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スターゼンJP:8043
沿革
1948年6月 |
全国畜産協同組合を母体に資本金750万円をもって全国畜産株式会社を設立、役牛の売買を行う |
1949年8月 |
食肉の取り扱い開始 |
1955年10月 |
オーストラリアより冷凍牛肉の試験輸入を行う |
1957年4月 |
阿久根詰所を開設 豚枝肉の国内遠距離輸送開始 |
1961年2月 |
三井物産株式会社と資本並びに事業提携 |
1962年3月 |
横浜工場においてハム・ソーセージの製造開始 |
1962年11月 |
東京証券取引所市場第二部へ株式を上場 |
1967年3月 |
東京食肉市場発足と共に仲買部門を分離し、株式会社丸全を設立 |
1970年6月 |
商号を株式会社ゼンチクに変更 |
1972年5月 |
日本マクドナルド株式会社と取引契約、同年7月に千葉工場を開設しハンバーガーパティの製造開始 |
1972年9月 |
海外進出のため、オーストラリアにZENCHIKU (AUSTRALIA) PTY LIMITED(現、STARZEN AUSTRALIA PTY LTD)を設立 |
1977年9月 |
東京証券取引所市場第一部へ株式を上場 |
1982年5月 |
株式会社栃木ゼンチク黒磯工場にてハム・ソーセージの製造開始 |
1984年3月 |
ゼンチク最大の産地の食肉加工工場として株式会社阿久根ゼンチク(現、スターゼンミートプロセッサー株式会社阿久根工場)を設立 |
1984年12月 |
加工食肉専用工場として松尾工場を新設 |
1986年4月 |
株式会社石狩ゼンチク(現、スターゼンミートプロセッサー株式会社石狩工場)を設立 |
1987年11月 |
那須工場(現、ローマイヤ株式会社那須工場)を新築、黒磯工場の業務を移転 |
1994年10月 |
三戸営業所の製造部門を分離独立させ、株式会社三戸ゼンチク(現、スターゼンミートプロセッサー株式会社青森工場三戸ビーフセンター)を設立 |
1996年4月 |
調理済及び半調理済食品取扱部門を分離独立させ、株式会社ゼンチク販売を設立 |
1996年10月 |
株式会社三沢ミート(現、スターゼンミートプロセッサー株式会社青森工場三沢ポークセンター)を新築移転 |
1998年5月 |
株式会社阿久根ゼンチク、株式会社石狩ゼンチク、株式会社三戸ゼンチク、株式会社仙台ゼンチク、株式会社津軽ゼンチクが合併し、商号を株式会社スターゼンミートグループ(現、スターゼンミートプロセッサー株式会社)に変更 |
1999年4月 |
商号をスターゼン株式会社に変更 |
2000年2月 |
エルエムフーズ株式会社(現、ローマイヤ株式会社)と資本並びに業務提携 |
2002年5月 |
Starzen (America) ,Inc.を設立 |
2005年6月 |
ローマイヤ株式会社の第三者割当増資引受け、同社を子会社化 |
2005年7月 |
青木製麺所の株式を取得、株式会社青木食品を設立 |
2005年10月 |
株式会社栃木ゼンチクは、その営業権の全部をローマイヤ株式会社へ譲渡 |
2007年7月 |
スターゼンインターナショナル株式会社を設立 |
2007年10月 |
スターゼンインターナショナル株式会社への会社分割承継により、海外本部の一部を分社化 |
2008年10月 |
国内食肉卸売部門を分割し、スターゼン北日本販売株式会社、スターゼン東日本販売株式会社、スターゼン西日本販売株式会社及びスターゼン南日本販売株式会社を設立 |
2008年10月 |
量販店向販売部門及び国産食肉供給部門を株式会社スターゼンミートグループ(現、スターゼンミートプロセッサー株式会社)へ分割承継 |
2008年10月 |
ハムソーセージ・デリカ販売部門をローマイヤ株式会社へ事業譲渡 |
2009年5月 |
ハンバーガーパティ製造合弁会社オレンジベイフーズ株式会社を設立 |
2009年6月 |
STARZEN EUROPE ApSを設立 |
2010年7月 |
株式会社キング食品(広島県福山市)の全株式を取得し、同社を完全子会社化 |
2010年7月 |
スターゼン広域販売株式会社を設立 |
2010年10月 |
スターゼンミートプロセッサー株式会社の食肉卸売事業及びスターゼン東日本販売株式会社の松本営業所並びに昭島営業センターにおける食肉卸売事業を分割し、スターゼン広域販売株式会社に統合 |
2010年10月 |
プライフーズ株式会社の第三者割当増資を引き受け、同社を持分法適用関連会社化 |
2012年8月 |
ローマイヤ株式会社の株式を株式交換により取得し、同社を完全子会社化 |
2013年4月 |
スターゼン東日本販売株式会社とスターゼン北日本販売株式会社、スターゼン西日本販売株式会社、スターゼン南日本販売株式会社を合併し、スターゼン販売株式会社を設立 |
2013年10月 |
STARZEN SINGAPORE PTE.LTD.を設立 |
2014年3月 |
東京部分肉センター株式会社(現、スターゼンロジスティクス株式会社)の全株式を取得し、同社を完全子会社化 |
2015年4月 |
スターゼン販売株式会社がスターゼン広域販売株式会社を合併 |
2016年5月 |
三井物産株式会社との資本業務提携、第三者割当増資及び自己株式の処分 |
2016年9月 |
株式会社ニックフーズの全株式を取得し、同社を完全子会社化 |
2017年2月 |
スターゼン食品株式会社を設立 |
2017年4月 |
食品製造本部の事業を会社分割により、スターゼン食品株式会社に事業譲渡 |
2018年10月 |
スターゼン食品株式会社本宮工場を新築、稼働開始 |
2019年4月 |
当社がスターゼンインターナショナル株式会社とスターゼン食品株式会社を吸収合併 |
2020年4月 |
スターゼンミートプロセッサー株式会社が保有する農場管理事業を分割し当社が承継 |
2020年4月 |
当社がスターゼン販売株式会社と株式会社ゼンチク販売を吸収合併 |
2021年12月 |
星徳真食品(上海)有限公司を設立 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
事業内容
スターゼン株式会社とそのグループ企業は、食肉の処理加工、ハム・ソーセージおよび食肉加工品の製造販売、豚・牛の生産・肥育など、食肉事業を中心に展開しています。同社は、自社での製造販売のほか、子会社19社、関連会社14社と共に幅広い事業活動を行っております。具体的には、スターゼンミートプロセッサー株式会社などの子会社やプライフーズ株式会社などの関連会社が食肉の処理加工を手掛け、ローマイヤ株式会社などの子会社がハム・ソーセージの製造を行っています。また、食肉の販売は、丸全株式会社などの子会社やサニーサイド株式会社などの関連会社を通じて行われており、生産・肥育は、有限会社ホクサツえびのファームなどの子会社やプライフーズ株式会社などの関連会社で実施されています。
さらに、スターゼンITソリューションズ株式会社などの子会社やゼンミ食品株式会社などの関連会社を通じて、情報処理や調味料製造など、食肉関連事業をサポートするその他の事業も展開しています。これらの事業活動を通じて、スターゼングループは食肉産業のさまざまなニーズに応える幅広いサービスを提供しています。
経営方針
スターゼン株式会社は、食を通じて人々を幸せにすることを目指し、食肉卸売業を中心に多岐にわたる事業を展開しています。同社は、新たな中期経営計画(2023年4月1日から2026年3月31日)を策定し、「収益構造の再構築とサステナブルな事業運営」をテーマに掲げています。この計画では、国内ビジネスのサプライチェーンを強化し、海外事業の拡大や国内成長市場への販売拡大を通じて新たな収益基盤を築くことを目指しています。
具体的な戦略としては、海外事業の積極展開、国内成長市場へのアプローチ強化、国内事業の効率化、高付加価値商品の開発、サステナビリティ経営と経営基盤の強化が挙げられます。これらの戦略を通じて、スターゼンは、食肉需要の減少が見込まれる国内市場と、拡大が期待される海外市場の両方で、持続可能な成長を目指しています。
中期経営計画では、売上高4,400億円、経常利益100億円、EBITDA120億円を目標としています。これを支えるために、約400億円の投資を計画しており、その内訳としては、海外事業展開、国内事業の効率化、高付加価値商品の取り組み、DXや業務プロセス改革に向けた投資が含まれます。
スターゼンは、これらの戦略を通じて、食肉産業における持続可能な成長を目指し、社会課題の解決にも貢献していく方針です。