会社)の特約店となる。 |
1949年4月 |
仙台出張所(現東北支店)を開設。 |
三菱石油株式会社(現ENEOS株式会社)の特約店となる。 |
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1949年5月 |
帯広出張所(現道東支店)を開設。 |
1954年5月 |
富士セメント株式会社(現日鉄セメント株式会社)の特約店となる。 |
1958年3月 |
苫小牧出張所(現苫小牧営業所)を開設。 |
1961年5月 |
大阪営業所(現大阪支店)を開設。 |
1962年1月 |
名古屋駐在員事務所(現名古屋支店)を開設。 |
1963年2月 |
商号を楢崎産業株式会社に変更。 |
1963年4月 |
東京証券取引所市場第二部、札幌証券取引所に上場。 |
1968年5月 |
楢崎石油商事株式会社を設立。 |
1972年4月 |
福岡営業所(現九州支店)を開設。 |
1973年4月 |
盛岡営業所を開設。 |
1974年4月 |
郡山営業所を開設。 |
1984年4月 |
楢崎総合運輸株式会社を設立。 |
1989年10月 |
横浜営業所(現神奈川支店)を開設。 |
1991年2月 |
楢崎石油商事株式会社の営業のうちSS(サービスステーション)部門を分離独立、ナラサキ石油株式会社を設立。 |
1991年10月 |
運航部門を分離し楢崎総合運輸株式会社と統合(ナラサキスタックス株式会社)。 |
2002年2月 |
山梨営業所を開設。 |
2002年10月 |
商号をナラサキ産業株式会社に変更。 |
2006年2月 |
中国現地法人「悠禧貿易(上海)有限公司」を設立。 |
2008年9月 |
東関東営業所を開設。 |
2011年9月 |
西関東営業所を開設。 |
本社事務所を移転。 |
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2012年4月 |
静岡営業所を開設。 |
2013年7月 |
ベトナム現地法人「NARASAKI VIETNAM CO.,LTD.」を設立。 |
2018年5月 |
東関東営業所を移転。 |
2020年3月 |
ベトナム現地法人「NARASAKI VIETNAM CO.,LTD.」ホーチミン支店を開設。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
ナラサキ産業グループは、ナラサキ産業を中心に子会社9社、関連会社6社で構成され、幅広い事業セグメントを展開しています。主な事業内容は、電機、機械、建材・燃料の販売と海運関連業務です。
電機関連事業では、ナラサキ産業がモータ、制御機器、重電機器、冷熱設備、精密加工設備、昇降機などを販売しています。また、悠禧貿易(上海)有限公司とNARASAKI VIETNAM CO.,LTD.は、それぞれ中国市場とASEAN地域でFAシステム等の販売を手掛けています。
機械関連事業では、食品製造設備、物流省力化設備、穀類貯蔵設備、農産物加工設備などをナラサキ産業が販売しています。
建設・エネルギー関連事業では、セメント、生コンクリート、コンクリートパイル、ALC板、石油製品、アスファルト、道路切削舗装機械、コンクリートポンプ車、ロータリ除雪車などをナラサキ産業が販売。石油製品の一部はナラサキ石油㈱が販売し、生コンクリート等の資材は富士総販㈱、後志生コン販売㈲、興部生コン㈱が取り扱っています。
海運関連事業では、ナラサキスタックス㈱が海陸一貫輸送業務を中心に、海運業、通関業、港湾運送業、倉庫業、貨物自動車運送事業等を営んでいます。このセグメントでは、九州マリン㈱、楢崎通運㈱などの子会社やケイナラ㈱などの関連会社が各種サービスを提供しています。
これらの事業を通じて、ナラサキ産業グループは多岐にわたる産業分野でのニーズに応え、幅広い顧客基盤を持つ企業グループとして活動しています。
経営方針
ナラサキ産業グループは、2021年4月から2023年度を最終年度とする中期経営計画「Dash Forward 2023」を推進しています。この計画では、事業環境の劇的な変化に対応し、全社員が変革を進め、新分野・新事業の創造を図ることで、企業としての成長を目指しています。また、コンプライアンスの徹底とコーポレートガバナンスの充実を経営の最重要課題と位置付け、社会から信頼される企業グループを築くことを目標に掲げています。
同社グループは、電気機器、建設機械、土木・建築資材、石油類の販売など、多岐にわたる事業を展開しており、これらの事業セグメント間での連携強化とグループ総合力の発揮を図っています。また、コア事業の強化と新事業・新分野の創出にも力を入れており、環境・エネルギー分野や先端技術分野での新ビジネスに積極的に取り組んでいます。
経営基盤の強化にも注力しており、財務基盤の強化、キャッシュフロー経営の徹底、人材の確保・育成、働き方改革、コンプライアンスの徹底、コーポレートガバナンスの充実、ESGへの取り組み強化など、幅広い分野での取り組みを進めています。
ナラサキ産業グループは、これらの戦略を通じて持続的成長を目指し、中長期的な企業価値の向上に努めています。同社の事業活動は、顧客やマーケットのニーズに応えるソリューション力を発揮し、人と地球のサステナブルな発展に寄与することを目標にしています。