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フジシールインターナショナルJP:7864
事業内容
フジシールインターナショナルは、シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチを中心としたパッケージングシステムの企画、提案、開発、製造、販売を行っています。これに加え、包装機械の製造やメンテナンスサービスも提供しています。
日本国内では、フジシールがシュリンクラベルやタックラベル、ソフトパウチの製造・販売を行い、フジアステックが包装機械のメンテナンスを担当しています。フジタックイーストやフジシールウエストはタックラベルの製造・販売を行い、フジシールビジネスアソシエは事務サービスを提供しています。
米州では、American Fuji Seal, Inc.がシュリンクラベルやタックラベル、ソフトパウチの製造・販売を行い、American Fuji Technical Services, Inc.が包装機械の製造・販売、メンテナンスを担当しています。メキシコでは、Fuji Seal Packaging de Mexicoがシュリンクラベルの製造・販売を行っています。
欧州では、Fuji Seal B.V.が地域持株会社として欧州グループ会社の管理を行い、シュリンクラベルやソフトパウチの販売も手掛けています。Fuji Seal Europe Ltd.やFuji Seal France S.A.S.はシュリンクラベルの製造・販売を行い、Fuji Seal Germany GmbHはタックラベルと包装機械の製造・販売を行っています。
アセアン地域では、Fuji Seal Packaging (Thailand) Co., Ltd.がシュリンクラベルやソフトパウチの製造・販売を行い、Fuji Seal Engineering Co., Ltd.が包装機械の販売とメンテナンスを担当しています。ベトナムやインドネシア、インドでも各種包装資材や包装機械の販売を行っています。
経営方針
フジシールインターナショナルは、持続可能な成長を目指し、FSG.30(Fuji Seal Sustainable Growth 2030 Strategy)を策定しました。この戦略は、2030年までに売上高3,500億円以上、営業利益率2桁%を達成することを目標としています。特に、環境配慮型製品へのシフトを加速し、2026年までに売上の100%を環境配慮型製品に切り替えることを掲げています。
同社は、持続可能な社会の実現に貢献するため、3つの基本戦略を推進しています。これには、既存事業の強化、製品マーケットとターゲットエリアの拡大、次世代に繋がる新たなビジネスモデルの創造が含まれます。特に、環境対応型製品の開発と生産効率の向上に注力しています。
フジシールインターナショナルは、財務目標として2031年までにROE2桁%、PBR1.5倍以上を掲げています。これを達成するために、将来利益の拡大、資本効率の向上、最適な資本構成の追求を進めています。また、450億円の投資枠を設定し、持続的成長のための投資を最適化しています。
環境目標として、2031年までにGHG排出量を大幅に削減することを目指しています。具体的には、Scope1+2を42%、Scope3を25%削減する計画です。また、再生可能設計製品の売上比率を100%にすることを目指しています。これにより、循環型社会の実現に貢献します。
人的資本の拡充も重要な戦略の一部です。フジシールインターナショナルは、適切なスキルと能力を備えた人材の獲得と、チャレンジする企業文化の創出を目指しています。従業員が情熱を持って働ける環境を整え、企業全体の成長を促進します。
同社は、変化する市場や顧客のニーズに迅速に対応するため、地産地消体制を構築しています。これにより、顧客に近い現場での課題解決を迅速に行い、サービスの質を向上させています。また、サプライチェーンの安定性を確保し、事業環境の変化に柔軟に対応する体制を整えています。