- 日本企業
- クリナップ
クリナップJP:7955
沿革
1949年10月 |
井上登が東京都荒川区において個人経営による食卓の製造販売を開始 |
1954年10月 |
資本金1百万円をもって井上食卓㈱を設立 |
1957年2月 |
東京都荒川区に工場を新設、食卓の大量生産を開始 |
1960年10月 |
商号を井上工業㈱と変更、食卓製造を中止し、ステンレス流し台の製造販売に切り替え |
1962年3月 |
福島県双葉郡久之浜町(現 福島県いわき市久之浜町)に工場を新設(久之浜工場)し、量産体制を確立、本社(東京)の工場を閉鎖 |
1967年10月 |
福島県いわき市に四倉工場を新設 |
1969年8月 |
三幸運輸㈱(福島県いわき市)を買収し、商号をクリナップ運輸㈱に変更、工場の輸送部門を移管 |
1971年4月 |
販売部門を分離し、クリナップ東京販売㈱他、4地区に販売子会社4社を設立 |
同 6月 |
福島県いわき市にクリナップ常磐工業㈱を設立 |
1974年5月 |
福島県いわき市常磐水野谷町にステンレス浴槽専門工場を新設(現 鹿島工場) |
福島県いわき市にクリナップ調理機工業㈱を設立、業務用厨房機器の製造を分離 |
|
1976年6月 |
ステンレス部材の迅速な供給を目的に福島県いわき市に㈱クリナップステンレス加工センターを設立 |
1977年2月 |
大分県宇佐市に木工製造組立の工場を新設(大分工場) |
1978年1月 |
大分工場を分離独立させ業務を九州クリナップ工業㈱に移管 |
1979年6月 |
香港に現地法人クリナップ香港リミテッドを設立 |
1981年1月 |
岡山県勝田郡勝央町にオールステンレス流し台の生産工場を新設(現 岡山工場) |
1983年1月 |
クリナップ常磐工業㈱を吸収合併(現 湯本工場) |
同 2月 |
中華人民共和国北京市に北京事務所を新設 |
同 3月 |
決算期を従来の12月から3月に変更 |
同 4月 |
商号をクリナップ㈱と変更 全国の販売子会社7社を吸収合併、並びに2社の営業を譲り受け全国に6支店を設置 |
1984年1月 |
福島県いわき市に鹿島システム工場を新設 |
同 4月 |
クリナップ岡山工業㈱に岡山工場の業務を移管 |
1986年2月 |
福島県いわき市にカラーステンレス展示館を開設 |
1988年9月 |
株式を東京店頭登録銘柄として社団法人日本証券業協会に登録 |
1989年4月 |
福島県いわき市に仁井田工場を新設 |
同 10月 |
福島県いわき市にクリナップトレーニングセンターを開設 |
1990年2月 |
株式を東京証券取引所市場第二部に上場 |
同 10月 |
下仁井田クリナップ工業㈱を設立し仁井田工場の業務を移管 |
1991年9月 |
株式を東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
1992年7月 |
福島県いわき市にクレート工場を新設 |
1996年5月 |
福島県いわき市にクリナップ研究所を新設 |
2002年3月 |
下仁井田クリナップ工業㈱を吸収合併 |
2003年3月 |
クリナップ香港リミテッドを清算 |
2005年10月 |
岡山県津山市にクリナップ岡山工業㈱津山工場を新設(現 津山工場) |
同 11月 |
クリナップテクノサービス㈱がクリナップテクノサービス西日本㈱を吸収合併 |
2006年1月 |
クリナップ運輸㈱がクリナップ岡山運輸㈱を吸収合併 |
クリナップ岡山工業㈱に九州クリナップ工業㈱の業務を移管 |
|
同 7月 2008年4月 2010年8月 2011年9月 同 12月 2017年4月 2019年10月 2021年5月 2022年4月 |
九州クリナップ工業㈱を清算 クリナップロジスティクス㈱がクリナップ運輸㈱を吸収合併 クリナップテクノサービス㈱がクリナップデザイン㈱を吸収合併 中華人民共和国瀋陽市に可麗必斯家具(瀋陽)有限公司を新設 クリナップ調理機工業㈱を清算 クリナップ岡山工業㈱を吸収合併 情報システム関連の会社である㈱エイチエスケイ(茨城県日立市)を買収し、商号をクリナップソリューション㈱に変更するとともに、本社を東京都荒川区へ移転 北京事務所を閉鎖 香港支店を閉鎖 可麗必斯家具(瀋陽)有限公司を清算 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
クリナップは、住宅及び店舗・事業所用設備機器関連事業を中心に展開している企業で、その事業は主に厨房機器や浴槽・洗面機器の製造、販売に特化しています。同社グループは、クリナップ本体と子会社8社、関連会社1社で構成されており、幅広い事業活動を行っています。
具体的には、井上興産㈱がステンレス素材及びステンレス鋼材の供給を、クリナップテクノサービス㈱が製品の販売、施工及びアフターサービスを、可麗娜厨衛(上海)有限公司が中国での原材料・商品の販売を担っています。
その他の事業として、㈱クリナップステンレス加工センターはステンレス素材の加工・販売、クリナップロジスティクス㈱は製品の輸送や物流サービス、クリナップキャリアサービス㈱は人材派遣や有料老人ホーム事業、介護事業を展開しています。また、クリナップハートフル㈱は事務受託事業、クリナップソリューション㈱はソフトウェア開発や販売、保守業務を手掛けています。
これらの事業を通じて、クリナップは住宅や店舗、事業所用の設備機器関連分野で幅広いニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
クリナップは、住宅設備機器の製造・販売を中心に展開する企業であり、その成長戦略は、企業理念「家族の笑顔を創ります」の実現に向けた「新たな暮らし価値」の創造・提案にあります。同社は、創業以来「五心」を経営の核とし、顧客の豊かな住まいづくりに貢献してきました。特に、システムキッチンやシステムバスルームなどの高付加価値商品の販売に注力し、専業メーカーとしてのブランド力と営業利益率の向上を目指しています。
経営環境の変化に対応するため、クリナップは2021年から2023年度を対象とした中期経営計画を策定しました。この計画では、サステナブル経営の方向性と事業を通じた重要課題(ESG・SDGs課題)の解決に取り組むことを長期ビジョンとしています。また、同社は「持続的な成長」の実現を目指し、強みをより一層発揮することに注力しています。
競争が激化する市場環境の中、クリナップは革新的な商品とサービスの提供によって収益を上げています。同社は、他社との差別化を図るために、独自の新商品開発に積極的に取り組んでおり、商品の機能強化や開発期間の短縮に努めています。これらの取り組みを通じて、クリナップは付加価値の高い商品を開発し、業績向上に繋げていく方針です。