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リンテックJP:7966
沿革
1934年10月 |
不二合名会社を改組、不二紙工株式会社を東京都板橋区板橋十丁目 138番地(現東京都板橋区本町23番23号)に設立。包装用ガムテープの製造販売を開始。 |
1937年3月 |
合板用ガムテープの製造販売を開始。 |
1959年12月 |
埼玉県蕨市に蕨工場を新設。従来の本社工場の生産と合わせ量産体制を確立。 |
1962年3月 |
蕨工場内に段ボール箱の自動包装機の製作部門を設置。青果物・食品・繊維製品・家庭電器製品の自動包装化を企業化し、包装用ガムテープと合わせたシステムセールスを進める。 |
1964年3月 |
蕨工場内の自動包装機製作部門を独立させ、株式会社不二紙工機械事業部(FSKエンジニアリング株式会社)を設立。 |
1968年10月 |
本社内の研究室(現研究所)を蕨工場内に移転。工場に直結した研究・開発体制をとる。 |
1969年3月 |
兵庫県龍野市に関西工場(現龍野工場)を新設し、西日本地区への供給拠点とする。 |
1975年7月 |
関東工場(現吾妻工場)を群馬県吾妻郡吾妻町(現群馬県吾妻郡東吾妻町)に新設、最新鋭の設備でガムテープ及び粘着製品の製造を開始。 |
1984年10月 |
FSK株式会社に商号変更。 |
1986年7月 |
東京証券取引所市場第二部に上場。 |
1987年9月 |
アメリカ合衆国マサチューセッツ州にFSK OF AMERICA,INC.(現LINTEC USA HOLDING,INC.(連結子会社))を設立し、同社は工業用粘着フィルムメーカーである MADICO,INC.を買収。 |
1987年10月 |
FSKエンジニアリング株式会社を合併。 |
1989年3月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定される。 |
1990年4月 |
四国製紙株式会社及び創研化工株式会社と合併し、リンテック株式会社に商号を変更。 |
1993年10月 |
中国、天津市に琳得科(天津)実業有限公司を設立。印刷機械等の製造を開始。(2018年6月清算) |
1994年5月 |
インドネシア、ボゴール市にPT.LINTEC INDONESIA.(連結子会社)を設立。粘着製品の製造を開始。 |
1995年1月 |
モダン・プラスチツク工業株式会社の全株式を取得。 |
1996年4月 |
モダン・プラスチツク工業株式会社と合併。 |
2000年4月 |
マレーシア、ペナン州にLINTEC INDUSTRIES(MALAYSIA) SDN.BHD.(連結子会社)を設立。 |
2002年6月 |
中国、蘇州市に琳得科(蘇州)科技有限公司(連結子会社)を設立。粘着製品及び紙関連製品の製造を開始。 |
2002年8月 |
韓国、平澤市にLINTEC SPECIALITY FILMS(KOREA),INC.(連結子会社)を設立。粘着製品の製造を開始。 |
2003年8月 |
台湾、台南県にLINTEC SPECIALITY FILMS(TAIWAN),INC.(連結子会社)を設立。粘着製品の製造を開始。 |
2004年9月 |
韓国、忠清北道清原郡にLINTEC KOREA, INC.(連結子会社)を設立。粘着製品及び紙関連製品の製造を開始。 |
2007年3月 |
中国、無錫市に琳得科(無錫)科技有限公司を設立。(2013年6月清算) |
2008年11月 |
積水化学工業株式会社より株式会社セキスイサインシステム(現リンテックサインシステム株式会社(連結子会社))の全株式を含むサインシステム事業の譲受。 |
2010年9月 |
MADICO,INC.(連結子会社)が、SOLAMATRIX,INC.(現MADICO,INC.(連結子会社))を買収。 |
2011年6月 |
タイ、チャチェンサオ県にLINTEC (THAILAND) CO., LTD.(連結子会社)を設立。粘着製品及び紙関連製品の製造を開始。 |
2012年7月 |
中国、天津市に普林特科(天津)標簽有限公司(連結子会社)を設立。粘着製品の製造を開始。 |
2013年1月 |
MADICO,INC.とMADICO WINDOW FILMS,INC.が、MADICO,INC.(連結子会社)を存続会社として合併。 |
2015年1月 |
シンガポールにASEAN地域およびインドなどにおける事業を統括することを目的としたLINTEC ASIA PACIFIC REGIONAL HEADQUARTERS PRIVATE LIMITED(連結子会社)を設立。 |
2016年10月 |
LINTEC USA HOLDING,INC.(連結子会社)が、VDI, LLC(連結子会社)を買収。 |
2016年11月 |
LINTEC EUROPE B.V.(連結子会社)が、LINTEC GRAPHIC FILMS LIMITED(現LINTEC EUROPE (UK) LIMITED(連結子会社))を買収。 |
2016年12月 |
LINTEC USA HOLDING,INC.(連結子会社)が、MACTAC AMERICAS, LLC(連結子会社)を買収。 |
2021年4月 |
MACTAC AMERICAS, LLC(連結子会社)が、DURAMARK PRODUCTS, INC.を買収。(2021年12月MACTAC AMERICAS, LLCへ吸収合併により清算) |
2022年2月 |
MACTAC AMERICAS, LLC(連結子会社)が、米国のラベル用粘着紙・粘着フィルムメーカーから事業を譲り受け、当該事業の譲受先としてSPINNAKER PRESSURE SENSITIVE PRODUCTS LLC(連結子会社)を設立。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
事業内容
リンテックは、多岐にわれる事業セグメントを持つグローバル企業です。同社とそのグループ企業(子会社45社、関連会社3社、その他の関係会社1社およびその子会社1社)は、「印刷材・産業工材関連」、「電子・光学関連」、「洋紙・加工材関連」の3つの主要セグメントで事業を展開しています。
「印刷材・産業工材関連」セグメントでは、シールやラベル用の粘着製品、ラベリングマシン、自動車用粘着製品、工業用粘着テープ、ウインドーフィルム、屋外看板や広告用フィルム、内装用化粧フィルムなどの製造・販売を行っています。このセグメントには、リンテックコマース株式会社やリンテックサインシステム株式会社など、国内外の多数の関連会社が含まれます。
「電子・光学関連」セグメントでは、半導体関連粘着テープ、半導体関連装置、積層セラミックコンデンサ関連テープ、光学ディスプレイ関連粘着製品の製造・販売を手掛けています。このセグメントには、LINTEC SPECIALITY FILMS(KOREA), INC.やLINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES(KOREA), INC.など、アジアを中心に展開する関連会社があります。
「洋紙・加工材関連」セグメントでは、カラー封筒用紙、色画用紙、特殊機能紙、高級印刷用紙、建材用紙、粘着製品用剥離紙、光学関連製品用剥離フィルム、合成皮革用工程紙、炭素繊維複合材料用工程紙などの製造・販売を行っています。このセグメントには、琳得科(蘇州)科技有限公司や湘南リンテック加工株式会社などが含まれます。
さらに、リンテックは、LINTEC USA HOLDING, INC.を通じて米国で、LINTEC ASIA PACIFIC REGIONAL HEADQUARTERS PRIVATE LIMITEDを通じてASEAN地域およびインドで事業を統括しています。また、MACTAC AMERICAS, LLCは持株会社として、北米で6社の連結子会社を所有し、運営しています。
これらの事業を通じて、リンテックは多様な製品とサービスを提供し、グローバルな市場での地位を確立しています。
経営方針
リンテックは、その長期ビジョン「LINTEC SUSTAINABILITY VISION 2030」(略称:LSV 2030)を軸に、2030年3月期を目標年とする成長戦略を推進しています。このビジョンでは、イノベーションを通じた企業体質の強靭化と持続的成長に向けた新製品・新事業の創出を基本方針として掲げており、社会的課題の解決にも積極的に取り組んでいます。
同社は、独自の技術力を生かし、イノベーションによる企業体質の強化と新たな製品や事業領域の創出・拡大を目指しています。また、脱炭素・循環型社会の実現への貢献、人権の尊重、コーポレートガバナンスの強化など、さまざまな社会的課題の解決にも注力しています。
中期経営計画「LSV 2030 - Stage 1」では、2021年4月から2024年3月までの3年間を対象としており、この期間中に具体的なマイルストーンを設定しています。重点テーマとしては、社会的課題の解決、イノベーションによる企業体質の強靭化、持続的成長に向けた新製品・新事業の創出が挙げられています。
具体的な取り組みとしては、環境への貢献、社会とのコミュニケーション強化、ガバナンスの強化、SDGs達成への貢献などがあります。また、DXによる業務プロセスの変革、新規生産設備の導入、生産プロセス革新によるコスト競争力の強化など、企業体質の強化にも力を入れています。
リンテックは、これらの戦略を通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、グローバルプレーヤーとしての地位をさらに強化していく方針です。