三光合成JP:7888

時価総額
¥216億
PER
10.2倍
プラスチック成形品(情報・通信機器用部品、自動車用部品、家電用部品等)とプラスチック成形用金型の製造販売を展開。

沿革

1944年9月

株式会社三光化学工作所を設立、合成樹脂成形品の製造並びに販売を開始。

1948年3月

商号を株式会社三光化学工作所から三光合成樹脂工業株式会社に変更。

1961年5月

埼玉県北足立郡(現鴻巣市)に吹上工場を新設。

1961年7月

機械及び電気部品の製造並びに販売を開始。

1966年12月

名古屋営業所(岐阜営業所)を開設。

1973年1月

群馬県群馬郡(現高崎市)に群馬工場を新設。

1978年7月

東京営業所を開設。

1987年2月

シンガポールにSANKO GOSEI TECHNOLOGY(SINGAPORE)PTE.LTD.(連結子会社)を設立。

1987年10月

英国にSANKO GOSEI UK LTD.(連結子会社)を設立。

1988年2月

米国にRICH MOUNT INC.を設立。

1990年6月

商号を三光合成樹脂工業株式会社から三光合成株式会社に変更。

1991年5月

富山県西砺波郡(現南砺市)に富山工場を新設。

1991年6月

三光精機株式会社及び三光エンジニアリング株式会社の2子会社を吸収合併し、金型及び省力化機器の製造並びに販売を開始。

販売強化のため富山営業所、吹上営業所、静岡営業所、滋賀営業所を開設。

1994年12月

タイにSANKO GOSEI TECHNOLOGY(THAILAND)LTD.(連結子会社)を設立。

1995年3月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

1995年7月

富山工場において、品質管理及び品質保証の国際規格「ISO9002」の認証を取得。

1995年9月

オランダにSANKO NEDERLAND B.V.を設立。

1995年10月

香港に麗光精密(香港)有限公司(持分法適用関連会社)を設立。

1996年2月

タイにSANKO TOCHEMI MANUFACTURING(THAILAND)LTD.(連結子会社、現社名:SANKO GOSEI
(THAILAND)LTD.)を設立。

1997年12月

技術本部において、品質管理及び品質保証の国際規格「ISO9001」の認証を取得。

1999年10月

富山工場において、「ISO14001」環境マネジメントシステムの認証を取得。

2003年5月

英国にSET EUROPE LTD.(連結子会社)を設立。

2003年6月

インドネシアにPT. SANKO GOSEI TECHNOLOGY INDONESIA(連結子会社)を設立。

2003年8月

中国天津市に天津三華塑膠有限公司(連結子会社)を設立。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2004年12月

中国上海市に燦曄合成科技貿易(上海)有限公司(連結子会社)を設立。

2004年12月

マレーシアのPERMINTEX SANKO TECHNOLOGIES SDN BHD.(持分法適用関連会社)に出資。

2005年3月

中国廣州市に三華合成(廣州)塑膠有限公司(連結子会社)を設立。

2008年4月

埼玉県熊谷市に熊谷工場を新設(吹上工場を移転)し、吹上営業所を熊谷営業所に改称。

2009年5月

岐阜工場及び岐阜営業所を閉鎖。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。

2010年11月

連結子会社RICH MOUNT INC.及びSANKO NEDERLAND B.V.を清算結了。

2011年3月

インドにSANKO GOSEI TECHNOLOGY INDIA PRIVATE LTD.(連結子会社)を設立。

2012年7月

メキシコにSANKO GOSEI MEXICO,S.A.DE C.V.(連結子会社)を設立。

2012年8月

株式会社積水工機製作所の株式を取得し、持分法適用関連会社化。

2012年9月

持分法適用関連会社麗光精密(香港)有限公司の保有株式全株を売却。

2012年12月

インドのSANKO SEKISUI JRG TOOLING INDIA PRIVATE LTD.(持分法適用関連会社)に出資。

2012年12月

米国にSANKO GOSEI TECHNOLOGIES USA,INC. (非連結子会社)を設立。

2013年5月

フィリピンにSANKO GOSEI PHILIPPINES,INC.(連結子会社)を設立。

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

2015年4月

株式会社積水工機製作所(連結子会社)の株式を追加取得し金型事業を強化。

2015年5月

米国のSANKO GOSEI TECHNOLOGIES USA,INC.(連結子会社)がBhar.社の事業を譲受。

2015年10月

インドのSANKO SEKISUI JRG TOOLING INDIA PRIVATE LTD.(持分法適用関連会社)の増資を引受け連結子会社化。

2016年4月

株式会社積水工機製作所をエスバンス株式会社に、SANKO SEKISUI JRG TOOLING INDIA PRIVATE LTD.をSANKO SVANCE JRG TOOLING INDIA PRIVATE LTD.に各々社名変更。

2017年8月

東京証券取引所市場第二部に市場変更。

2018年2月

中国孝感市に武漢三樺塑膠有限公司(連結子会社)を設立。

2018年7月

持分法適用関連会社PERMINTEX SANKO TECHNOLOGIES SDN BHD.の保有株式全株を売却。

2018年8月

東京証券取引所の市場第一部に指定。

2018年8月

中国東莞市に東莞三樺塑膠有限公司(連結子会社)を設立。

2019年4月

ハンガリーにSANKO GOSEI HUNGARY Kft.(連結子会社)を設立。

2019年6月

大分県宇佐市に三光合成九州株式会社(連結子会社)を設立。

2019年9月

チェコ共和国にSANKO GOSEI Czech,s.r.o.(連結子会社)を設立。

2021年3月

2022年4月

HMヤマト㈱を事業譲受し、伊勢崎工場とする。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

事業内容

三光合成は、プラスチック成形品の製造販売とプラスチック成形用金型の製造販売を主要な事業として展開しています。同社グループは、三光合成を含む子会社22社で構成され、情報・通信機器用部品、自動車用部品、家電用部品などのプラスチック成形品を手がけています。

事業は地域別に分けられ、日本ではエスバンス株式会社や三光合成九州株式会社を含む成形品事業と金型事業が展開されています。欧州では、SANKO GOSEI UK LTD.やSET EUROPE LTD.などが車両部門と家電その他部門、金型事業を担当しています。

アジアでは、SANKO GOSEI TECHNOLOGY(SINGAPORE)PTE.LTD.やSANKO GOSEI(THAILAND)LTD.など多数の会社が情報・通信機器部門、車両部門、家電その他部門、金型事業を手掛けており、中国やインドネシア、フィリピン、インドなど幅広い地域で事業を展開しています。

北米では、SANKO GOSEI MEXICO,S.A.DE C.V.やSANKO GOSEI TECHNOLOGIES USA,INC.が車両部門と金型事業を担っています。これらの事業を通じて、三光合成グループはグローバルに多岐にわたるプラスチック成形品の需要に応えています。

経営方針

三光合成は、プラスチック成形品の製造販売とプラスチック成形用金型の製造販売を核とする事業を展開しており、その成長戦略は「安全・安定」「イノベーション」「ゴーイングパブリック」の三つの経営ビジョンに基づいています。同社は、これらのビジョンを実現するために、プラスチックエンジニアリングカンパニーとして新たな時代に挑戦し、世界市場に向けて生産体制をグローバルに拡大しています。欧州、アジア、北米において生産・販売拠点を展開し、時代の一歩先を見つめた経営姿勢で社会に貢献し、世界に認められる企業を目指しています。

中期的な経営指標としては、売上高営業利益率8%以上と自己資本当期純利益率(ROE)の向上を掲げています。中長期的な経営戦略としては、製品設計から省力化機器の製作まで一貫した生産体制の構築、世界最適地生産条件の実現、開発リードタイムの短縮、モジュール化による価格と機能性の競争力強化を目指しています。

具体的な施策としては、高付加価値製品の受注拡大、製品開発時間の短縮、製造経費の削減、グローバルな成長戦略の推進、各製造拠点の生産技術力の向上、金型の製造販売子会社を軸とした高品質な金型のグローバルな拡販、資本業務提携による新商品の開発、東欧チェコ共和国に設立した拠点の早期黒字化などが挙げられます。これらの施策を通じて、三光合成はより付加価値の高い製品や金型の受注活動を積極的に行い、安定した収益構造の確保と経営体質の強化を図っています。