シー・エス・ランバーJP:7808

時価総額
¥57.1億
PER
4.9倍
プレカット事業、建築請負事業、不動産賃貸事業、戸建住宅の開発と分譲販売を手がける。

沿革

1983-04株式会社千葉中井材木店(現 株式会社シー・エス・ランバー)を設立(千葉県千葉市稲毛区長沼原町)、材木販売業を営む
1990-10建築現場における足場掛け払い請負業として、千葉市稲毛区長沼原町に株式会社エイ・エス・ビー(現 株式会社シー・エス・物流)を設立
1991-01プレカット事業を開始(福島県の他社に製造委託)
1992-05大口先専門の材木販売業として株式会社ウッドマルチコーポレーション(現 株式会社なのはなハウジング)を千葉県東金市に設立
1995-06社名を株式会社千葉中井材木店から株式会社シー・エス・ランバーに変更。建設業許可を取得し、建設部門を発足。木造住宅の受注建築事業を開始
1997-07自社でプレカット加工を開始
2000-03本社所在地を千葉市稲毛区から千葉県東金市に移転
2001-04株式会社エイ・エス・ビーが株式会社シー・エス・物流(現 連結子会社)に商号変更、貨物自動車運送業へ転換(千葉県東金市)
2002-06千葉市美浜区中瀬に、幕張事業所を開設
2002-08本社、幕張事業所共にISO9001を認証取得
2003-03幕張事業所を千葉市花見川区幕張本郷に移転
2005-01埼玉県北足立郡伊奈町に埼玉営業所を開設
2005-05当社の建築事業部を分割し、子会社の株式会社シー・エス・リモデリング(現 株式会社なのはなハウジング、現 連結子会社)に建設部門を統合。本格的な木造戸建住宅建設会社となる(千葉市稲毛区長沼原町)
2005-10当社の不動産賃貸部門を分社化し、子会社の株式会社CLCコーポレーションを設立(千葉市花見川区幕張本郷)
2006-02山武工場を新設。プレカット加工(在来軸組工法)工場の一部を移転
2006-08パネル製造シージングマシンを導入。東金工場にてツーバイフォー工法のパネル製造を開始
2007-09株式会社コバリン京葉工場のツーバイフォー部門を、事業譲渡により譲り受ける
2008-10プレカットCADソフトウェア開発業として、千葉市花見川区幕張本郷に株式会社ベターリンク(現 株式会社シー・エス・ホーム)を設立
2011-03株式会社なのはなハウジングがISO9001認証を取得
2012-02株式会社プロスト(旧 株式会社ベターリンク、現 株式会社シー・エス・ホーム、現 連結子会社)が不動産販売業、建築請負業を開始
2012-07東京都八王子市宇津木町に八王子営業所を開設
2013-10CSL CAD VIETNAM COMPANY LIMITED(現 連結子会社)をベトナムに設立。CAD入力業務を開始
2014-03埼玉営業所を埼玉県さいたま市見沼区へ移転
2015-09本社を幕張事業所内へ移転
山武工場敷地内に第二工場を新設。在来軸組プレカット加工機械を刷新し、生産能力増強及び省エネ効率化を実現
2015-11八王子営業所を東京都八王子市大和田町へ移転
2017-11東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2018-06株式会社シー・エス・マテリアル(現 連結子会社)を千葉県東金市に設立し、久瀬木材株式会社から製材事業、プレカット事業を事業譲受
2018-11八王子営業所を閉鎖
2019-02第36期定時株主総会の決議により決算期を11月30日から5月31日に変更
2020-06連結子会社の株式会社CLCコーポレーションを吸収合併
2020-12株式会社シー・エス・リアルエステート(現 連結子会社)及び株式会社シー・エス・不動産リース(現 連結子会社)を千葉市花見川区に設立
2021-06株式会社シー・エス・ビルド(現 連結子会社)を千葉市稲毛区に設立
2021-12埼玉営業所を閉鎖
2022-04東京証券取引所の市場区分見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

事業内容

シー・エス・ランバーは、プレカット事業、建築請負事業、不動産賃貸事業、およびその他事業を主な事業セグメントとして展開しています。プレカット事業では、在来工法とツーバイフォー工法における木材のプレカット加工、パネルの製造、製品の販売、および建て方工事の請負を行っています。このセグメントでは、機械加工による品質の安定、工期の短縮、および人件費削減によるコストダウンがメリットとして挙げられます。

建築請負事業では、木造戸建住宅および木造一般建築物の建築請負を手掛けています。不動産賃貸事業では、事業用および居住用不動産の賃貸および管理を行っており、その他事業としては、戸建住宅の開発と分譲販売を行っています。

シー・エス・ランバーおよびその関連会社は、これらの事業を通じて、建築および不動産関連の多様なニーズに対応しています。例えば、シー・エス・物流は製品配送を、シー・エス・マテリアルは製材およびプレカット加工を、CSL CAD VIETNAM COMPANY LIMITEDはツーバイフォー工法のCAD入力を、シー・エス・ビルドは建て方工事の請負を担当しています。また、シー・エス・不動産リースは不動産賃貸事業における賃貸および管理を、シー・エス・リアルエステートは戸建住宅の開発と分譲販売をそれぞれ担っています。これらの事業活動を通じて、シー・エス・ランバーは建築および不動産市場における総合的なサービスを提供しています。

経営方針

シー・エス・ランバーは、木材を通じた顧客満足を追求する経営理念のもと、プレカット事業を基盤にしながらも、その枠にとらわれずに多様な収益源を創出し、事業の拡大と成長を目指しています。同社は「シー・エス・ランバーVISION 2032」を掲げ、「中期経営計画2025」を実行中です。この計画では、セグメント別の施策を確実に推進し、日本経済の回復期待やウクライナ情勢、為替の影響など外部環境の変化に対応しています。

プレカット事業では、木材価格の下落と競合他社との価格競争に対応するため、棟数拡大と建材の提案による売上の維持・拡大を図ります。建築請負事業では、提案力の強化と新規取引獲得により、非住宅案件への関与を拡大しています。不動産賃貸事業では、保育所需要の変化に対応し、レジデンス系収益物件への投資を進めています。

さらに、将来の経営幹部育成や女性社員の活躍促進、リスク管理態勢の強化など、組織全体の強化にも取り組んでいます。目標としては、増収と安定的な利益確保を進め、経常利益率12.0%、自己資本利益率10.0%以上の利益率を維持し、財務体質の改善を図ることを掲げています。

シー・エス・ランバーは、これらの戦略を通じて、競争が激化する住宅関連業界において、持続可能な成長を目指しています。