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松風JP:7979
沿革
1922年5月 |
現在地において、初代社長松風嘉定が、松風陶歯製造株式会社を創立(資本金25万円)、人工歯の製造を開始。 |
1936年5月 |
現在地において、松風研究所を新設。 |
1963年7月 |
日本証券業協会 大阪地区協会に店頭登録。 |
1971年1月 |
アメリカ、カリフォルニアに、現地法人SHOFU Dental Corp.を設立。 |
1972年2月 |
現在地において、貿易部門を独立させ、株式会社松風プロダクツを設立。 |
1973年12月 |
滋賀県甲賀郡信楽町(現滋賀県甲賀市信楽町)に株式会社滋賀松風を設立し、主に人工歯(レジン歯)の生産を移管。 |
1975年5月 |
台湾において、大興有限公司(1985年社名変更:台湾松風股份有限公司)に資本参入し、人工歯(レジン歯)生産の一部を移管。 |
1978年12月 |
ドイツ、デュッセルドルフ近郊に現地法人SHOFU Dental GmbHを設立。 |
1980年4月 |
シンガポールに現地法人SHOFU Dental Co.(Singapore)Pte., Ltd.を設立。 |
1983年4月 |
商号を「株式会社松風」に変更。 |
1986年4月 |
株式会社松風プロダクツを吸収合併。 |
1989年3月 |
シンガポール現地法人SHOFU Dental Co.(Singapore)Pte., Ltd.を清算。 |
1989年11月 |
大阪証券取引所市場第二部及び京都証券取引所(2001年3月 大阪証券取引所に吸収合併)に上場。 |
1991年6月 |
イギリス法人Advanced Healthcare Ltd.を買収。 |
1992年11月 |
子会社有限会社洛陽社を改組し株式会社ライフテック研究所として設立。 |
1993年7月 |
東京都文京区に東京営業所(現 東京支社)ビルを新築。 |
1996年8月 |
埼玉県川口市に子会社株式会社プロメックを設立。 |
1997年3月 |
現在地において、研究所を新築。 |
1997年5月 |
株式会社昭研(2014年7月 株式会社松風プロダクツ京都に名称変更)の株式を追加取得、子会社とする。 |
2000年10月 |
子会社の株式会社ライフテック研究所を吸収合併。 |
2003年4月 |
中国、上海市に現地法人上海松風歯科材料有限公司を設立登記。 |
2004年11月 |
中国現地法人上海松風歯科材料有限公司業務を開始。 |
2005年2月 |
株式交換により、株式会社昭研(2014年7月 株式会社松風プロダクツ京都に名称変更)を完全子会社とする。 |
2005年3月 |
関連会社台湾松風股份有限公司を解散。 |
2005年8月 |
中国、上海市に現地法人松風歯科器材(上海)有限公司を設立。 |
2006年8月 |
現在地において、研修センターを新築。 |
2007年2月 |
東京証券取引所市場第二部に上場。 |
2008年2月 |
株式会社ネイルラボの株式を取得、子会社とする。 |
2009年6月 |
大阪証券取引所市場第二部の上場廃止。 |
2009年7月 |
中国、上海市に現地法人松風歯科器材貿易(上海)有限公司を設立。 |
2012年3月 |
東京証券取引所市場第一部に指定。 |
2013年3月 |
株式会社プロメックのデンタル関連事業を株式会社昭研(2014年7月 株式会社松風プロダクツ京都に名称変更)に吸収分割。 |
2013年3月 |
株式会社ネイルラボが株式会社プロメックを吸収合併。 |
2013年4月 |
シンガポール現地法人SHOFU Dental Asia-Pacific Pte.Ltd.を設立。 |
2014年3月 |
京都府久世郡久御山町に松風S-WAVE CAD/CAM加工センターを新築。 |
2014年12月 |
台湾、台北市に合弁会社台湾娜拉波股份有限公司を設立。 |
2015年4月 |
東京都文京区に子会社松風バイオフィックス株式会社を設立。 |
2015年4月 |
ドイツ法人Merz Dental GmbHの株式を取得、子会社とする。 |
2017年1月 |
ブラジル、サンパウロ市に現地法人SHOFU Dental Brasil Comercio de Produtos Odontologicos Ltda.を設立。 |
2017年4月 |
インド、ニューデリー市に現地法人SHOFU Dental India Pvt.Ltd.を設立。 |
2020年4月 |
現地法人SHOFU Dental GmbHがデュッセルドルフ近郊のラッティンゲンに新社屋を建築。 |
2020年5月 |
ベトナム、ハナム省に現地法人SHOFU Products Vietnam Co.,Ltd.を設立。 |
2020年6月 |
三井化学株式会社及びサンメディカル株式会社と資本業務提携。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
2022年5月 |
創立100周年を迎える。 |
2023年3月 |
現在地において、本社社屋「あゆみテラス」を新築。 |
事業内容
松風は、歯科材料と機器の総合メーカーとして、幅広い事業を展開しています。同社グループは、株式会社松風を中心に、国内外に18の連結子会社、1の非連結子会社、及び持分法適用関連会社とその他の関係会社を有しています。主な事業セグメントには、デンタル関連事業、ネイル関連事業、そしてその他の事業(工業用研磨材)があります。
デンタル関連事業では、人工歯類、研削材類、金属類、化工品類、セメント類、機械器具類などの製造・販売を行っており、歯科医療分野における幅広いニーズに応えています。このセグメントは、国内外の生産会社や販売会社を通じて、グローバルに事業を展開しています。例えば、滋賀松風や松風プロダクツ京都、海外ではAdvanced Healthcare Ltd.(イギリス)、上海松風歯科材料有限公司(中国)、Merz Dental GmbH(ドイツ)などがあります。
ネイル関連事業では、ネイルケア製品類の製造・販売を手がけており、美容業界における需要に対応しています。この事業は、株式会社ネイルラボをはじめ、Nail Labo Inc.(アメリカ)、台湾娜拉波股份有限公司(台湾)など、国内外で展開されています。
その他の事業としては、工業用研磨材類の製造・販売を行っており、これらの製品は、さまざまな産業分野で利用されています。
松風グループは、これらの事業を通じて、歯科医療から美容、さらには工業用途に至るまで、多岐にわたる分野で製品とサービスを提供しています。
経営方針
松風は、歯科材料と機器の総合メーカーとして、デンタル関連事業を中心に、ネイル関連事業や工業用研磨材事業など幅広い分野で事業を展開しています。同社は、「創造的な企業活動を通じて世界の歯科医療に貢献する」という経営理念のもと、質を重視しつつ量的な成長・拡大を目指し、変化を先取りする積極的な挑戦を行動指針としています。
2012年には、創立90周年を迎えた松風が長期ビジョン「500億円構想」を策定しました。この構想では、海外での成長を重視し、経営資源の海外シフトを進めることで、グループ売上高500億円(内訳:国内売上高170億円、海外売上高330億円)、営業利益75億円(営業利益率15%)を目標としています。このビジョン達成に向け、第一次から第四次までの中期経営計画を策定し、10年間で多くの課題に取り組んできました。
現在、第四次中期経営計画においては、新製品の開発・投入、販売網・販売拠点の整備、国内外学術ネットワークの構築、コストダウンや生産量拡大に対応した生産拠点の再配置、海外生産の拡大、海外展開のための人材育成・確保、資金調達、M&Aの推進、グループガバナンス体制の強化など、中長期にわたる重点課題に取り組んでいます。
また、2024年3月期の目標として、連結売上高315億円、連結営業利益37億円への上方修正を行い、更なる成長に向けた取り組みを加速しています。これらの戦略を通じて、松風は世界の歯科医療への貢献度を高め、中長期的な企業価値の向上を目指しています。