東京産業JP:8070

時価総額
¥291.7億
PER
7.2倍
電力事業、環境・化学・機械事業、生活産業事業を展開し、火力発電所関連機器や太陽光パネル、節水型自動流水器などを提供。

事業内容

東京産業は、電力事業、環境・化学・機械事業、生活産業事業の3つの事業セグメントを持っています。これらのセグメントを通じて、国内外で多様な機械、プラント、資材、工具、薬品の販売、メンテナンス、サービスを展開しています。

電力事業では、火力発電所関連機器、原子力発電所周辺機器、送変電機器などを取り扱っています。この分野では、株式会社アイ・エー・エッチやTOKYO SANGYO MALAYSIA SDN.BHD.が関係会社として活動しています。

環境・化学・機械事業では、化学、石油精製、製薬、繊維、ゴム、非鉄金属業界向けのプラントや機械設備を提供しています。また、太陽光発電事業や太陽光パネルの販売・設置も行っています。関連会社には、光和興業株式会社やTOKYO SANGYO SINGAPORE (PTE) LTD.などがあります。

生活産業事業では、節水型自動流水器、レジ袋、ファッション袋、ゴミ収集袋などを取り扱っています。このセグメントには特定の関係会社は記載されていませんが、日常生活に密着した製品を提供しています。

経営方針

東京産業は、創業以来「信頼」と「貢献」を企業理念に掲げ、社会に貢献することを目指しています。今後も、環境・エネルギーに強い機械総合商社としての地位を確立し、創立80周年に向けて成長を続ける方針です。

同社は「T-ScaleUp2027」という中期経営計画を策定し、環境・エネルギー分野での地位確立を目指しています。この計画は、2018年に始まった10年計画の最終ステージであり、新たなビジネスモデルの確立を目指しています。

成長戦略として、エネルギートランジションへの積極的な関与を掲げています。火力発電のメンテナンスに加え、原子力や再生可能エネルギーなど新領域でのビジネス拡大を図ります。

また、サステナブル社会の構築に資する事業創出にも注力しています。CO2削減技術やEV関連ビジネス、食糧自給関連ビジネスを通じて、社会課題解決に貢献する商機を創出します。

グループ総合力の強化も重要な戦略です。経営資源の選択と集中を行い、パートナー企業との協業や買収を通じて新技術やサービスを創出し、ビジネス捕捉力を高めます。

さらに、強靭な経営基盤の構築を目指し、コンプライアンスやリスク管理を強化します。人材投資やガバナンス強化を通じて、安定した経営基盤を築きます。

株主還元の拡充も重視しています。資本効率を意識した資産ポートフォリオの再構築により、ROEを向上させ、新規事業の収益化と株主還元の両立を図ります。

東京産業は、これらの成長戦略を通じて企業価値の向上とコーポレートガバナンスの強化を目指し、持続可能な成長を追求しています。