アビックスJP:7836

時価総額
¥29.5億
PER
13倍
LED表示機の開発・販売を行うファブレスメーカーで、デジタルサイネージ関連事業と地域密着型マーケティングを行うValue creating事業を展開。

事業内容

アビックスは、LED表示機を開発・販売するファブレスメーカーであり、製造は外部に委託しています。同社は、店舗に設置された表示機向けのコンテンツを作成し、ネットワーク化することで、従来の看板やネオンサインとは異なる新しい販促手段を提供しています。

アビックスの事業は、デジタルサイネージ関連事業とValue creating事業の二つに分かれています。デジタルサイネージ関連事業は、表示機器のリース・販売、運営、メンテナンスを行い、SS Lab.株式会社や株式会社エクスポルトと共に展開しています。

デジタルサイネージ関連事業では、デジタルサイネージのリース、映像配信サービス、メンテナンス、新たな販促支援サービスの提供を行っています。また、情報機器部門ではデジタルサイネージの製造・販売も手がけています。

一方、デジタルプロモーション株式会社が運営するValue creating事業は、地域密着型マーケティングを行っています。企業のPRやファン作り、集客、ブランディング、地方自治体のコンテンツ開発などを通じて、地域に根ざしたマーケティング活動を展開しています。

経営方針

アビックスは、デジタルサイネージ業界において独自の成長戦略を掲げています。同社は、ハードウェアの普及とともにソフトウェアや映像コンテンツを一体化したシステムを開発し、価値創造企業としての地位を確立しています。特に、デジタルサイネージ関連事業とValue creating事業を中心に、持続的な成長を目指しています。

同社は、ROE(株主資本利益率)とROA(総資産利益率)を重要な経営指標とし、資本効率の向上を図っています。中期計画は公表していないものの、資本コストを上回るROEを目指し、安定した経営基盤の構築に努めています。これにより、株主に対する利益の最大化を図っています。

アビックスは、デジタルサイネージ関連事業の運営や機器リース、Value creating事業を通じて、長期契約の獲得を推進しています。特に、映像配信サービス「DiSi cloud」やAIサイネージソリューションを活用した「MiRAi PORT」を展開し、安定収益と新たなビジネスチャンスの創出を目指しています。

同社は、デジタルサイネージ業界の競争が激化する中で、顧客の目標達成を最優先に考えています。ハードウェアだけでなく、コンテンツの拡充を図り、トータルソリューションを提供することで競争優位性を確立しています。これにより、さらなる市場拡大を目指しています。

アビックスは、主力業界の多様化を進めています。従来のパチンコホール業界からスポーツマーケットや大型商業施設へとシフトし、販路の拡大を図っています。これにより、特定の業界に依存せず、柔軟な顧客ポートフォリオを構築し、市場環境に対応しています。

また、同社はデジタルサイネージを中心に新たな事業領域の拡大を図っています。「MiRAi PORT」へのAI技術の活用やSNSとの連携を進め、デジタルサイネージ業界での地位を強化しています。これにより、業界No.1を目指しています。

生産性向上も重要な課題として取り組んでいます。デジタルマーケティングによる営業効率の向上や、ITを活用した業務の効率化を進め、安定的な利益の確保を目指しています。これにより、持続可能な成長を実現しています。