グラファイトデザインJP:7847

時価総額
¥50.2億
PER
スポーツ用品専門メーカー、カーボン製ゴルフシャフトの製造販売、ゴルフクラブ組立加工事業を展開。

沿革

1989年8月

ゴルフ等、スポーツ用品の製造販売を目的として、東京都港区浜松町に株式会社グラファイトデザインを設立(資本金20,000千円)

1989年8月

ブリヂストンスポーツ株式会社と取引を開始

1989年12月

100,000千円の増資を行い、全額三菱商事株式会社に割当(資本金120,000千円)

1990年8月

業務拡大を目指し埼玉県秩父市に現本社工場を竣工、操業開始

1990年9月

本社を埼玉県秩父市に移転

1992年11月

業務拡大に伴い隣接地の土地・建物を買い取り第2工場を竣工・操業開始

1993年1月

セイコー株式会社(現セイコースポーツライフ㈱)の「S-YARD」用ゴルフシャフト販売を開始

1994年9月

米国キャロウェイゴルフ社のビックバーサ及びグレードビックバーサ用ゴルフシャフト販売を開始

1996年10月

業務拡大に伴い第2工場の隣接地を購入

1997年4月

米国カリフォルニア州サンディエゴ市に当社子会社であるGRAPHITE DESIGN INTERNATIONAL, INC.(資本金2,000千米ドル)を設立

1997年5月

GRAPHITE DESIGN INTERNATIONAL, INC.増資(資本金4,000千米ドル)

1997年5月

第2工場隣接地に第3工場建設着工

1997年9月

GRAPHITE DESIGN INTERNATIONAL, INC.増資(資本金4,500千米ドル)

1997年12月

第3工場操業開始

1998年5月

GRAPHITE DESIGN INTERNATIONAL, INC.増資(資本金5,000千米ドル)

1998年9月

第三者割当増資実施(資本金218,000千円)

1998年11月

転換社債発行(48,000千円)

1998年11月

株式会社梅田商会の「カタナ」用ゴルフシャフト販売を開始

1999年2月

第三者割当増資実施(資本金429,250千円)

1999年2月

新株引受権付社債発行(252株相当、201,600千円)

1999年9月

ゴルフクラブ組立事業開始

2000年2月

当社持株会社である、ジー・ディ企画株式会社を合併(資本金378,750千円)

2001年2月

転換社債の株式転換により増資(資本金402,750千円)

2001年2月

新株引受権付社債の権利行使により増資(資本金503,550千円)

2001年8月

メキシコ合衆国バハカリフォルニア州ティファナに子会社であるGDI MEX S.A. DE C.V.(資本金50千メキシコペソ)を設立

2001年12月

日本証券業協会に株式を店頭上場 有償一般募集により増資(資本金589,612千円)

2002年11月

自社ブランドゴルフシャフト製造販売開始

2003年8月

GRAPHITE DESIGN INTERNATIONAL, INC.生産をGDI MEX S.A. DE C.V.に全て移管

2003年10月

当社及びGRAPHITE DESIGN INTERNATIONAL, INC.との間において台湾企業YUAN MIN AN ENTERPRISE CO.,LTD.社とOEMサプライ契約締結(中国での生産)

2004年9月

埼玉県秩父市下吉田にゴルフシャフトテストセンターを新設

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2007年2月

メキシコ合衆国バハカリフォルニア州ティファナにあるGDI MEX S.A. DE C.V.の生産工場を閉鎖

2009年12月

YUAN MIN AN ENTERPRISE CO.,LTD.社とOEMサプライ契約を解除

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所との合併により、2010年4月1日付で

大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場

2013年1月

メキシコ合衆国バハカリフォルニア州ティファナにあるGDI MEX S.A. DE C.V.清算結了

2013年2月

GRAPHITE DESIGN INTERNATIONAL, INC.清算結了

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2016年2月

自転車フレーム等製造販売休止

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しに伴いスタンダード市場に移行

事業内容

グラファイトデザインは、スポーツ用品関連の専門メーカーであり、主にゴルフシャフトの製造販売を中心に事業を展開しています。同社は、カーボン製のゴルフシャフトを主要製品とし、これらはゴルフクラブの性能を決定する重要なパーツとして位置づけられています。特に、高価格帯で高付加価値のあるゴルフクラブに採用されることが多いです。

グラファイトデザインは、日本及び米国のゴルフクラブメーカーや代理店を主な販売先としており、これらの市場を中心にグローバルな販売戦略を展開しています。また、ゴルフクラブメーカーの新製品開発において、企画段階から提案やアドバイスを行う「デザインイン」を特徴としています。これにより、各ゴルフクラブに最適なシャフトを開発し提供しています。

さらに、グラファイトデザインはゴルフクラブの組立加工事業も手がけており、1999年からは特に特注製品の加工受託に特化しています。この事業は、ゴルフクラブメーカーとの関係強化を目的としており、自社ブランドのゴルフシャフトの市場動向調査にも利用されています。

以上の事業内容を通じて、グラファイトデザインはゴルフ業界におけるニーズに応える高品質な製品とサービスを提供し続けています。

経営方針

グラファイトデザインは、ゴルフシャフトの製造販売を主力とするスポーツ用品関連の専門メーカーです。同社は、企業理念に「世界の人々を笑顔にする“もの創り”」を掲げ、価値ある製品の提供、開拓精神の持続、創造力豊かな人材の育成、持続可能な企業活動を通じた社会・株主への貢献を経営理念としています。

経営戦略として、グラファイトデザインは新たな事業展開の推進と経営基盤の確立に注力しています。具体的には、事業基盤の強化と拡充、多角化事業基盤の強化を優先的に対処すべき課題として挙げており、ゴルフシャフト製造販売においては、安定した受注獲得の強化と増産体制の構築に努めています。また、炭素繊維積層技術を活かしたコンポジット関連製品の事業化にも力を入れています。

経営環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響や国際情勢の不透明性にもかかわらず、ゴルフ業界は国内外で高い需要が継続しているとの認識のもと、市場全体が好調に推移していると評価しています。このような状況の中、グラファイトデザインは、営業利益率の成長を経営指標目標とし、売上・利益の成長、生産体制の改善に取り組みながら、収益力の強化と企業価値の向上に努めています。

以上の戦略を通じて、グラファイトデザインは、ゴルフ業界におけるニーズに応える高品質な製品とサービスを提供し続け、すべての利害関係者の信頼に応える企業を目指しています。