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フジシールインターナショナルJP:7864
沿革
1958年10月 |
キャップシールの製造・販売を目的として株式会社藤尾製作所(大阪市鶴見区)を設立(現株式会社フジシールインターナショナル、大阪市淀川区) |
1975年9月 |
株式会社西嶋シーリング印刷所(現株式会社フジタック、大阪市淀川区)の株式を取得し子会社化 |
1975年12月 |
ニチメン株式会社(現双日株式会社)と合弁で米州での製造・販売を目的としてAmerican Fuji Seal, Inc.(カリフォルニア州)を設立 |
1979年2月 |
欧州での製造・販売を目的としてFuji Seal Verpackungssysteme GmbH.(ドイツ)を設立 |
1981年9月 |
名張工場(三重県名張市)を開設 |
1986年5月 |
欧州での製造・販売を目的としてFuji Seal Europe Ltd.(イギリス)を設立 |
1986年11月 |
筑波工場(茨城県稲敷郡阿見町)を開設 |
1990年10月 |
包装機械の製造・販売を目的として株式会社フジアステック(大阪市淀川区)を設立 |
1993年12月 |
包装機械の製造・販売を目的としてIntersleeve B.V.(現Fuji Seal Europe B.V.)の株式を取得し子会社化(オランダ) |
1994年9月 |
販売会社である株式会社フジシールを合併するとともに商号を株式会社フジシールに変更 |
1995年1月 |
タイでの製造・販売を目的として味の素株式会社の子会社であるAce Pack(Thailand)Co., Ltd.と合弁でFuji Ace Co., Ltd.(タイ)を設立 |
1997年10月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
2001年1月 |
米州におけるシュリンクラベル及び各種包材資材、包装関連機器の製造・販売の業容拡大を目的として、Owens-Illinois Labels, Inc.の株式を取得し子会社化するとともに、商号をAmerican Fuji Seal, Inc.に変更(同年10月、American Fuji Seal, Inc.(カリフォルニア州)と合併) |
2002年5月 |
シュリンクラベルの生産体制増強のため、丸東産業株式会社東京工場を買収(現株式会社フジシール結城工場、茨城県結城市) |
2002年6月 |
軟包装資材の製造・販売を目的として株式会社フジフレックス(大阪市淀川区)を設立 |
2002年11月 |
欧州におけるシュリンクラベル及び各種包材資材、包装関連機器の製造・販売の業容拡大を目的として、フランスのラベル印刷会社F.B. FINANCE S.A.(事業会社L.D. PIERRE BURIOT S.A.)の株式を取得し子会社化するとともに、商号をFuji Seal Europe S.A.S.(事業会社Fuji Seal France S.A.S.)に変更 |
2003年1月 |
米州における包装関連機械及び関連機器の技術サポート・部品販売・メンテナンス事業を目的として、American Fuji Technical Services, Inc.(ケンタッキー州、現インディアナ州)を設立 |
2003年12月 |
東京証券取引所市場第一部に株式を上場 |
2004年6月 |
コーポレート・ガバナンスの強化及び経営の透明性の向上を主な目的として、委員会設置会社(現 指名委員会等設置会社)へ移行 |
2004年10月 |
純粋持株会社に移行し、商号を株式会社フジシールインターナショナルに変更 |
2005年5月 |
欧州における生産体制増強のため、Fuji Seal Poland Sp.zo.o.(ポーランド)を設立 |
2007年1月 |
タックラベルの製造・販売を事業内容として株式会社フジタックイースト(大阪市淀川区)を設立 |
2007年7月 |
タックラベル事業の事業拡大並びに市場競争力の強化を図るため、株式会社フジタックイーストがコーパックインターナショナル株式会社から事業譲受(現株式会社フジタックイースト山形工場、山形県寒河江市) |
2008年10月 |
米州における生産体制増強のため、Fuji Seal Packaging de Mexico, S.A. de C.V.(メキシコ)及びFuji Seal Personnel Services, S.A. de C.V.(メキシコ)を設立 |
2010年7月 |
欧州グループ会社を統括する地域持株会社Fuji Seal B.V.(オランダ)を設立し、当社が保有する欧州グループ会社株式の現物出資を行い、持株会社体制とする |
2011年2月 |
インドネシアにおけるシュリンクラベル及び各種包装資材の需要拡大に対応するため、 PT. Fuji Seal Indonesia(インドネシア)を設立 |
2011年5月 |
アセアン諸国における事業拡大のため、Fuji Seal Vietnam Co., Ltd.(ベトナム)を設立 |
2012年7月 |
欧州市場を中心にタックラベル及びラベル装着機の事業拡大を目的として、Pago Holding AG(2014年1月に、Pago AGに名称を変更)の株式を取得し子会社化 |
2013年11月 |
S×S(エスバイエス)センター(兵庫県尼崎市)を開設し、株式会社フジアステック・堺工場(大阪府堺市)と株式会社フジシール・技術センター(大阪市鶴見区)の拠点を統合 |
2014年2月 |
日本におけるタックラベル及びソフトパウチなどの製造・販売のため、株式会社フジシールウエスト(大阪市淀川区)を設立 |
2014年3月 |
米州におけるタックラベル・ソフトパウチ・機械の製造、販売の事業拡大のため、American Fuji Seal, Inc.インディアナ工場(インディアナ州)を開設 |
2015年9月 |
アセアン諸国での機械事業拡大のため、Fuji Seal Engineering Co., Ltd.(タイ)を設立 |
2018年7月 |
インドにおける各種包装資材及びラベル装着機の販売のため、Fuji Seal India Pvt Ltd.(インド)を設立 |
2020年3月 |
アセアン・南アジア地域での一体的・効率的な運営による事業展開の強化を目的として、持分法適用関連会社であったFuji Ace Co., Ltd.の全株式を追加取得し子会社化、同時に同社商号をFuji Seal Packaging (Thailand) Co., Ltd.(タイ)に変更 |
2021年7月 |
Fuji Seal Packaging de Mexico, S.A. de C.V.(メキシコ)がFuji Seal Personnel Services, S.A. de C.V.(メキシコ)を吸収合併 |
2021年7月 |
事業ポートフォリオの見直しを目的として、Pago AG(現Fuji Seal Switzerland AG)(スイス)のタックラベル事業をHelvetikett AGに事業譲渡 |
2021年8月 |
国内グループ会社に対する事務サービス提供のため、株式会社フジシールビジネスアソシエ(日本)を設立 |
2022年1月 |
Pago Etikettiersysteme GmbH(ドイツ)、Pago S.r.l.(イタリア)及びPago AG(スイス)の商号をFuji Seal Germany GmbH、Fuji Seal Italy S.r.l.、Fuji Seal Switzerland AGへ変更 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
フジシールインターナショナル及びその子会社25社は、シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチを中心に、パッケージングシステムの企画、提案、開発、製造、販売を行っています。同社は、日本国内においては、㈱フジシールがシュリンクラベルやタックラベルなどのパッケージングシステム全般を手掛け、㈱フジタックはタックラベルの販売、㈱フジアステックは包装機械のメンテナンスサービス、㈱フジフレックスはソフトパウチの製造販売をそれぞれ担当しています。
米州では、American Fuji Seal, Inc.がシュリンクラベルやタックラベルなどの製造販売を、American Fuji Technical Services, Inc.が包装機械の製造、販売及びメンテナンスサービスを、Fuji Seal Packaging de Mexico, S.A. de C.V.がシュリンクラベルの製造販売を行っています。
欧州においては、Fuji Seal B.V.が地域持株会社として機能し、シュリンクラベルやソフトパウチの販売を含む事業活動の支援、管理を行い、Fuji Seal Europe Ltd.やFuji Seal France S.A.S.などがシュリンクラベルや各種包装資材の製造販売を担当しています。
アセアン地域では、Fuji Seal Packaging (Thailand) Co., Ltd.がシュリンクラベルやソフトパウチの製造販売を、Fuji Seal Engineering Co., Ltd.が包装機械の販売やメンテナンスサービスを、Fuji Seal Vietnam Co., Ltd.がシュリンクラベルの製造販売を行っています。
これらの事業展開を通じて、フジシールインターナショナルグループは、グローバルな視点で包装業界における多様なニーズに応えています。
経営方針
フジシールインターナショナルは、持続可能な社会の実現に貢献することを目指し、環境に配慮した製品の開発と提供に注力しています。同社は、「人と環境にやさしい価値を届ける」というビジョンのもと、パッケージング市場での持続的成長を目指しています。具体的には、2026年3月期までに売上の100%を環境配慮型製品に切り替えるという野心的な目標を掲げています。
中期経営計画では、ラベル事業の海外展開の加速及び収益性強化、一次包装の拡大、新規事業創出の3つの重点課題に取り組むことで、グローバルベースでの成長を加速させる方針です。これらの取り組みは、サステナビリティ経営の実践を通じて推進されます。
投資・財務戦略としては、新たに475億円の投資枠を設定し、営業キャッシュフローと適切な資金調達を活用して、事業目標達成とサステナビリティ経営に必要な投資を積極的に実施する計画です。また、株主還元に関しては、配当政策の見直しを行い、連結配当性向20~25%を目標として安定的な配当政策を実施する方針です。
サステナビリティ経営の強化も重要な柱であり、新設されたグループサステナビリティ委員会が、ESGに関する目標設定や進捗状況のモニタリング、達成内容の評価等を実施し、持続的な企業価値向上に努めます。フジシールインターナショナルは、これらの戦略を通じて、パッケージング業界におけるリーダーとしての地位をさらに強化し、持続可能な成長を目指しています。