西華産業JP:8061

時価総額
¥821.3億
PER
13.2倍
エネルギー事業、産業機械事業、プロダクト事業の3つのセグメントで、発電設備の販売・保守や省エネ設備の提供、最先端計測機器の販売を展開。

事業内容

西華産業は、エネルギー事業、産業機械事業、プロダクト事業の3つの事業セグメントを持っています。これらのセグメントを通じて、国内外で機械設備や機器、関連製品、サービスを提供しています。

エネルギー事業では、火力、原子力、水力、バイオマスなどの発電設備の販売と保守を行っています。また、石油、化学、製鉄などの基幹産業向けの自家発電設備や、環境保全、セキュリティ関連の設備も取り扱っています。主要な関連会社には名南共同エネルギーがあります。

産業機械事業では、工場の省エネ、省人化、DX化を支援する設備や製品を提供し、生産効率の向上や環境負荷の低減に貢献しています。関連会社にはSeika Sangyo GmbHやSEIKA MACHINERY, INC.などがあり、グローバルに展開しています。

プロダクト事業では、最先端の計測機器やエレクトロニクス業界向けの表面実装設備、基板などを販売しています。また、水中ポンプや漁船用エンジン、バルブなどの独自性の高い製品も取り扱っています。関連会社には日本ダイヤバルブや西華デジタルイメージなどがあります。

経営方針

西華産業は、長期経営ビジョン「VIORB 2030」を掲げ、持続可能な社会の発展に貢献することを目指しています。このビジョンのもと、同社はカーボンニュートラルの推進をはじめとする環境問題への対応を重視し、エネルギーおよび産業インフラ分野での強みを活かして、地球環境と調和したサステナブルなエネルギー創出と産業活動を支援しています。

中期経営計画「VIORB2030 Phase1」では、2023年から2027年までの4年間を計画期間とし、同社の飛躍的な成長の基盤を築くことを目指しています。この計画では、脱炭素、省エネ・省人化、サーキュラーエコノミー、デジタルトランスフォーメーション(DX)の4つの重点分野を掲げ、これらを通じて社会課題の解決と事業拡大を図っています。

西華産業は、営業戦略としてエネルギー事業を基盤に事業を強化し、戦略的事業投資を通じて新たな収益源を開拓しています。また、人事戦略では、多様な人材が活躍できる環境を整え、教育研修の充実を図ることで社員のレベルアップを目指しています。さらに、事業ポートフォリオの再構築を進め、各事業体の成長性を見極めた選択と集中を行っています。

同社は、これらの戦略を通じて持続的な収益構造を確立し、グループ全体の強靭化を図るとともに、企業価値の向上を目指しています。長期経営ビジョンおよび中期経営計画の最終年度目標も上方修正され、売上高や利益の増加を見込んでいます。