プロネクサスJP:7893

時価総額
¥335.9億
PER
17.2倍
ディスクロージャー関連事業を展開し、上場会社向け法定開示支援やIR支援、金融商品開示、データベース提供などを手がける。

事業内容

プロネクサスは、ディスクロージャー関連事業を中心に展開しており、主に4つの製品区分に分かれています。まず、上場会社ディスクロージャー関連では、法定開示支援サービスを提供し、株主総会招集通知や有価証券報告書の作成支援を行っています。

次に、上場会社IR・イベント関連では、IR支援サービスやイベント映像機材の運営支援を手がけています。これには、株主通信やアニュアルレポートの作成支援、IRサイトの構築などが含まれます。

金融商品ディスクロージャー関連では、投資信託や不動産投資信託向けの開示支援サービスを提供しています。具体的には、有価証券届出書や目論見書の作成支援を行い、関連するシステムサービスも提供しています。

最後に、データベース関連では、企業情報や財務情報の検索用データベースを提供しています。これにより、経済統計データやファイナンスデータの効率的な検索が可能です。

プロネクサスの子会社には、データ加工や情報セキュリティ管理を行うアスプコミュニケーションズや、英文翻訳サービスを提供する日本財務翻訳株式会社などがあります。これらの子会社は、国内外でプロネクサスの事業を支えています。

経営方針

プロネクサスは、成長戦略として「新中期経営計画2027」を掲げています。この計画は、2025年4月から2028年3月までの3年間を対象とし、2030年の創業100周年に向けたビジョンを実現するためのマイルストーンと位置付けられています。プロネクサスは、情報コミュニケーションとドキュメンテーションを事業ドメインとし、専門性に特化したニッチトップ企業グループを目指しています。

同社は、ディスクロージャー分野の電子化やペーパーレス化に対応し、既存ビジネスの強化と拡張を図っています。また、企業イベントや人財採用支援、BPO領域などの新たなビジネス領域の拡大にも注力しています。さらに、DX投資を通じたシステムサービスの機能開発やAIを活用した商品開発を推進し、競争力と収益力の向上を目指しています。

プロネクサスは、ESG・サステナビリティ戦略の推進にも力を入れています。サステナビリティ情報開示支援サービスの拡充やゼロカーボンプリントの導入を進め、新規事業に対応する人財育成と働きやすい職場環境の整備を行っています。また、グループマネジメントと情報セキュリティの強化にも取り組んでいます。

キャッシュアロケーション戦略としては、システムサービスを中心としたDX投資やM&Aの実施を計画しています。株主還元にも注力し、配当性向50%以上を目指し、機動的な自己株式取得を検討しています。これらの施策を通じて、プロネクサスは持続的な成長を目指しています。