ウイルコホールディングスJP:7831

時価総額
¥33億
PER
情報・印刷事業では宣伝印刷物の製造・販売、デジタルコンテンツの企画・制作、知育事業では図書の出版・販売、教材の製作・販売、通信販売事業では美容食品、健康補助食品の通信販売を展開。

沿革

1979年5月

石川県金沢市においてわかさ屋美術印刷㈱(現㈱ウイルコホールディングス)を設立。

商業印刷を中心とした北陸初の24時間稼動の印刷事業を開始。

1984年6月

大阪市北区に大阪営業所(現所在地西区、現関西支店)を設置。

1985年2月

名古屋市中村区に名古屋営業所(現所在地中区)を設置。

1988年3月

東京都大田区に東京営業所(現所在地千代田区、現東京支店)を設置。

同年 8月

制作部門を分離し、㈱イングを設立。

1989年3月

本社を石川県松任市(現白山市)宮永新町に移転、同地内に本社工場(現ダイレクト・マーケティング工場)を設置。

1995年7月

㈱イングに東京テレマーケティングセンター(千葉県浦安市)を設置し、通信販売を開始。

1997年2月

千葉県山武郡芝山町に関東工場(現関東第二工場)を設置。

1998年11月

商号をわかさ屋情報印刷㈱に変更。

2000年4月

商号を㈱ウイル・コーポレーションに変更。

同年 7月

石川県松任市(現白山市)福留町に本社社屋及び北國工場を竣工。

2001年1月

本社を石川県松任市(現白山市)福留町に移転。

2002年11月

㈱イングを吸収合併。

2003年9月

千葉県香取郡多古町に関東第一工場を設置。

2004年9月

個人情報保護体制確立のため、情報・印刷事業部門において「プライバシーマーク」取得。

2005年10月

東京証券取引所市場第二部に上場。

2008年1月

商号を㈱ウイルコに変更。

2012年5月

新設分割により情報・印刷事業を㈱ウイル・コーポレーション(石川県白山市:現連結子会社)に、ダイレクト・マーケティング事業を㈱ナチュラルガーデンに承継し持株会社制に移行。

商号を㈱ウイルコホールディングスに変更。㈱ナチュラルガーデンの株式を譲渡。

2013年9月

㈱日本特殊加工印刷(現連結子会社)を出資設立し、子会社化。

2014年6月

㈱エルネット(現㈱関西ぱど)の株式を取得し、子会社化。

2015年10月

㈱エルネットを会社分割し、新設分割設立会社の株式を譲渡するとともに、商号を㈱関西ぱどに変更。

2016年8月

㈱ウィズコーポレーションの株式を取得し、子会社化。

2018年2月

鈴木出版㈱(現連結子会社)の株式を取得し、子会社化。

2019年12月

㈱ウィズコーポレーションの株式を譲渡。

2021年5月

㈱関西ぱどの株式を譲渡。

2022年4月

東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場へ移行。

2022年7月

笹岡薬品通販㈱の株式を取得し、子会社化。

事業内容

ウイルコホールディングスグループは、情報・印刷事業、知育事業、通信販売事業の3つの主要セグメントで事業を展開しています。情報・印刷事業では、宣伝印刷物(チラシやカタログなど)、ダイレクトメール、セールスプロモーション用品、業務印刷物、特殊ラベル・シールの製造・販売、デジタルコンテンツの企画・制作、マルチメディア関連サービスを提供しています。知育事業では、図書の出版・販売や教材の製作・販売を行っており、通信販売事業では、美容食品や健康補助食品の通信販売を手掛けています。

ウイルコホールディングスは持株会社として位置づけられ、グループ内の各社はそれぞれのセグメントにおいて特化した事業を展開しています。例えば、ウイル・コーポレーションは情報・印刷事業において商業印刷物や特殊ラベル・シールの製造・販売を、鈴木出版は知育事業において図書の出版・販売や教材の製作・販売を、笹岡薬品通販は通信販売事業において美容食品や健康補助食品の通信販売をそれぞれ担っています。

また、グループ内には不動産賃貸事業を行う㈲わかさ屋も存在し、多角的な事業展開を行っています。ウイルコホールディングスグループは、これらの事業を通じて、幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

ウイルコホールディングスは、情報・印刷事業、知育事業、通信販売事業を核とする多角的なビジネスモデルを展開しています。同社は、社会に貢献することを経営理念とし、「100年後も評価される企業」を目指しています。そのために、営業と技術の総合力を活かし、顧客の信頼と要求を満たす製品・サービスの開発に注力しています。

中期経営計画では、経常利益額と売上高を主要な経営指標と位置づけ、事業ごとの収益性と財務の安定性を重視しています。特に、第45期決算では当期純損失を記録し、新規顧客の獲得が喫緊の課題となっています。これに対応するため、ECサイトの強化、新商品の開発、デジタル印刷の価格戦略の見直し、オフセット印刷とデジタル印刷の組み合わせによる新たな試みなど、複数の戦略を推進しています。

知育事業では、同業他社との差別化を図り、幼保園との紐帯強化や新商品開発のスピードアップを目指しています。通信販売事業では、新商品の開発とアウトバウンドによるフォローを進め、単月黒字の実現を目標にしています。

ウイルコホールディングスは、これらの成長戦略を通じて、グループ各社の企業価値の総和の増大と事業の持続的発展を追求しています。同社の多角的な事業展開と、それを支える戦略的な取り組みは、長期的な成長と社会への貢献を目指す同社の姿勢を反映しています。