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ユアサ・フナショクJP:8006
事業内容
ユアサ・フナショクは、商事部門、ホテル部門、不動産部門の3つの事業セグメントを持っています。商事部門では、米の集荷と販売を中心に、小麦粉、澱粉、砂糖、油脂、飼料、畜産、加工食品、酒類などをメーカーから仕入れ、販売しています。関連会社として、ユアサフナショク・リカー、ワイ・エフ石油、ニュー・ノザワ・フーズ、太陽商事、東京太陽、ワイケイフーズ、日本畜産振興があり、これらの会社はユアサ・フナショクから商品を仕入れて販売しています。
ホテル部門では、ユアサ・フナショクとホテルサンライトがホテルやレストランの運営を行っています。これにより、宿泊や飲食のサービスを提供し、顧客に快適な滞在を提供しています。不動産部門では、ユアサ・フナショクが主に不動産賃貸業を行っており、ワイ・エフ石油などの子会社に事務所などを賃貸しています。
さらに、ワイ・エフ物流は商事部門に関連する物流業務を担当し、ワイ・エフ・エージェンシーは損害保険代理業を行っています。これにより、ユアサ・フナショクグループ全体の保険契約の取り次ぎを行い、グループ内の業務を補完しています。
経営方針
ユアサ・フナショクは、食品流通事業を中心にビジネスホテルの経営や不動産賃貸事業を展開する総合食品商社です。同社は、安定的な成長と収益力を備えた企業を目指し、地域の生活者に安心・安全な商品を提供することで企業価値の最大化を図っています。
成長戦略として、ユアサ・フナショクは商事部門、ホテル部門、不動産部門の3つの柱を強化しています。商事部門では、食品メーカーや小売業との連携を強化し、顧客ニーズに応えるための物流機能や情報機能の向上を図っています。また、加工食品や低温食品などのフルライン体制を強化し、効率的な物流を通じて適正利潤を確保しています。
ホテル部門では、快適で魅力ある客室の提供を通じて集客力を向上させることに注力しています。特に東京エリアを中心に、地域特性や立地を考慮した事業環境の再検討を行い、既存ホテルの変革を進めています。不動産部門では、安定的な収益確保を目指し、コーポレート・ガバナンスの強化や人材育成に取り組んでいます。
ユアサ・フナショクは、2026年3月期に連結売上高1,250億円、営業利益28億円、経常利益32億円、親会社株主に帰属する当期純利益22億円を目標としています。これにより、営業基盤の拡充と経営の効率化を進め、安定的かつ継続的な利益確保を重視しています。