信越ポリマーJP:7970

時価総額
¥1286.4億
PER
16.6倍
電子デバイス、精密成形品、住環境・生活資材、その他の事業セグメントで、入力デバイス、ディスプレイ関連デバイス、半導体関連容器、ラッピングフィルム等を製造・販売。

沿革

1960年9月

信越化学工業㈱の全額出資により、合成樹脂製品の製造・販売を目的として設立

1961年7月

東京工場(埼玉県さいたま市)操業開始

1966年7月

建設材料等の施工販売部門を分離し、信越ユニット㈱を設立

1969年12月

生産子会社浦和ポリマー㈱を設立

1970年4月

南陽工場(山口県周南市)操業開始

1971年9月

製品の加工等の委託を目的として㈱サンエースを設立

1973年12月

生産子会社しなのポリマー㈱を設立

1974年1月

信越化学工業㈱との共同出資により、生産子会社新潟ポリマー㈱を設立

1974年10月

旭信産業㈱(2004年4月信越ファインテック㈱に社名変更、現・連結子会社)に資本参加(1984年8月当社全額出資に変更)

1981年2月

販売子会社Shin-Etsu Polymer America,Inc.(現・連結子会社)を設立

1983年12月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

1985年9月

東京証券取引所市場第一部に銘柄指定

1986年6月

販売子会社Shin-Etsu Polymer Europe B.V.(現・連結子会社)を設立

1988年10月

生産子会社Shin-Etsu Polymer(Malaysia)Sdn.Bhd.(現・連結子会社)を設立

1989年3月

児玉工場(埼玉県児玉郡神川町)操業開始

1993年10月

三菱商事㈱及び呉江汾湖経済発展総公司との合弁により、生産子会社蘇州信越聚合有限公司(現・連結子会社)を設立(2015年12月当社全額出資に変更)

1997年11月

生産子会社PT. Shin-Etsu Polymer Indonesia(現・連結子会社)を設立

1999年1月

販売子会社信越聚合物(上海)有限公司(現・連結子会社)を設立

2003年10月

生産子会社Shin-Etsu Polymer Hungary Kft.(現・連結子会社)を設立

2005年7月

販売子会社Shin-Etsu Polymer Hong Kong Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立

2005年8月

販売子会社Shin-Etsu Polymer Singapore Pte.Ltd.(現・連結子会社)を設立

2007年10月

三菱商事㈱及びインド三菱商事会社との合弁により、生産子会社Shin-Etsu Polymer India Pvt.Ltd.(現・連結子会社)を設立 (2013年12月当社全額出資に変更)

2011年4月

生産子会社東莞信越聚合物有限公司(現・連結子会社)を設立

2012年4月

販売子会社信越ファインテック㈱が信越ユニット㈱を吸収合併

2014年2月

販売子会社Shin-Etsu Polymer(Thailand)Ltd.(現・連結子会社)を設立

2016年2月

販売子会社Shin-Etsu Polymer Vietnam Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立

2017年4月

しなのポリマー㈱、新潟ポリマー㈱、浦和ポリマー㈱、㈱サンエースを吸収合併

2019年1月

Hymix Co.,Ltd.(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化

2021年8月

㈱キッチニスタ(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

2022年4月

販売子会社Shin-Etsu Polymer Taiwan Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立

事業内容

信越ポリマーは、電子デバイス、精密成形品、住環境・生活資材、その他の4つの主要事業セグメントを持つ企業です。電子デバイスセグメントでは、入力デバイス、ディスプレイ関連デバイス、コンポーネント関連製品の製造・販売を行っています。これらの製品は、信越ポリマー自身およびそのグループ会社であるShin-Etsu Polymer(Malaysia)Sdn.Bhd.、蘇州信越聚合有限公司などによって製造されています。

精密成形品セグメントでは、半導体関連容器、キャリアテープ関連製品、OA機器用部品、シリコーンゴム成形品の製造・販売を手掛けており、これらは信越ポリマー及びShin-Etsu Polymer(Malaysia)Sdn.Bhd.、PT. Shin-Etsu Polymer Indonesiaなどのグループ会社によって提供されています。

住環境・生活資材セグメントでは、ラッピングフィルム等の包装資材関連製品、機能性コンパウンド、塩ビパイプ関連製品、外装材関連製品の製造・販売を行っており、信越ポリマー自身や㈱キッチニスタ、Hymix Co.,Ltd.などがこれに関わっています。

その他のセグメントでは、建築・店舗設計・施工サービスやその他加工品の販売を行っており、信越ファインテック㈱がこれらのサービスを提供しています。

これらの事業活動を通じて、信越ポリマーは幅広い製品とサービスを提供し、多様な市場ニーズに応えています。

経営方針

信越ポリマーは、技術力とグローバルなニーズへの対応力を強化し、持続的な成長を目指しています。同社は、既存事業の競争力を強化し、新事業の創出にも積極的に取り組んでいます。中期経営計画「Shin-Etsu Polymer Global & Growth 2027」では、売上目標を1,500億円、経常利益を200億円、ROEを10%超、配当性向を最大50%と設定しています。

事業戦略として、成長領域への新規需要の取り込み、基盤領域での販売力強化と生産性向上、海外売上比率の拡大を掲げています。また、財務・非財務戦略では、成長領域への重点的な投資、株主還元の強化、ESGへの取り組み強化を進めています。

具体的には、電子デバイス事業では自動車用途を中心に市場シェアの維持・拡大を目指し、精密成形品事業では半導体関連製品の拡販、住環境・生活資材事業では包装材料のシェア拡大と収益力強化に注力しています。また、原料価格の高騰への対応として、製品価格の改定や生産の効率化を進めています。

ESGの取り組みとしては、CO2排出量の削減、再生可能エネルギーへの電力変換、省エネ設備への切り替え、人権尊重、人財の多様性、CSR調達、ガバナンスの強化など、持続可能な社会の実現に貢献しています。

信越ポリマーは、これらの戦略を通じて、経済環境の変化に柔軟に対応し、成長を続ける企業集団を目指しています。