光村印刷JP:7916

時価総額
¥48.1億
PER
7.6倍
出版印刷物、宣伝用印刷物、業務用印刷物、伝票類、証券類、包装・パッケージ、映像制作物の製造・販売、フラットパネルディスプレイ製品、エッチング精密製品の製造、オフィスビルや土地の賃貸、太陽光発電事業。

沿革

事業内容

光村印刷グループは、光村印刷を中心に子会社7社で構成され、印刷事業、電子部品製造事業、不動産賃貸等事業を展開しています。各事業の詳細は以下の通りです。

印刷事業では、出版印刷物、宣伝用印刷物、業務用印刷物、伝票類、証券類、連続伝票、包装・パッケージ、新聞、ショッピングバッグ類、映像制作物などを製造・販売しています。このセグメントでは、光村印刷のほか、光村プロセス、メディア光村、新村印刷、群馬高速オフセットが製造・販売を担当。光村商事倉庫が製品の保管・梱包輸送を、大洲及び城南光村が販売を行っています。また、DICグラフィックス、三菱王子紙販売から原材料の仕入れを行っています。

電子部品製造事業は、フラットパネルディスプレイ製品やエッチング精密製品を製造・販売していましたが、2022年3月末でフラットパネルディスプレイ製品の生産を終了しました。

不動産賃貸等事業では、東京都内でオフィスビルや倉庫跡地の賃貸を行っています。さらに、栃木県大田原市にある那須工場の敷地の一部を利用した太陽光発電事業も手がけています。

これらの事業を通じて、光村印刷グループは多岐にわたる分野で事業を展開し、様々なニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

光村印刷グループは、印刷・情報技術を核に、社会の発展と文化の向上に貢献することを目指しています。同社は、事業の再構築、収益力の向上、社風の刷新を三本柱とする成長戦略を推進しています。経営環境の変化に対応し、新型コロナウイルス感染症の影響やウクライナ紛争による原材料・エネルギー価格の高騰、円安による物価高など、多くの課題に直面しています。これらの課題に対処するため、同社は各セグメントで特定の戦略を実施しています。

印刷セグメントでは、営業戦略の強化、新商材・サービスの開発、生産体制の整備を進めています。具体的には、新たな販路拡大と既存先の深耕を目指し、デジタルコンテンツを取り入れた提案型営業を強化し、特化した工場を本稼働させています。電子部品製造セグメントでは、ファブレス体制への移行を通じて、営業、設計、検査、品質保証に特化し、受注拡大と事業利益の向上を目指しています。不動産賃貸等セグメントでは、経営資源の有効活用と財務体質の強化に努めています。

さらに、組織の活性化と持続的な成長を目指し、グループ会社との連携強化、人材交流、教育の推進に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、光村印刷グループは、厳しい経営環境の中でも収益体制の確立と事業収益の拡大を目指しています。