レックJP:7874

時価総額
¥420.2億
PER
46.4倍
日用品の企画・製造・販売を行う、日用雑貨衣料品事業を単一セグメントとして展開。

沿革

1983年3月

静岡県藤枝市に駿河工業株式会社を設立、同地に本社及び水守工場を設置、日用雑貨の生産を開始。

1985年12月

静岡県藤枝市に青南町工場を設置。

1987年8月

株式会社駿河中央研究所(現  フレンド株式会社)を子会社として設立し、当社企画研究開発部門を移管。(1992年10月に企画研究開発部門を当社内に再移管。)

1991年3月

株式会社サンリオよりサンリオキャラクターの版権の購入を開始。

1992年1月

スルガ株式会社に商号変更。

静岡県榛原郡吉田町大幡に本社事務所を移転。

1996年6月

日本証券業協会に店頭登録銘柄として株式公開。

1997年7月

本社事務所を静岡県榛原郡吉田町大幡から静岡県榛原郡吉田町川尻に移転し、本店所在地も静岡県榛原郡吉田町川尻に変更。

2001年3月

東京証券取引所市場第二部に上場。

2003年3月

東京証券取引所市場第一部に指定。

2003年9月

レック株式会社(以下、旧レック株式会社という。)の全株式を取得し連結子会社とする。

2008年10月

上海駿河日用塑料制品有限公司(現  上海駿河日用品有限公司)の第三者割当増資を引き受け連結子会社とする。

2009年1月

香川県三豊市に四国工場を設置。

2009年10月

旧レック株式会社を吸収合併し、商号をスルガ株式会社よりレック株式会社に変更、本社・本店所在地を静岡県榛原郡吉田町より東京都中央区に変更。

プラマイゼロ株式会社の全株式を取得し連結子会社とする。

2011年2月

静岡県榛原郡吉田町に静岡工場を設置。

2018年12月

「バルサン」ブランドの殺虫剤事業譲受。ライオンパッケージング株式会社(現 バルサン株式会社)の全株式を取得し連結子会社とする。

2019年1月

本社・本店所在地を東京都中央区日本橋浜町より東京都中央区京橋に変更。

2022年1月

静岡県裾野市の富士裾野工場の設備を増設。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

事業内容

レックは、日用品の企画、製造、販売を主軸に事業を展開している企業グループです。このグループは、レック自体と子会社23社、関連会社1社から構成されています。レックグループの事業は、「日用雑貨衣料品事業」という単一セグメントに集約されており、その範囲内で多岐にわたる製品とサービスを提供しています。

具体的には、レックグループは生活を豊かにする様々な日用品を市場に供給しています。これには、キッチン用品、掃除用具、衣類のお手入れ用品など、日々の生活で欠かせないアイテムが含まれます。これらの製品は、消費者のニーズに応えるために綿密に企画され、高品質な製造プロセスを経て市場に送り出されています。

レックグループの強みは、製品の企画から販売に至るまでの一連のプロセスを自社で手掛けることにあります。これにより、市場の変化に迅速に対応し、消費者の求める価値を提供することが可能になっています。また、グループ内の緊密な連携により、効率的な事業運営が実現されています。

レックグループは、その事業活動を通じて、日々の生活に欠かせない製品を提供し続けることで、消費者の生活の質の向上に貢献しています。

経営方針

レックは、日用品業界において「全世界の消費者から最も賞賛される生活用品メーカーとなり、世界の文化の発展に貢献する」という理念のもと、顧客本位の製品開発を経営の基本方針としています。同社は、新製品開発の強化、営業体制の最適化、生産体制の強化、物流体制の効率化、コーポレート・ガバナンスの推進、そしてSDGsへの取り組みを重点領域として掲げ、これらを通じて持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。

新製品開発においては、企画開発部門の能力強化に注力し、社会環境の変化に応じた機能や品質、デザイン性に優れた製品の迅速な開発を目指しています。また、研究開発やM&Aを通じて、成長の新たな核となる製品群の開発にも力を入れています。

営業体制では、顧客及び市場のニーズを把握・分析し、新製品開発に反映させることで、顧客との信頼関係を深め、収益を生み出す体制を構築しています。生産体制に関しては、生産性や品質の向上に努めるとともに、コスト及び環境に配慮した効率的な生産体制の強化を進めています。

物流体制の効率化では、原燃料の高騰等に伴う運送コストの上昇や人手不足に対応するため、物流拠点の再編や省人化等による効率化を進めています。コーポレート・ガバナンスの推進により、経営の効率性及びリスク管理能力を高め、透明性と健全性そして遵法性を確保しています。

さらに、SDGsへの取り組みとして、研究開発や製品企画段階から環境への負荷を低減する製品開発を行い、公平な評価・処遇制度の充実や健康経営を通じて働きやすい職場環境の整備にも取り組んでいます。

これらの戦略を通じて、レックは経済状況の不透明さや消費者の節約志向が継続する厳しい環境下でも、持続的な成長を目指しています。