光村印刷JP:7916

時価総額
¥57億
PER
56.3倍
印刷事業では出版印刷物や映像制作物、産業資材・電子部品製造事業ではスクリーン印刷製品、不動産賃貸等事業ではオフィスビル賃貸や太陽光発電事業。

事業内容

光村印刷は、印刷事業、産業資材・電子部品製造事業、不動産賃貸等事業の3つの主要な事業セグメントを持っています。

印刷事業では、出版印刷物、宣伝用印刷物、業務用印刷物、伝票類、証券類、連続伝票、包装・パッケージ、新聞、ショッピングバッグ類、映像制作物などを製造・販売しています。光村印刷自身がこれらを手がけるほか、関連会社も製造・販売に関与しています。

産業資材・電子部品製造事業では、スクリーン印刷製品やエッチング精密製品を製造・販売しています。この事業は光村印刷が直接行っており、精密な製品を提供しています。

不動産賃貸等事業では、東京都でオフィスビルや倉庫跡の土地の賃貸を行っています。また、栃木県大田原市の那須工場の敷地の一部を利用して、太陽光発電事業も展開しています。

経営方針

光村印刷は、企業理念「ともにつくり、ともに伝える。」を掲げ、印刷・情報技術を基盤に社会の発展と文化の向上に貢献することを目指しています。同社は「事業の再構築」と「収益力の向上」を成長戦略の柱とし、持続的な成長を追求しています。

同社は、印刷業界のデジタル化による紙媒体需要の減少や原材料価格の高騰といった厳しい経営環境に対応するため、印刷事業の立て直しと新規事業の産業資材製造事業の拡大を進めています。これにより、収益改善と企業価値の向上を図っています。

印刷セグメントでは、製品価格の適正化を進めるとともに、新製品や新サービスの拡充を図っています。また、生産効率の向上を目指し、狭山工場への集約や新たな加工設備の運用を進めています。新聞生産では、2026年の新工場稼働に向けた準備を進めています。

産業資材・電子部品製造セグメントでは、エッチング精密製品事業の拡大を図り、半導体加工テープの安定供給を継続しつつ、新市場の開拓を進めています。これにより、製品ラインナップの拡充と事業基盤の強化を目指しています。

不動産賃貸等セグメントでは、経営資源の有効活用と財務体質の強化を図るため、現有資産の積極的な活用や太陽光発電の安定運営に取り組んでいます。特に、老朽化した北品川棟の早期活用を進めています。

光村印刷は、持続的な成長のために組織の活性化を重視し、グループ会社との連携を強化しています。人材交流や教育を推進し、営業力の強化や生産効率の向上を図っています。