西華産業JP:8061

時価総額
¥492.2億
PER
8.5倍
電力、化学・エネルギー、産業機械、グローバル事業を展開し、発電設備、環境保全設備、プラントエンジニアリング、水中ポンプ等の販売・サービスを提供。

沿革

1947年10月

旧三菱商事株式会社が1947年7月連合国最高司令官の覚書により解体を命ぜられると同時に、同社の西日本地区機械部門関係者が中核となり門司市(現・北九州市門司区)に資本金195千円にて設立

1947年~
    1951年

長崎、福岡、広島、大阪、東京および高松に相次いで支店を開設

1954年10月

ドイツ(デュッセルドルフ)に海外事務所を開設

1961年10月

株式を東京証券取引所市場第一部に上場(資本金6億円)

1974年1月

ドイツ(デュッセルドルフ)に現地法人Seika Sangyo GmbH(現・連結子会社)を設立

1981年4月

本社機構を改革し東京本社、北九州本社の2本社制に移行

1983年5月

台湾(台北)に海外事務所を開設

1983年8月

北九州本社業務を東京本社に移管し、北九州本店に北九州管理室を設置

1983年8月

米国(ロサンゼルス)に海外事務所を開設

1983年11月

ドイツ(デュッセルドルフ)に現地法人Tsurumi(Europe)GmbH(現・連結子会社)を設立

1990年12月

本店を北九州市門司区から北九州市小倉北区へ移転

1994年4月

米国(ロサンゼルス)に現地法人SEIKA MACHINERY, INC.(現・連結子会社)を設立

1994年8月

大阪支社を北区梅田から北区堂島浜へ移転

2000年7月

韓国(ソウル)に海外事務所を開設

2001年8月

本店を北九州市小倉北区から東京都千代田区に移転

2004年1月

中国(上海)に現地法人西曄貿易(上海)有限公司(現・連結子会社)を設立

2005年4月

日本ダイヤバルブ株式会社(現・連結子会社)を全発行済株式取得により子会社化

2006年4月

現地法人SEIKA MACHINERY, INC.の支店を米国(アトランタ)に開設

2006年9月

日本ダイヤバルブ株式会社(現・連結子会社)が中国(天津)に天津泰雅閥門有限公司

(現・連結子会社)を設立

2008年8月

株式会社テンフィートライト(現・持分法適用関連会社)を設立

2009年1月

COMPAGNIE EUROPEENNE AFRIQUE ASIE S.A.S.(現・Tsurumi France S.A.S.)を

現地法人Tsurumi(Europe)GmbHを通じて全発行済株式取得により子会社化

2010年2月

株式会社竹本(現・連結子会社)を全発行済株式取得により子会社化

2012年4月

西華デジタルイメージ株式会社を設立 (現・連結子会社)

2012年10月

HYDREUTES,S.A.U.(現・連結子会社)を

現地法人Tsurumi(Europe)GmbHを通じて全発行済株式取得により子会社化

2012年12月

タイ(バンコク)に現地法人Seika Sangyo(Thailand)Co.,Ltd.を設立(現・連結子会社)

2014年11月

フランス(ヴネル)にTsurumi Pompes Location S.A.S.を設立(現・Tsurumi France S.A.S.)

2015年2月

Marine Motors & Pumps N.V.(現・連結子会社)を現地法人Tsurumi Pompes Location

S.A.S.(現・Tsurumi France S.A.S.)を通じて株式取得により子会社化

2015年4月

現地法人SEIKA MACHINERY,INC.の支店を米国(サンフランシスコ)に開設

2015年5月

名南共同エネルギー株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)

2016年3月

敷島機器株式会社の全株式(自己株式を除く)を取得し子会社化(現・連結子会社)

2018年12月

ベトナム(ホーチミン)に現地法人SEIKA SANGYO (VIETNAM) COMPANY LIMITED を設立

2020年1月

Obart Pumps(Holdings) Limited(現・Tsurumi UK Limited)およびObart Pumps Limited

(現・連結子会社)を現地法人Tsurumi (Europe) GmbH を通じて株式取得により子会社化

2020年1月

Tsurumi Pompes Location S.A.S. とCOMPAGNIE EUROPEENNE AFRIQUE ASIE S.A.S.を合併し、
商号をTsurumi France S.A.S.(現・連結子会社)に変更

2020年10月

セイカダイヤエンジン株式会社を設立(現・連結子会社)

2021年7月

Obart Pumps(Holdings) Limitedの商号をTsurumi UK Limited(現・連結子会社)に変更

2022年4月

東京証券取引所プライム市場へ移行

2022年6月

監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行

2023年3月

株式会社TVEの株式を取得(持分法適用関連会社化)

事業内容

西華産業株式会社とそのグループ企業(子会社19社および関連会社9社)は、電力、化学・エネルギー、産業機械分野における機械設備や機器、および関連製品の販売とサービスを国内外で展開しています。同社の事業は、主に以下の四つのセグメントに分類されます。

電力事業セグメントでは、発電設備や環境保全設備などの関連機器を取り扱っており、これらは主に西華産業自身によって提供されています。化学・エネルギー事業セグメントでは、一般産業向けの発電設備や環境保全設備、プロセス用製造設備などを提供しており、このセグメントには敷島機器株式会社やセイカダイヤエンジン株式会社などが含まれます。

産業機械事業セグメントでは、新素材・繊維、醸造・食品、出版・印刷、プラントエンジニアリングなどの分野で使用される機械設備や各種素材、原材料(繊維原料、プリント基板等)、最先端計測機器などを扱っています。このセグメントには、日本ダイヤバルブ株式会社や西華デジタルイメージ株式会社などが関連しています。

グローバル事業セグメントでは、水中ポンプ、排水処理機器、繊維・化学向け機械設備、エレクトロニクス実装関連設備などを国際市場で提供しており、Seika Sangyo GmbHやTsurumi (Europe) GmbHなど、海外の子会社や関連会社を通じて事業を展開しています。これらのセグメントを通じて、西華産業グループは幅広い産業分野において多様な製品とサービスを提供しています。

経営方針

西華産業は、社会貢献を目指し、環境課題への対応や技術革新を追求する成長戦略を推進しています。同社は、環境変化を積極的に捉え、先進性と多様性を保持しながら、産業設備・機器の商取引を通じて社会に貢献することを経営方針としています。グループポリシーでは、連携と公明正大な企業活動を通じて持続可能な社会の発展に貢献することを掲げています。

2030年に向けた長期経営ビジョン「VIORB 2030」では、カーボンニュートラルへの取り組みを含む環境変化に対応する基本戦略を策定しています。事業面では、脱炭素、省エネ・省資源、サーキュラーエコノミー、デジタルトランスフォーメーションを重点分野として掲げ、これらの分野でのユーザーニーズと技術革新に対応することでビジネスを創出していきます。

経営面では、キャッシュマネジメントの最大化、100億円規模の事業投資、SDGsに資する事業へのファンド設定、組織スリム化と生産性向上、グループ各社の強みの明確化と経営資源の集中などの施策を実行しています。

中期経営計画「VIORB2030 Phase1」では、2023年4月から2027年3月までの4年間で、長期ビジョンの前半部を担い、飛躍的な成長の礎を築くことを目指しています。この計画では、エネルギー事業、産業機械事業、プロダクト事業の3セグメントに組織を再編し、各セグメントで実効性の高い事業戦略を策定しています。

西華産業は、これらの戦略を通じて、持続可能な収益構造の確立とグループ全体の強靭化を図り、社会に貢献する企業価値の向上を目指しています。