クロスフォーJP:7810

時価総額
¥38.7億
PER
ジュエリー事業に特化し、「Dancing Stone」、「EXL-LOCK」、「テニスチェーン」などの独自技術や製品を国内外で製造販売。

沿革

年 月

変  遷  の  内  容

1987年8月

日本国内の宝飾品工場に対する輸入宝石の販売を目的として、山梨県甲府市朝気で株式会社シバド(現当社)を設立

1989年5月

ジュエリーの製造を目的として、山梨県甲府市で子会社株式会社メーカーひまわりを設立

1993年7月

株式会社メーカーひまわりをゴールドサプライジャパン株式会社に商号変更し、併せて事業目的を変更(注)1

1999年8月

ゴールドサプライジャパン株式会社をクロスフォーダイヤモンド株式会社に商号変更し、併せて事業目的を変更(注)2

2001年1月

オリジナルブランド「Cross for NewYork」の発売を開始

2001年4月

「クロスフォーカット」日本特許取得

2002年5月

クロスフォーダイヤモンド株式会社を株式会社クロスフォー(旧株式会社クロスフォー)に商号変更

2002年11月

株式会社シバドを存続会社として旧株式会社クロスフォーを吸収合併し、株式会社クロスフォーに商号変更

2007年7月

世界市場の開拓を目的として、中国・香港にCrossfor H.K.Ltd.(連結子会社)を設立

2011年5月

「Dancing Stone」を用いた商品の発売を開始

2013年8月

東京都台東区上野に東京支店を開設

2013年12月
 

「Dancing Stone」の日本特許取得(以後、2015年10月に米国、2016年8月に中国、以後、順次複数国で取得若しくは出願中)

2014年1月
 

ジュエリーの製造拠点及び海外での製品販売を目的としてタイにCrossfor(Thailand)Co.,Ltd.を設立

2016年7月

事業再編のためCrossfor(Thailand)Co.,Ltd.の全株式を売却

2016年11月

中国市場の開拓を目的として子会社Crossfor H.K.Ltd.が長堀珠宝商貿(深圳)有限公司の全持分を取得、商号変更し、歌思福珠宝(深圳)有限公司(連結子会社)として事業開始

2017年3月

山梨県甲府市国母に本社を移転

2017年7月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2018年2月

東京都台東区台東に東京支店を移転

2019年2月

合成ダイヤモンドの販売を目的として子会社株式会社D.Tech(連結子会社)を設立

2019年3月

一般社団法人日本経済団体連合会に加入

2019年10月

日本精密株式会社と業務提携契約を締結

2019年11月

甲府商工会議所第1号議員に当選

2020年6月

知財功労賞 特許庁長官表彰の受賞

2023年10月

監査等委員会設置会社へ移行

事業内容

クロスフォー株式会社とその連結子会社3社(Crossfor H.K.Ltd.、歌思福珠宝(深圳)有限公司、株式会社D.Tech)は、ジュエリー事業を中心に展開しています。同社は、特許技術「Dancing Stone」、簡単に着脱可能な「EXL-LOCK」、大量生産を可能にした「テニスチェーン」を主力製品としています。これらの技術を活用し、国内向けにジュエリー・アクセサリーの製造販売、海外向けにはパーツの製造販売を行っており、また、海外の大手ジュエリーメーカー製の中空チェーンを国内で独占販売しています。

「Dancing Stone」は、従来のダイヤモンドに穴を開ける技術と異なり、穴を開けずにダイヤモンドを揺らすことができる技術です。この技術により、着用者のわずかな動きでも宝石を揺らし、光を反射・拡散させて輝かせることが可能です。一方、「EXL-LOCK」は、片手で簡単に着脱できるダブルロック式金具で、ジュエリーの着用を容易にし、紛失のリスクを低減します。

クロスフォー株式会社は、国内向け製品の製造販売や商品の販売を担当し、Crossfor H.K.Ltd.は海外向けパーツの顧客開拓、歌思福珠宝(深圳)有限公司は中国向けパーツの顧客開拓・販売と市場調査、株式会社D.Techは合成ダイヤモンドの販売を行っています。これらの活動を通じて、同社グループは国内外のジュエリーマーケットにおいて、独自の技術と製品力で事業を展開しています。

経営方針

クロスフォー株式会社は、ジュエリー事業を核として、独自の技術「Dancing Stone」や「EXL-LOCK」を活用し、国内外で製品の製造販売を行っています。同社は、従業員の幸福と安定を追求し、世界中の人々に喜びを提供することを経営理念としています。この理念のもと、夢あふれる商品の創造、全ての関係者の満足、感謝の心、誠実な情報公開、社会貢献を経営方針として掲げています。

中期経営計画「Challenge for innovation」では、2025年7月期までの3年間を対象とし、その期間を1年延長することを決定しました。この計画の下、同社は4つの重点課題に取り組んでいます。これには、海外事業への経営リソースの重点的投入、全部門での生産効率の重視、サスティナビリティへの取り組み加速、社員エンゲージメントの向上が含まれます。これらの取り組みを通じて、ステークホルダーに信頼される経営を実現し、持続可能な成長を目指しています。

また、技術開発や新規事業の創出、経営基盤の強化など、事業上及び財務上の課題にも積極的に対処しています。特に、技術開発では「Dancing Stone」に次ぐ特許技術の開発に注力し、新規事業創出では外部リソースの活用を含めた事業提携の可能性を追求しています。経営基盤の強化においては、財務基盤の強化や計画的な設備投資を継続し、変化する経営環境に迅速に対応する体制を整えています。

クロスフォー株式会社は、これらの成長戦略と経営方針を推進することで、国内外のジュエリーマーケットにおいて独自の地位を確立し、持続的な成長を目指しています。