トーインJP:7923

時価総額
¥38.7億
PER
11.6倍
紙器、樹脂パッケージ、ラベル製造販売、精密塗工製品受託、食品・化粧品加工セット受託、販促品販売を展開。

沿革

事業内容

トーイン及びそのグループ会社は、包装資材事業、精密塗工事業、その他事業の3つのセグメントで事業を展開しています。包装資材事業では、トーインは紙器、樹脂パッケージ、ラベル、説明書などの製造販売を手掛けています。また、トーイン(タイランド)とトーインベトナム、関連会社のプリンティングソリューションは、それぞれ包装資材や材料の輸出入及び販売、紙器や樹脂パッケージの製造販売を行っています。

精密塗工事業では、電子部材、記録媒体、建材などの精密塗工製品の製造を受託しており、高度な技術力を要する分野での事業展開をしています。

その他の事業としては、食品、化粧品、医薬部外品などの加工・セット受託や、販促品の販売などを行っており、多岐にわたるニーズに対応しています。

これらの事業を通じて、トーイングループは包装資材から精密塗工、さらには多様な商品の加工・販売まで、幅広い分野で事業を展開しており、各セグメントでの専門性と柔軟な対応力を持っています。

経営方針

トーイン及びそのグループ会社は、経営理念に基づき、包装資材事業を中心に、環境や社会に配慮した製品の開発・供給に注力しています。同社は、技術革新と「よきモノづくり」を追求し、顧客の多様なニーズに応えることで、ステークホルダー全体の利益と社会への貢献を目指しています。2024年度を目処に自己資本利益率(ROE)3%の達成を目標とし、中長期的には5%達成を目指しています。

経営環境の変化に対応するため、トーイングループは新規事業開発、新技術開発の強化、スマートファクトリー化・DX化による生産性向上、環境負荷軽減、人財育成などのESG経営に注力しています。また、新工場構築の検討を含む事業基盤の再構築を進め、「総合パッケージング企業」への足固めを行っています。

営業戦略としては、環境配慮資材や同社独自のデザイン・構造設計、加飾技術力を活かした企画提案型の営業活動を継続し、既存顧客との取引深耕と新規顧客の開拓に力を入れています。ベトナムとタイの現地法人を通じて、東南アジア市場での事業拡大も図っています。

生産面では、工場運営の効率化、省人化・省力化・省エネルギー化の推進、品質管理体制の強化、DX推進やBPOの活用による業務プロセスの改革を進めています。これらの取り組みを通じて、トーイングループは持続可能な成長を目指しています。