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スターゼンJP:8043
事業内容
スターゼンは、食肉関連事業を中心に多岐にわたる事業を展開しています。主な事業セグメントとして、食肉の処理加工、ハム・ソーセージの製造、食肉の販売、生産・肥育があります。これらの事業は、スターゼン株式会社を中心に、子会社や関連会社と連携して行われています。
食肉の処理加工では、スターゼンミートプロセッサー株式会社などの子会社やプライフーズ株式会社などの関連会社が製造を担当し、スターゼンが仕入れ販売を行っています。ハム・ソーセージの製造は、ローマイヤ株式会社が主に手がけ、スターゼンからの原材料供給を受けて製造・販売しています。
食肉の販売においては、スターゼンが中心となり、株式会社丸全などの子会社やプライフーズ株式会社などの関連会社が販売を行っています。また、生産・肥育は、株式会社雲仙有明ファームなどの子会社やプライフーズ株式会社などの関連会社が担当しています。
その他の事業として、スターゼンロジスティクス株式会社が貨物運送事業を行い、ゼンミ食品株式会社が調味料製造を手がけています。これらの事業は、食肉関連事業をサポートする役割を果たしています。
経営方針
スターゼンは、食肉関連事業を中心に多岐にわたる事業を展開しています。同社は「食の感動体験を創造することで世界中の人々と食をつなぎ続ける」という経営理念のもと、食肉卸売業を中核に、食肉関連製品の安定供給と多様なニーズに応える商品提供を目指しています。
同社の中期経営計画(2023年4月1日~2026年3月31日)では、「収益構造の再構築とサステナブルな事業運営」をテーマに掲げています。国内外での新たな収益基盤の構築を目指し、特に海外事業の積極展開や国内成長市場へのアプローチ強化に注力しています。
具体的な成長戦略として、スターゼンは新規事業への挑戦を掲げています。海外では、豪州Wagyuの供給力強化を図り、国内では日本産和牛の輸出基盤を強化しています。これにより、グローバル市場での競争力を高め、収益基盤の多様化を図ります。
国内事業改革では、消費者ニーズに応じた商品開発を推進し、物流の効率化を図っています。デジタル化や業務プロセス改革を通じて、物流網の再整備や新物流システムの導入を進め、業務効率の向上を目指しています。
サステナビリティ経営の強化も重要な戦略の一部です。スターゼンは、温室効果ガス削減目標の達成に向けた取り組みを進め、SBT認定を受けています。これにより、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています。
同社は、2026年までに売上高4,400億円、経常利益100億円、EBITDA120億円を計画しています。これを達成するために、約400億円の投資を行い、海外事業の拡大や国内事業の効率化、高付加価値商品の開発に注力しています。