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天馬JP:7958
沿革
1949年8月 |
東京都荒川区に太洋商事株式会社を設立、日用品雑貨、ゴム製履物類の製造販売を開始。 |
1953年10月 |
欧米のプラスチック業界の発展に着目、プラスチック製品の射出成形技術の研究開発を開始。 |
1954年7月 |
商号を太洋商事株式会社から天馬合成樹脂株式会社に変更。 |
1955年4月 |
東京都江東区に大島工場を新設。 |
1957年4月 |
定款目的を変更し、プラスチック製品製造に専業。 |
1961年9月 |
埼玉県川口市に川口工場を新設、射出成形機30台を設置。 |
1962年9月 |
大島工場を閉鎖し、川口工場に統合。 |
1964年1月 |
東京オリンピック開催に伴う都市美化運動の一助として当社のパテント製品「ポリトラッシュシリーズ」を開発、日綿実業株式会社と販売総代理店契約を締結。 |
1966年10月 |
西ドイツのスチュケン社の技術を導入し、ビールコンテナーの生産を開始。 |
1967年10月 |
千葉県野田市中里工業団地内に野田工場を新設。 |
1971年5月 |
大阪市西区に大阪営業所を開設。 |
1972年11月 |
東京都千代田区に東京営業部を開設。 |
1973年10月 |
滋賀県甲賀市に滋賀工場を新設。 |
1974年7月 |
仙台市に仙台営業所を開設。オイルショックに対応し、野田工場に川口工場の設備を統合、川口工場を閉鎖。 |
1979年3月 |
大阪営業所を大阪市淀川区に移転と同時に大阪支店に昇格。 |
1980年9月 |
福岡市に福岡営業所を開設。 |
1981年3月 |
山口県山陽小野田市に山口工場を新設。 |
1985年10月 |
福島県白河市に新白河工場を新設。 |
1986年11月 |
本店を東京都千代田区に移転。 |
1987年4月 |
商号を天馬株式会社に変更。 |
1988年8月 |
当社株式を東京証券取引所市場第二部に上場。 英国、スコットランドにTENMA(U.K.)LIMITEDを設立。 |
1991年1月 |
札幌市中央区に札幌営業所を開設。 |
1991年4月 |
当社株式を東京証券取引所市場第一部に指定替え。 |
1991年10月 |
名古屋市中区に名古屋営業所を開設。 青森県八戸市に八戸工場を新設。 |
1992年11月 |
香港PATOLANE LIMITEDの株式を取得し関連会社化。 |
1992年12月 |
中国、広東省中山市に天馬精塑(中山)有限公司を設立。 |
1993年3月 |
本社ビルの完成に伴い、本店を東京都北区に移転するとともに本社機能を集約。 |
1994年6月 |
香港にPRINCIA Co., LTD.を設立(現・連結子会社)。 |
1995年10月 |
中国、上海市に上海天馬精塑有限公司を設立(現・連結子会社)。 |
1997年12月 |
香港PATOLANE LIMITEDは、MEIYANG HONG KONG LIMITEDに社名変更。 |
1998年2月 |
東京都北区に天馬マグテック株式会社を設立。 |
2004年3月 |
MEIYANG HONG KONG LIMITED(現・連結子会社)の株式を追加取得したことにより、同社及びその100%子会社深圳美陽注塑有限公司を連結子会社化。 |
2005年2月 |
春日精工株式会社の株式を取得し、子会社化。 |
2005年3月 |
天馬マグテック株式会社を吸収合併。 |
2005年12月 |
中国、広東省中山市に天馬精密工業(中山)有限公司を設立(現・連結子会社)。 |
中国、広東省深圳市に天馬精密注塑(深圳)有限公司を設立(現・連結子会社)。 |
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2007年11月 |
ベトナム、バクニン省クエボー市にTENMA VIETNAM CO., LTD.を設立(現・連結子会社)。 |
2009年6月 |
株式会社タクミック・エスピーの全株式を取得し、同社及びその子会社であるPT. SHOWPLA INDO、SHOWPLA VIETNAM CO., LTD. 、SP EVOLUTION (THAILAND) CO., LTD. 、SP MANAGEMENT ASIA PTE. LTD. を子会社化(SP MANAGEMENT ASIA PTE. LTD. を除き、現・連結子会社)。 |
2009年7月 |
青森県弘前市に弘前工場を新設。 |
2009年9月 |
株式会社タクミック・エスピーの子会社として、株式会社タクミックを設立(現・連結子会社)。 |
2010年3月 |
株式会社タクミック・エスピーがPT. SUMMITPLASTの株式を取得し、子会社化(現・連結子会社)。 |
2010年9月 |
中国、江蘇省蘇州市に天馬皇冠精密工業(蘇州)有限公司を設立。 |
2010年11月 |
TENMA(U.K.)LIMITEDを清算。 |
2011年1月 |
PT. SUMMITPLASTが、PT. SHOWPLA INDOを吸収合併し、PT. TENMA INDONESIAに商号変更。 |
2011年4月 |
SP EVOLUTION (THAILAND) CO., LTD. が、TENMA (THAILAND) CO., LTD. に商号変更。 |
2011年5月 |
株式会社タクミック・エスピーが、天馬アセアンホールディングス株式会社に商号変更。 |
2012年8月 |
天馬精密工業(中山)有限公司が天馬精塑(中山)有限公司を吸収合併。 |
2014年1月 |
SHOWPLA VIETNAM CO., LTD.がTENMA (HCM) VIETNAM CO., LTD. に商号変更。 |
2014年2月 |
TENMA (THAILAND) CO., LTD.の第二工場となるプラチンブリ工場を完工。 |
2014年4月 |
PT. TENMA INDONESIAを分割会社とする会社分割(新設分割)により、PT. TENMA CIKARANG INDONESIAを新規設立(現・連結子会社)。 |
2014年12月 |
深圳美陽注塑有限公司を清算。 |
2015年3月 |
春日精工株式会社を清算。 |
2016年8月 |
PT. TENMA INDONESIAの第二工場となるスルヤチプタ工場を完工。 |
2018年1月 |
株式会社TQを設立。 |
2018年3月 |
名古屋営業所を閉鎖し、大阪支店に統合。 |
2018年10月 |
TENMA (HCM) VIETNAM CO., LTD.ハノイ工場の移転先となるノイバイ工場を完工。 |
2018年11月 |
SP MANAGEMENT ASIA PTE.LTD.を清算。 |
2019年1月 |
札幌営業所を閉鎖。 |
2022年1月 |
PT. TENMA INDONESIA TRADING を設立。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所の市場第1部からプライム市場に移行。 |
2022年7月 |
株式会社TQを閉鎖。 |
2022年10月 |
天馬皇冠精密工業(蘇州)有限公司を閉鎖。 |
2023年3月 |
仙台営業所を閉鎖。 |
2023年4月 |
PT. Hyuk Jin Indonesiaの株式を取得し、子会社化。 |
2023年5月 |
Nankai Enviro-Tech Corporationの株式を取得し、子会社化。 |
事業内容
天馬は、ハウスウエア合成樹脂製品(収納用品、キッチン用品、清掃用品、ガーデニング用品、バス用品、洗濯用品など)および工業品合成樹脂製品(OA・電子機器部品、家電機器部品、自動車外装・内装部品、住設部品、各種コンテナー、メディアケースなど)の製造及び販売を行っている企業です。同社は、日本国内では主にこれらの製品の製造販売を手掛け、株式会社タクミックを通じて工業品合成樹脂製品の設計・試作を行っています。
天馬アセアンホールディングス株式会社は、インドネシア、ベトナム、タイの子会社を持つ持株会社であり、これらの地域で工業品合成樹脂製品の製造販売を行っています。特に、PT TENMA INDONESIAとTENMA (THAILAND) CO., LTD.は、ハウスウエア合成樹脂製品の製造販売も手掛けています。
中国では、上海天馬精塑有限公司や天馬精密工業(中山)有限公司などがハウスウエアと工業品の合成樹脂製品を製造販売しており、天馬精密注塑(深圳)有限公司も工業品の製造販売を行っています。
また、関連会社であるPT. DaikyoNishikawa Tenma Indonesiaは自動車関連の合成樹脂製品の開発、設計及び製造販売を担当しています。同社は最近、PT. Hyuk Jin Indonesia、Nankai Enviro-Tech Corporation、Nankai Mexico, S.A. de C.V.を子会社化し、これらの企業の商号をそれぞれTenma America Corporation、Tenma Mexico, S.A. de C.V.に変更する予定です。これにより、天馬はグローバルな事業展開をさらに強化しています。
経営方針
天馬は、ハウスウエアおよび工業品の合成樹脂製品の製造販売を主軸に事業を展開している企業です。同社は、国内外での幅広い製品ラインナップとグローバルな事業展開を通じて、業界内での地位を確立しています。中期経営計画において、天馬は「百年企業への歩み」をテーマに掲げ、「人とプラスチックの調和する豊かな社会の実現」を長期ビジョンとしています。このビジョンの下、同社はサステナブル経営の推進と成長基盤の構築を基本方針としています。
天馬は、2024年3月期を最終年度とする第3次中期経営計画を策定し、連結売上高87,000百万円、連結営業利益4,200百万円、ROE4.6%以上を数値目標としています。これらの目標は、2031年3月期に向けた長期ビジョンの実現と長期数値目標の達成に向けた変革期間と位置付けられています。
経営戦略として、人財の活躍推進、環境問題への取り組み、ガバナンスの強化、デジタルトランスフォーメーションと自動化の推進、技術開発の推進、ビジネス領域の拡張などが挙げられます。これらの戦略を通じて、天馬は持続的な成長と企業価値の向上を目指し、さらなる発展を追求しています。
特に、環境問題への取り組みでは、再生プラスチックの製品化やバイオプラスチックの活用研究を進めることで、サステナブルな事業運営を目指しています。また、デジタルトランスフォーメーションの推進により、業務効率化と新しいビジネスモデルの構築を図っています。これらの戦略は、天馬が直面する経営環境の変化に柔軟かつ的確に対応し、長期的な成長を実現するための重要な取り組みです。