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フクビ化学工業JP:7871
沿革
昭和15年9月 |
合資会社八木熊商店(現 株式会社八木熊)を設立。 |
昭和28年5月 |
塩化ビニル建材用製品の製造販売を目的に資本金2,500千円にて設立。(社名 福井ビニール工業株式会社) |
昭和34年8月 |
大阪工場を開設、ホモジニアス系床材「フクビソフトAタイル」の製造、販売開始。 |
昭和37年3月 |
「三十八社工場(現本社工場)」を建設し、塩化ビニル製品の製造増強。 |
昭和38年5月 |
本社を福井市三十八社町33字66番地に移転。 |
昭和39年1月 |
株式額面500円を50円に変更するためフクビ株式会社(昭和22年10月31日設立)に吸収合併(合併期日 昭和38年12月20日)され解散登記を完了。 |
昭和45年1月 |
商号を「フクビ化学工業株式会社」に変更。 |
昭和58年4月 |
坂井工場を開設、人造大理石「ケンジュール」製造販売開始。 |
昭和59年4月 |
伊藤忠建材販売㈱と共同でエアサイクルホームシステム株式会社を設立。 |
昭和59年7月 |
事業目的に「無機化合物の加工及び販売、毒物及び劇物の加工及び販売、建設工事の調査、企画、設計管理及び請負並びに技術指導、建設用資材の製造及び販売」を加えた。 |
昭和60年7月 |
三井東圧化学㈱と共同で株式会社メルツエンを設立。 |
昭和62年1月 |
三井物産㈱と共同でリフォジュール株式会社を設立。(現連結子会社) |
昭和62年11月 |
坂井工場内に精密化工工場を開設。 |
昭和63年3月 |
日本トレーディング㈱・MSC CO.,LTD.・三井東圧化学㈱・三井物産㈱と合弁でTHAI FUKUVI CO.,LTD.を設立。 |
昭和63年4月 |
坂井工場内にガラス繊維強化セメント加工工場を増設。 |
平成2年6月 |
つくば技術開発研究所を開設。 |
平成2年10月 |
フクビ技研工業株式会社を設立。 |
平成3年11月 |
伊藤忠建材㈱・㈱北州と共同でフクビハウジング㈱を設立。(現連結子会社) |
平成4年10月 |
フクビミカタ工業株式会社を吸収合併。 |
平成8年6月 |
三井物産㈱と共同でFUKUVI USA,INC.を設立。(米国オハイオ州)(現連結子会社) |
平成9年3月 |
大阪証券取引所市場第二部及び名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
平成9年8月 |
ISO9001を取得。(本社工場、大阪工場及び開発本部) |
平成11年6月 |
ISO14001を取得。(本社、本社工場及び三方工場) |
平成14年3月 |
株式会社メルツエンとフクビ技研工業株式会社は合併し、フクビ技研工業株式会社は解散。 |
平成14年10月 |
OHSAS18001を取得。(本社、本社工場及び大阪工場) |
平成20年3月 |
松下電工㈱より、乾式浴室内装事業を承継。 |
平成20年5月 |
坂井工場内に、精密化工工場を増設。 |
平成21年4月 |
長瀬産業㈱より、木質複合素材事業を承継。 |
平成22年4月 |
株式会社メルツエンをリフォジュール株式会社が吸収合併。 |
平成23年8月 |
エアサイクルホームシステム株式会社を吸収合併。 |
平成25年3月 |
あわらバイオマス工場を開設。 |
平成25年4月 |
長瀬産業㈱と共同でFUKUVI VIETNAM CO.,LTD.を設立。(ベトナム社会主義共和国ドンナイ省)(現連結子会社) |
平成25年7月 |
株式会社大阪証券取引所と株式会社東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、株式会社東京証券取引所市場第二部に上場。 |
平成28年4月 |
FUKUVI HOLDINGS (THAILAND) CO., LTD.を設立。(タイ王国バンコク市)(現連結子会社) |
平成28年7月 |
FUKUVI (THAILAND) CO., LTD.を設立。(タイ王国バンコク市)(現連結子会社) |
平成28年9月 |
岐阜加工センターを開設。 |
平成28年11月 |
アリス化学株式会社の全株式を取得し、完全子会社化。(現連結子会社) |
平成30年10月 |
積水化学工業㈱よりフェノールフォーム断熱ボード事業を承継し、製造会社としてフクビ岡山株式会社を設立。(現連結子会社) |
令和元年5月 |
FUKUVI VIETNAM CO.,LTD.が自社工場を開設。 |
令和元年6月 |
坂井工場内に、精密化工工場を増設。 |
令和2年3月 |
岐阜加工センターに自社工場を開設。 |
令和4年4月 |
東京証券取引所、名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより各市場第二部から東京証券取引所スタンダード市場、名古屋証券取引所メイン市場へ移行。 |
事業内容
フクビ化学工業株式会社とそのグループ企業(以下、フクビ化学工業グループ)は、合成樹脂製品や無機化合物の製造加工及び販売、建設工事設計施工を主な事業としています。フクビ化学工業グループは、フクビ化学工業株式会社を中心に、子会社8社と関連会社1社で構成されています。
事業セグメントは大きく分けて「建築資材」と「産業資材」の2つに分類されます。建築資材セグメントでは、GRC(ガラス繊維強化セメント)、防風透湿シート、左官資材、バスパネル、F見切、内装下地材、断熱材、養生材、長尺クッション、システム二重床、床タイル、エアサイクル、リフォジュール、アリダンなどの製品を製造・販売しています。これらの製品は、フクビ化学工業をはじめとするグループ各社や、リフォジュール株式会社、アリス化学株式会社、フクビ岡山株式会社、FUKUVI USA, INC.、FUKUVI VIETNAM CO., LTD.、FUKUVI (THAILAND) CO., LTD.などの連結子会社、株式会社八木熊(持分法非適用関連会社)によって製造販売されています。
一方、産業資材セグメントでは、窓枠、ドア、家具、住設部材、車輌部材、精密化工品などを製造・販売しており、これらもフクビ化学工業グループの各社が手掛けています。販売は商社や販売店を通じて行われています。
フクビ化学工業グループは、これらの製品を通じて、建築資材と産業資材の両市場で幅広いニーズに応えています。
経営方針
フクビ化学工業グループは、化学に基づく革新的な価値創造を目指し、その経営方針の下、異形押出成形技術を核とした新技術・製品開発に専念しています。同社は、絶対品質、絶対スピード、絶対コストを三本柱とし、顧客の企業価値向上に貢献することで、開発型メーカーとしての事業基盤を強化していく戦略を推進しています。
令和5年度から始まった第7次中期経営計画では、新技術開発と市場創造への挑戦、フクビグループとしての一体感のある成長を目指しています。この計画において、循環型ビジネスの拡大、収益基盤の強化、成長を支える組織作りの3つの基本戦略が掲げられています。具体的には、プラスチックリサイクル事業の拡大や環境配慮型商品のブランド展開、材料配合・成形加工技術の強化、社会ニーズに応える商品開発、従業員エンゲージメントの向上、ガバナンス体制の強化などが挙げられます。
これらの施策を通じて、フクビ化学工業グループは100年企業への基盤固めを行い、地域社会や環境への貢献を通じて、ステークホルダーから信頼され続ける企業を目指します。また、新型コロナウイルスの影響やロシア・ウクライナ問題など、不確実性の高い社会環境の中で、ESGを経営の中核に据え、サステナブルな企業活動を推進することで、長期的な成長と企業価値の向上を図っていく方針です。