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三共生興JP:8018
沿革
1920年5月 |
三木瀧藏が横浜で三木商店を創業し、輸出絹織物の外国商館への売込を開始 |
1923年9月 |
関東大震災により全店被災。直ちに現在の神戸市中央区琴ノ緒町に三共商会として再建 |
1932年10月 |
本拠を現在の神戸市中央区八幡通に移転。横浜店を支店とするとともに、東京支店を設置 |
1938年12月 |
三共商会を改組し、株式会社三共商会を設立 |
1944年1月 |
会社商号を三共生興株式会社に改称 |
1953年7月 |
本社業務を大阪に移す |
1961年10月 |
大阪証券取引所市場第二部に株式上場 |
1963年1月 |
東京証券取引所市場第二部に株式上場 |
1968年2月 |
東京・大阪両証券取引所市場第一部銘柄に指定される |
1970年11月 |
当社創業50周年を迎え、社長 三木瀧藏が会長に、副社長 三木武が社長に就任 |
1973年1月 |
三共生興ファッションサービス株式会社を設立(現・連結子会社) |
1973年12月 |
株式会社ブティックサンプチを設立 |
1981年10月 |
台北支店を設置 |
1986年12月 |
取締役 三木秀夫が社長に就任 |
1989年10月 |
株式会社サンファーストを設立 |
1989年12月 |
株式会社サン・レッツを設立(現・連結子会社) |
1990年6月 |
大阪・東京両本社制実施 |
1991年3月 |
英国にSAN EAST UK PLCを設立(2019年9月DAKS SIMPSON LIMITEDへ社名変更、現・連結子会社) |
1991年4月 |
DAKS SIMPSON GROUP PLCを買収(2019年9月DAKS SIMPSON GROUP LIMITEDへ社名変更) |
1992年1月 |
仏国にSANKYO SEIKO EUROPE S.A.を設立 |
1992年8月 |
東京サンライズビル竣工 |
1995年2月 |
株式会社サン プロシードを設立 |
1996年5月 |
北陸三共生興株式会社を設立(現・連結子会社) |
1999年7月 |
大阪サンライズビル竣工 |
2001年6月 |
株式会社横浜テキスタイル倶楽部を株式取得により連結子会社化(現・連結子会社) |
2002年4月 |
会社分割制度により、三共生興ホームファッション株式会社を設立 |
2003年8月 |
大阪本社新社屋竣工 |
2006年3月 |
株式会社ブティックサンプチを吸収合併 |
2008年10月 |
会社分割制度により、三共生興アパレルファッション株式会社を設立(現・連結子会社) |
2009年4月 |
三共生興ファッションサービス株式会社が株式会社サン プロシードを吸収合併 |
2012年6月 |
専務取締役 川﨑賢祥が社長に就任 |
2013年4月 |
香港にSANKYO SEIKO (ASIA PACIFIC) CO., LTD.を設立(現・連結子会社) |
2013年10月 |
当社サンプチディビジョンを会社分割により三共生興ファッションサービス株式会社に承継 |
2014年10月 |
三共生興アパレルファッション株式会社が三共生興ホームファッション株式会社を吸収合併 |
〃 |
SANKYO SEIKO EUROPE S.A.を解散し、フランスにパリ駐在員事務所を開設 |
2015年7月 |
本店を神戸市中央区から大阪市中央区に移転 |
〃 |
マカオにSANKYO SEIKO (MACAU) CO., LTD.を設立(現・連結子会社) |
2016年5月 |
上海に三翼(上海)商貿有限公司を設立(2021年11月清算結了) |
2018年1月 |
株式会社スプラスインターナショナルを株式取得により連結子会社化 |
2019年9月 |
DAKS SIMPSON GROUP PLCをDAKS SIMPSON GROUP LIMITEDに社名変更 |
〃 |
SAN EAST UK PLCをDAKS SIMPSON LIMITEDに社名変更 |
2019年12月 |
DAKS LIMITEDの全事業をDAKS SIMPSON GROUP LIMITEDに譲渡したうえで、同日付でDAKS SIMPSON GROUP LIMITEDの全事業をDAKS SIMPSON LIMITEDに譲渡 |
2020年1月 |
三共生興アパレルファッション株式会社が株式会社スプラスインターナショナルを吸収合併 |
2020年3月 |
株式会社サンファーストを解散(2020年9月清算結了) |
2020年4月 |
代表取締役社長 川﨑賢祥が代表取締役会長CEOに、常務取締役 井ノ上明が代表取締役社長COOに就任 |
2020年5月 |
当社創業100周年 |
2022年2月 |
一般財団法人サンライズ財団を設立 |
2022年4月 |
東京証券取引所スタンダード市場へ移行 |
2022年6月 |
代表取締役社長COO 井ノ上明が代表取締役社長CEOに就任 |
2022年7月 |
LEONARD FASHION SASを株式取得により連結子会社化(現・連結子会社) |
事業内容
三共生興株式会社(以下、同社)とその連結子会社14社は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業としては、ファッション関連事業、繊維関連事業、不動産関連事業が挙げられます。
ファッション関連事業では、ファッション製品の企画、生産、販売のほか、海外ブランド商品の輸入販売及びライセンスビジネスを手掛けています。このセグメントには、三共生興ファッションサービス株式会社や北陸三共生興株式会社勝山衣料事業部などが含まれます。また、DAKS SIMPSON LIMITEDやLEONARD FASHION SASなど、海外にも関連会社を持ち、グローバルな事業展開を行っています。
繊維関連事業では、繊維衣料製品のOEM事業を中心に、繊維事業全般を展開しています。このセグメントには、三共生興アパレルファッション株式会社が帰属しています。
不動産関連事業では、同社及びグループ会社所有の不動産を活用した貸オフィス、貸ホール、貸ビルを中心とした賃貸事業のほか、ビルメンテナンス事業、内装工事事業も手掛けています。このセグメントには、株式会社サン・レッツや北陸三共生興株式会社不動産事業部、株式会社横浜テキスタイル倶楽部などが含まれます。
これらの事業を通じて、同社グループは繊維製品の企画から生産、販売、さらには不動産賃貸やビルメンテナンスに至るまで、幅広い事業活動を展開しています。
経営方針
三共生興株式会社(以下、同社)は、その連結子会社と共に、ファッション関連事業、繊維関連事業、不動産関連事業を主軸に事業を展開しています。同社は、企業理念として「人の企業である」「挑戦の企業である」「共存共栄の企業である」「社会的責任の企業である」を掲げ、生活文化提案企業として社会に貢献することを目指しています。この理念のもと、同社は「共生NEXT100」という経営方針を定め、SDGs経営を推進し、持続可能な世界の実現を目指しています。
中期経営計画「CHALLENGE NEXT 100」では、2024年3月期を最終年度とし、アジア市場への注力、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、全社戦略の3つを基本戦略としています。これらの戦略を通じて、同社は新型コロナウイルス感染症の影響や物価高騰などの厳しい経営環境の中でも、経営資源を有効活用し、長期的な視点で事業を展開していく方針です。
具体的な事業別戦略として、ファッション関連事業ではアジア市場への重点投資、DXを活用した売上拡大、サステナビリティへの取り組みを強化しています。繊維関連事業では、アパレル商材以外への取り組み強化や「チャイナプラスワン」戦略の推進、DXの活用による売上拡大を目指しています。不動産関連事業では、保有不動産の資産価値及び収益力の向上、イベントホールの稼働率向上、地域社会との共生を図っています。
経営指標としては、売上高経常利益率の向上を重視し、収益性と効率性の高い経営を目指しています。中期経営計画では、2024年3月期に連結売上高210億円、連結経常利益30億円を目標として掲げています。これらの戦略と目標をもとに、同社は次の100年に向けて新たな挑戦を続け、企業価値の向上を目指しています。