- 日本企業
- エフピコ
エフピコJP:7947
沿革
1962年7月 |
ポリスチレンペーパー製簡易食品容器の成形加工販売を目的として、福山パール紙工㈱を設立 本店を広島県福山市霞町に設置 |
1968年3月 |
本店を現在地(広島県福山市曙町)に移転 |
1975年9月 |
総合包装用品販売のチェーン店「モダンパック」を広島県福山市に開設 |
1979年7月 |
福山パール運輸㈱(現エフピコ物流㈱・連結子会社)を設立 |
1980年1月 |
物流の効率化、合理化のため福山配送センター(現福山ハブセンター) を開設 |
1981年6月 |
食品販売のファッション化に対応してカラー食品容器の製造販売開始 |
1983年4月 |
東京支店を開設(東京都新宿区) 2003年10月現所在地(東京都新宿区西新宿)に移転 |
1985年2月 |
大阪支店を開設(大阪市淀川区) 2013年5月現所在地(大阪市北区中之島)に移転 |
1985年11月 |
関東工場竣工(茨城県結城郡) |
1987年1月 |
ソリッド食品容器の原反生産から成形加工までの一貫生産開始 |
1987年4月 |
エフピー商事㈱(現エフピコ商事㈱・連結子会社)を設立 |
1987年9月 |
笠岡工場竣工(岡山県笠岡市) |
1989年1月 |
商号を㈱エフピコに変更 |
1989年7月 |
中部配送センター(現中部ハブセンター)を開設 |
1989年11月 |
広島証券取引所へ株式上場 |
1990年9月 |
使用済みトレーの回収リサイクルを笠岡工場で開始 |
1991年2月 |
大阪証券取引所市場第二部へ株式上場 |
1991年5月 |
九州配送センターを開設 |
1991年10月 |
関東リサイクル工場竣工(茨城県坂東市) 2003年4月茨城県結城郡に統合 |
1991年11月 |
リサイクル(再生)食品容器として初めて(財)日本環境協会からエコマーク表示の認定を取得 対象商品化された「エコトレー」を初めて上市 |
1992年4月 |
中部工場竣工(岐阜県安八郡) |
1993年10月 |
九州工場竣工(佐賀県神埼郡) |
1999年5月 |
神辺工場竣工(広島県福山市) |
1999年10月 |
「リサイクル推進功労者等表彰事業」にて「内閣総理大臣賞」受賞 |
2000年3月 |
東京証券取引所市場第二部に株式上場 |
2000年9月 |
関東下館工場竣工(茨城県筑西市) |
2000年11月 |
関東リサイクル工場竣工(茨城県結城郡) |
2001年11月 |
東京支店を東京本社に昇格し、福山、東京2本社制に変更 |
2002年2月 |
更生会社中国パール販売㈱及び更生会社パックドール㈱の再建スポンサーとして会社更生手続きを開始 |
2003年3月 |
パックドール㈱(現㈱エフピコ山形・連結子会社)の更生手続き終結 |
2003年7月 |
山形工場稼働開始(山形県寒河江市) |
2003年7月 |
東日本ハブセンター(現関東ハブセンター)竣工(茨城県結城郡) |
2005年5月 |
中国パール販売㈱(現エフピコチューパ㈱・連結子会社)の更生手続き終結 |
2005年9月 |
愛知万博において環境活動に対する表彰「愛・地球賞」を受賞 |
2005年9月 |
東京証券取引所市場第一部及び大阪証券取引所市場第一部に指定 |
2006年8月 |
特例子会社「㈱ダックス佐賀」(佐賀県神埼郡)(現エフピコダックス㈱・連結子会社)を設立 |
2006年9月 |
㈱ダックス四国(現エフピコダックス㈱)が、(独)高齢・障害・求職者支援機構より理事長賞受賞 |
2006年10月 |
障害者自立支援法による就労継続支援A型事業を行う「広島愛パック㈱」(広島市西区)(現エフピコ愛パック㈱・連結子会社)を設立 |
2006年12月 |
「広島愛パック㈱」(現エフピコ愛パック㈱・連結子会社)が、民間企業で全国初となる「指定障害福祉サービス事業者」に指定 |
2007年3月 |
障害者自立支援法による就労継続支援A型事業を行う「福山愛パック㈱」(現エフピコ愛パック㈱・連結子会社)を設立 |
2007年4月 |
2006年度「容器包装3R推進環境大臣賞」において、製品部門最優秀賞を受賞 |
2007年12月 |
本社新社屋竣工(広島県福山市) |
2008年8月 |
透明容器の選別を関東選別センターで稼働開始 |
2008年11月 |
北海道配送センター竣工(北海道石狩市) |
2009年3月 |
厚生労働省より障害者雇用優良企業(ハートフル・リボン・マーク)の認証を取得 |
2009年10月 |
日本パール容器㈱より食品容器事業を譲受、エフピコ日本パール㈱(現㈱エフピコ富山・連結子会社)を設立 |
2010年6月 |
アイ・ロジック福山ピッキングセンター竣工(広島県福山市) |
2010年6月 |
フィルム及びダンボールの製造・印刷メーカーである㈱アルライト(現エフピコアルライト㈱)を連結子会社化 |
2010年10月 |
包装資材問屋であるインターパック㈱(現エフピコインターパック㈱)を連結子会社化 |
2010年11月 |
中部リサイクル工場に、PETメカニカルリサイクルプラントを導入 |
2010年12月 |
鶏卵パックをはじめ農産品向け容器を製造販売するダイヤフーズ㈱(現エフピコダイヤフーズ㈱)及び同社の製品を生産するジャパンハイパック㈱(現㈱エフピコ筑西)を連結子会社化 |
2011年2月 |
(財)日本環境協会が主催する「第1回エコマークアワード2010」金賞を受賞 |
2011年4月 |
環境大臣より「エコファースト企業」として認定を受ける |
2011年5月 |
中部リサイクル工場のPETメカニカルリサイクルプラントで生産した再生PETフレークが、FDA(米国食品医薬品局)-NOLを取得 |
2012年4月 |
関東八千代工場竣工(茨城県結城郡) |
2012年5月 |
(財)日本環境協会よりエコマーク商品認定を取得した再生PET容器「エコAP」シリーズを上市 |
2012年11月 |
PET容器では世界で初となるPET二軸延伸製品を上市 |
2013年4月 |
持分法非適用関連会社の㈱石田商店(現エフピコイシダ㈱)を連結子会社化 |
2013年10月 |
関西第一配送センター(現関西ハブセンター第二センター)竣工(兵庫県神戸市) |
2014年6月 |
使用済みPETボトルから再生樹脂を生産する西日本ペットボトルリサイクル㈱を連結子会社化 |
2014年8月 |
福山クロスドックセンター(現福山ハブセンター)を稼働開始(広島県福山市) |
2014年10月 |
包装資材問屋である㈱みやこひも(現エフピコ商事㈱)を連結子会社化 |
2014年11月 |
㈱エフピコモダンパックがエフピコ商事㈱に合併 |
2014年11月 |
八王子配送センターを稼働開始(東京都八王子市) |
2014年12月 |
エフピコ総合研究所・人材開発研修センター竣工(広島県福山市) |
2015年3月 |
経済産業省より「2014年度 ダイバーシティ経営企業100選」に選出 |
2015年5月 |
経済産業省と東京証券取引所が選ぶ「攻めのIT経営銘柄」に選定 |
2015年12月 |
環境省より「2015年度 地球温暖化防止活動環境大臣賞」(対策活動・普及部門)を受賞 |
2016年3月 |
中部エコペット工場竣工(岐阜県安八郡) |
2016年7月 |
包装資材問屋である㈱上田包装企業(現エフピコ上田㈱)を連結子会社化 |
2017年1月 |
特例子会社4社(㈱ダックス四国、㈱ダックス、㈱ダックス佐賀、㈱茨城ピジョンリサイクル)が合併し、エフピコダックス㈱(現・連結子会社)へ商号変更 |
2017年2月 |
エフピコグラビア㈱(現・連結子会社)を設立 |
2017年8月 |
関東エコペット工場竣工(茨城県結城郡) |
2018年1月 |
エフピコアルライト㈱本社工場竣工(岡山県笠岡市) |
2018年3月 |
エフピコグラビア㈱本社工場竣工(岡山県浅口市) |
2018年11月 |
包装資材問屋である株式会社アペックスを持分法適用関連会社化 |
2019年1月 |
エフピコダックス㈱が厚生労働省より「障害者活躍企業」に認証 |
2019年4月 |
エフピコインターパック㈱本社竣工 |
2019年6月 |
政府主催「G20イノベーション展」へ「トレーtoトレー」リサイクルを出展 |
2019年6月 |
ESG指数「FTSE4Good Index Series」、「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCI 日本株女性活躍指数(WIN)」の構成銘柄に選定 |
2019年6月 |
エフピコ商事㈱が包装資材のECサイト「パックマーケット」を開設 |
2020年3月 |
エフピコ環境基金を創設 |
2020年6月 |
バイオマスプラスチック製品(バイオHIPS、バイオPPF)を上市 |
2020年10月 |
積水ヒノマル㈱の成形品事業を譲受 |
2020年11月 |
(一社)日本IR協議会「IR優良企業特別賞」を初受賞 |
2021年2月 |
「リサイクルでカーボンオフセット宣言」を公表 |
2021年2月 |
㈱エフピコ、エフピコチューパ㈱、エフピコ商事㈱がFSC®認証(FSC®C163782)を全営業所ならびに紙製品製造工場で取得 |
2021年4月 |
紙トレーを上市 |
2022年3月 |
電力購入契約(PPA)に基づく太陽光発電設備が稼働開始(関東エリア) |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
2022年8月 |
東南アジアを中心に簡易食品容器の製造・販売を行うLee Soon Seng Plastic Industries Sdn. Bhd.(本社:マレーシア)の株式を40%取得し、持分法適用関連会社化 |
2022年9月 |
関西工場・関西ハブセンター竣工(兵庫県小野市) |
2022年10月 |
電力購入契約(PPA)に基づく太陽光発電設備が稼働開始(中部エリア) |
事業内容
エフピコは、主に「簡易食品容器関連事業」を中心に展開している企業であり、その事業内容は多岐にわたります。同社は、合成樹脂製の簡易食品容器の製造販売を主軸に据えつつ、包装資材や包装機械の販売、さらには回収容器からのリサイクル事業まで手がけています。また、食品容器や包装資材のインターネット及びカタログによる通信販売や情報提供サービス、フランチャイズチェーンシステムの運営も行っています。
エフピコグループ内では、エフピコ商事株式会社が食品容器の販売に付随する包装資材等の仕入れや販売を担当し、エフピコチューパ株式会社やエフピコ茨城株式会社をはじめとする複数の子会社が、合成樹脂製簡易食品容器の製造に注力しています。さらに、エフピコアルライト株式会社はプラスチックフィルムの製造販売、エフピコグラビア株式会社は印刷及び関連する各種加工を手がけており、エフピコ愛パック株式会社では障害者福祉サービス事業も展開しています。
リサイクル事業においては、エフピコダックス株式会社が合成樹脂製簡易食品容器の回収選別事業を、西日本ペットボトルリサイクル株式会社が回収ペットボトルからの再生処理原材料へのリサイクル事業を行っています。また、エフピコ物流株式会社や株式会社アイ・ロジックを含む複数の企業が、製品の保管やピッキング、配送業務を担当しています。
このように、エフピコは簡易食品容器の製造販売を核としながらも、包装資材の販売、リサイクル事業、物流サービスなど、関連する多様な事業を展開している企業グループです。
経営方針
エフピコは、環境、安全、安心、健康を追求し、顧客の立場に立った製品作りとサービス提供を実践しています。同社は、循環型社会の構築に貢献する「エフピコ方式リサイクル」の普及に努め、食品トレー容器を通じて快適な食生活の創造を目指しています。そのために、高品質で環境に配慮した製品を競争力のある価格で提供し、安定供給を実現するためのバリューチェーンを強化しています。
経営目標として、売上高3,000億円、経常利益300億円の達成を目指し、経常利益率10%以上、1株当たり当期純利益250円を目標に掲げています。また、株主還元方針として、連結配当性向30%を目途としています。
エフピコは、環境経営の推進に力を入れており、2050年のカーボンニュートラル達成を目指す中長期目標を設定しています。再生可能エネルギーの導入や省エネ設備の導入、エコ製品の販売推進などを通じてCO2削減に取り組んでいます。
人材の確保と定着にも注力しており、給与水準の引き上げや休日日数の増加、自動化設備の導入などを通じて、働きやすい環境を整えています。技術革新と製品開発にも力を入れ、高品質で高付加価値な製品の開発を進めています。
マーケティングと価値創造の提案では、変化する食市場に対応した最適な提案を行い、新製品の開発に繋げています。供給体制の強化にも取り組み、生産・物流ネットワークの完成や省人化を図ることで、安定供給とトータルコストの最適化を目指しています。
このように、エフピコは環境経営の推進、人材の確保と定着、技術革新と製品開発、マーケティングと価値創造の提案、供給体制の強化など、多角的な成長戦略を推進しています。