- 日本企業
- ソノコム
ソノコムJP:7902
沿革
1962年12月 |
東京都足立区に岨野工業株式会社を設立し、漆塗料及び印刷用資材の製造販売を開始。 |
1963年1月 |
プリント基板用スクリーン印刷の写真製版の製造販売を開始。 |
1970年12月 |
漆製造部門を廃止。 |
1973年12月 |
東京都目黒区に目黒工場を設置。 |
1973年12月 |
厚膜集積回路製造用の高精度の製版を開始。 |
1974年6月 |
部品実装用のコンビネーションメタルマスクの製造を開始。 |
1977年1月 |
超高精度フォト自動製図機を導入。プリント基板のパターン作図を自動化。 |
1984年4月 |
レーザープロッターを導入し、プリント基板及びハイブリッドIC用のフォトマスクの製造体制を強化。 |
1984年6月 |
寸法精度の向上を意図し、リジダイズドワイヤーメッシュマスクを開発。 |
1985年1月 |
業容の拡大に伴い足立工場、目黒工場をそれぞれ足立事業本部、目黒事業本部と組織変更。 |
1987年11月 |
目黒事業本部の業容の拡大に伴い、目黒事業本部玉川スクリーン工場(現玉川工場)を設置。 |
1988年1月 |
神奈川県川崎市高津区新築工場完成に伴い、目黒事業本部を移転し玉川事業本部を設置。 |
1988年3月 |
本社及び開発部門(現技術開発本部)を東京都目黒区に移転。 |
1990年1月 |
新製法によるファインパターン用メタルマスクを開発。 |
1990年4月 |
商号を岨野工業株式会社から株式会社ソノコムに変更。 |
1991年2月 |
当社独自開発による印刷機(SC150)の販売を開始。 |
1991年7月 |
ファインパターン用スクリーンマスクとしてリジダイズドワイヤーメッシュマスクの精度を高め、販売を強化。 |
1994年2月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
1994年10月 |
高品質・短納期に対応を目的にレーザー利用によるメタルマスク開発販売強化。 |
1996年8月 |
プラズマ・ディスプレイ・パネル(以下PDPという。)用大型フォトマスク及び大型スクリーンマスクの製造販売を強化。 |
1998年10月 |
PDP用大型高速高精細描画マシンLRS1700を導入。 |
1999年8月 |
品質精度向上を目的に全事業所でISO9002の認証取得。 |
2001年8月 |
千葉県松戸市に松戸事業本部(現松戸工場)を設置。 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2005年4月 |
販売体制強化と生産効率向上を目的に営業技術部を設立し、事業本部を工場に組織変更。 |
2005年6月 |
松戸第2工場を新設。 |
2005年8月 |
PDP用超大型フォトマスク描画装置FR8500LS(VIOLD)を導入。 |
2007年12月 |
環境マネジメント国際規格ISO14001の認証取得。 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 |
2013年8月 |
足立工場を閉鎖し、玉川工場に統合。 |
2020年3月 |
玉川工場の設備を増強し、高精度メタルマスクの生産能力を強化。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
ソノコムは、電子業界に特化した事業セグメントを展開しています。同社の主力製品には、スクリーン印刷用のスクリーンマスクやフォトマスクがあります。これらは電子部品の生産、プリント回路板の表面実装、液晶デバイスの生産などに使用される重要なアイテムです。また、スクリーン印刷に必要な印刷機やスキージなどの資材も取り扱っており、これらの製造販売及び仕入販売を行っています。
ソノコムの組織は、営業、技術、製造の3つのセクションに分かれています。営業部門では、販売体制の強化や事務の効率化を図り、顧客からのフィードバックを技術や製造部門に直接提供する役割を担っています。技術部門は、本社の開発部を中心に、松戸工場と玉川工場の製造技術課が研究開発と技術開発を進めており、現場密着型の研究開発を実施しています。製造部門では、製造効率の向上を目的として、品目別に2つの工場に生産を集約しています。
このように、ソノコムは電子業界向けの高品質な製品の提供を通じて、技術開発と製造の効率化を図りながら、顧客ニーズに応える事業展開を行っています。
経営方針
ソノコムは、電子業界に特化した製品とサービスを提供する企業であり、その成長戦略は技術革新と顧客満足の向上に重点を置いています。同社は、「ユーザーのニーズに高品質と短納期で応える技術のソノコム」というモットーのもと、電機や電子産業をはじめとする多様な業界の需要に応えるため、技術開発と信頼関係の構築に努めています。
経営戦略の核心は、技術革新を通じて高品質な製品の安定供給を実現し、積極的な提案営業を行うことで顧客満足を追求することにあります。また、売上高24億円超えと営業利益3億50百万円を目標に、収益体質の向上と安定的な利益確保を目指しています。
経営環境の変化に対応するため、ソノコムは国内顧客の要求に応える高精度製品の安定生産と独自製品の拡販に注力しています。販売体制の強化、生産設備の有効利用、技術サポートの提供と新技術への挑戦を通じて、業績向上を図っています。
この戦略は、営業、技術、製造の3つのセクションが一体となって実行されており、顧客からのフィードバックを直接技術や製造部門に提供することで、製品開発と製造効率の向上を実現しています。ソノコムは、電子業界向けの高品質な製品提供を通じて、技術開発と製造の効率化を図り、顧客ニーズに応える事業展開を推進しています。